提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
「…………」
「………」
「…………ふざけんな」
「ふざけてないヨ!」
「本当だって!ピュリっちはふざけてないよ!?」
「何で鏡開きでお前…セイレーンが来るんじゃい!」
「まさか…鏡だから鏡繋がり…とでも言うんか!?おん?」
「……」
「図星かいいいい!!」
鏡開き…即ち、鏡餅を開いて食べる…的な、
いやね?
安直だと思うよ?鏡開きで鏡面海域関係の奴がやってくるって…さ?
んでさ?
ちゃっかり居るじゃん?こいつ
「だからさー!私は味方なんだって!」
「……」
「テスっちと心中してもいいよ!?」
「その発言が既にやばい…」
ピュリっちことピュリファイアー
アズレンの世界のセイレーンの一員。
テスターに次いで戦う頻度が高い。
んで…味方と言ってるコイツも紛れもなくセイレーンのピュリファイアー。
…実際にゲーム中でも味方だった事はある。
此奴らは、仮ボディに魂と精神データをぶち込んでるだけなので…
どこの世界線とのコラボだったか…
精神データにバグが生じてこうなった…。
「でも最後は敵になるけどね」
「なんないよ!?」
「私…切り離されたっぽいしね?」
「それにさー…テスっちみたいなエッグい事したくないよー」
「TBちゃん…どう思う?」
「……確かに敵対の意思は見られませんが…」
「……まあいいか」
「「「良いの!?」」」
「敵対の意志がないなら……な」
「いや、本当だって…」
「で?何の用さ?」
「いや…本当に鏡開きって聞いたから…お餅食べたかったの☆」
「まあ、ゆっくりして行きなよ」
「…本当に優しいんだねぇ…指揮官サマは…」
「疑わないんだね?それ以上」
「バグとは言え…味方だった頃を知ってるからね」
「それに…」
と、目の前の指揮官サマは後ろを指差して言う。
「…怪しければ…いや、クロなら…ああなる」
言われた方に目線を移すと…
駆逐艦…?並に小さくなった女の子が磔にされて居た。
「青葉さん!だめなのです!」ポコポコ
「レディとしてさいてーよ!」ポコポコ
青葉とか言う娘かな?
柔らかい棒で叩かれてる…ね。
「随分と微笑ましくないかな?」
クスクスと笑う私。
と、言うと無言でガン◯ムハンマーを取り出す指揮官サマ…。
それを受け取ってブンブン振り回す桜ビスマルク。
「一撃必殺」
「
「やだぁ…笑えなーい…重桜組にとっては私は神なのに…てか!ビスマルクも世話になった側でしょ!?」
「私の
「あー…ピュリっち…深くは聞かなーい」
色々と察したのだろうか…?
珍しくテンションダウンするピュリっち。
まあいいや…と
食堂に置かれた大きな鏡餅を……どう割ろうか?
天龍…?え?餅は刀で切りたく無い?
桜ウォースパイト!お前の剣…え?実家に忘れて来た?
あー切りたく無いのね?
しゃーねーな…
「武蔵いいい!」
と、武蔵を呼ぶ。
ぶっちゃけ毎年、同じような展開で武蔵が鏡開き後の鏡餅を割っている。
拳で。
「…いや…やっぱり大きくない?今年」
「面子が増えたからねえ…倍くらいにはなるよねえ」
武蔵でも少し尻込みするらしい。
そんな時…
「武蔵ちゃんのー!…ハイッ!」
「いいとこぉー!みてみたぁぁあい!!…ハイッ!!」
ハイッ!と手拍子しながらニコニコと声援を送るピュリっち。
「…ぉ、おう?!」
武蔵もそんなテンションで声援を送られるとは思っておらず、戸惑っているようなのが面白い。
「…この世界の姉上……ご無理は…」
と、桜信濃が止めに入る。その後ろでは、フンス!と腕組みをして代わってと言われるのを待つ
「………」
恐らく色々と考えているであろう武蔵。
本当に色々と考えているであろう武蔵。
だが……
「むッさッしッさんの良いとこしかないけど…いいとこみたぁぁあい!!」
と、一際大声で言う清霜の姿を見た瞬間に彼女は覚悟を決めた。
「ぬおおおおおおおおお!!この手が光って唸るうううう!!この餅を砕けと轟き叫ぶううう!!」
「いや、割ってね?」
「くらえ!新年の無茶振りへの戸惑いのおおおお!!」
「お前もキャラ変わったよねえ…」
「シャイニn「武蔵ぱぁぁぁあんちいいいい!!!!」
と、技名を清霜に被せられながら武蔵は鏡餅を割った。
シャレと勢いと…
…さーせん…