提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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296話 鏡の…? ①

「…………」

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

「…………ふざけんな」

 

 

「ふざけてないヨ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当だって!ピュリっちはふざけてないよ!?」

 

 

 

「何で鏡開きでお前…セイレーンが来るんじゃい!」

「まさか…鏡だから鏡繋がり…とでも言うんか!?おん?」

 

 

「……」

 

「図星かいいいい!!」

 

 

鏡開き…即ち、鏡餅を開いて食べる…的な、

 

 

 

 

いやね?

安直だと思うよ?鏡開きで鏡面海域関係の奴がやってくるって…さ?

 

 

んでさ?

ちゃっかり居るじゃん?こいつ

 

 

「だからさー!私は味方なんだって!」

 

「……」

 

「テスっちと心中してもいいよ!?」

 

「その発言が既にやばい…」

 

 

 

ピュリっちことピュリファイアー

アズレンの世界のセイレーンの一員。

テスターに次いで戦う頻度が高い。

 

んで…味方と言ってるコイツも紛れもなくセイレーンのピュリファイアー。

 

 

 

…実際にゲーム中でも味方だった事はある。

 

此奴らは、仮ボディに魂と精神データをぶち込んでるだけなので…

どこの世界線とのコラボだったか…

精神データにバグが生じてこうなった…。

 

 

 

「でも最後は敵になるけどね」

 

「なんないよ!?」

「私…切り離されたっぽいしね?」

 

 

「それにさー…テスっちみたいなエッグい事したくないよー」

 

 

 

「TBちゃん…どう思う?」

 

「……確かに敵対の意思は見られませんが…」

 

 

「……まあいいか」

 

「「「良いの!?」」」

 

「敵対の意志がないなら……な」

 

「いや、本当だって…」

 

「で?何の用さ?」

 

 

「いや…本当に鏡開きって聞いたから…お餅食べたかったの☆」

 

 

 

 

「まあ、ゆっくりして行きなよ」

 

「…本当に優しいんだねぇ…指揮官サマは…」

「疑わないんだね?それ以上」

 

 

 

 

「バグとは言え…味方だった頃を知ってるからね」

「それに…」

と、目の前の指揮官サマは後ろを指差して言う。

 

 

「…怪しければ…いや、クロなら…ああなる」

 

 

 

 

 

言われた方に目線を移すと…

駆逐艦…?並に小さくなった女の子が磔にされて居た。

 

「青葉さん!だめなのです!」ポコポコ

「レディとしてさいてーよ!」ポコポコ

 

青葉とか言う娘かな?

柔らかい棒で叩かれてる…ね。

 

 

 

「随分と微笑ましくないかな?」

クスクスと笑う私。

 

 

と、言うと無言でガン◯ムハンマーを取り出す指揮官サマ…。

それを受け取ってブンブン振り回す桜ビスマルク。

「一撃必殺」

 

 

 

 

「やだぁ…笑えなーい…重桜組にとっては私は神なのに…てか!ビスマルクも世話になった側でしょ!?」

 

 

「私の(旦那)は指揮官ただ1人だ」

 

「あー…ピュリっち…深くは聞かなーい」

 

色々と察したのだろうか…?

珍しくテンションダウンするピュリっち。

 

 

まあいいや…と

食堂に置かれた大きな鏡餅を……どう割ろうか?

天龍…?え?餅は刀で切りたく無い?

 

桜ウォースパイト!お前の剣…え?実家に忘れて来た?

あー切りたく無いのね?

 

 

 

しゃーねーな…

 

「武蔵いいい!」

と、武蔵を呼ぶ。

 

ぶっちゃけ毎年、同じような展開で武蔵が鏡開き後の鏡餅を割っている。

 

 

 

拳で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…いや…やっぱり大きくない?今年」

 

「面子が増えたからねえ…倍くらいにはなるよねえ」

 

武蔵でも少し尻込みするらしい。

そんな時…

「武蔵ちゃんのー!…ハイッ!」

「いいとこぉー!みてみたぁぁあい!!…ハイッ!!」

 

ハイッ!と手拍子しながらニコニコと声援を送るピュリっち。

 

 

「…ぉ、おう?!」

武蔵もそんなテンションで声援を送られるとは思っておらず、戸惑っているようなのが面白い。

 

 

「…この世界の姉上……ご無理は…」

と、桜信濃が止めに入る。その後ろでは、フンス!と腕組みをして代わってと言われるのを待つ桜三笠(番長)が袖捲りをして待っている。

 

 

「………」

恐らく色々と考えているであろう武蔵。

本当に色々と考えているであろう武蔵。

だが……

 

 

「むッさッしッさんの良いとこしかないけど…いいとこみたぁぁあい!!」

と、一際大声で言う清霜の姿を見た瞬間に彼女は覚悟を決めた。

 

 

「ぬおおおおおおおおお!!この手が光って唸るうううう!!この餅を砕けと轟き叫ぶううう!!」

 

「いや、割ってね?」

 

「くらえ!新年の無茶振りへの戸惑いのおおおお!!」

 

「お前もキャラ変わったよねえ…」

 

 

 

 

「シャイニn「武蔵ぱぁぁぁあんちいいいい!!!!」

と、技名を清霜に被せられながら武蔵は鏡餅を割った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






シャレと勢いと…



…さーせん…
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