提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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かなり…かなーーり原作とは違うオリジナルな設定を加えたシナリオです。
ご注意下さい。




果てしなく続く空の向こうは…海だった。










307話 あの空の向こう側 ① プロローグ

もっと早く君が居たならば…

僕はこうなっていなかったのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺してやる…

 

 

お前をッ!!

殺してやるッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……閣下殿」

 

「やめてくんない?!そういうの!」

「幸さんの方が先輩なんですからね!?」

 

「やめてくださいよぉ〜部下にさん付けは〜」

 

 

目の前にいるのは 仙崎 幸(せんざき こう)

この世界に深海棲艦が生まれて…海が奪われて、暫くしてから軍に入隊。

 

戦果自体は可もなく不可もない…くらいのものであるが、不思議と人を寄せ付けるタイプ。

艦娘との関係も良好である。

大ちゃんの跡を継いで遠くの鎮守府からブインに転属してきた…らしい。

今は暇をしてるらしく、こっちに遊びにきた…らしく、麗ちゃんと3人でお茶をしていた。

 

 

彼は翔鶴と霧島を連れていた。

こちらは金剛と鳳翔、麗は武蔵だ。

ベルファスト達には早めのお昼を取ってもらっている。

 

 

「やっぱりここの紅茶が1番美味しいですよ」

 

「デショー!?私のオススメデース♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?やっぱり暇なの?」

 

 

 

「実はねえ…少し相談というか…お願いと言うか…があってね?」

ニヘラと幸が言う。

 

 

「ふんふん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕はずっとね…楽園を作りたかったんだ」

「誰も疎まれなくて…誰も苦しまない世界が…」

「まもちゃんは…この空の向こうは宇宙…?て言ったよね」

 

 

「見てみたいなあ…」

「でも…違うから…そんなものなくて…またきっと絶望しかないから…」

 

 

 

ブツブツと何かを語る幸。

その不穏な雰囲気に押されそうになった。

 

 

 

 

 

「アノ…?」

金剛が不思議そうに問いかける。

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり…この世界…壊すね?」

「僕は…ソラに行くんだ」

 

 

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

轟音と共に彼等の後ろ…執務室は半分吹き飛んだ。

 

 

 

 

今までは艦娘…翔鶴と霧島であった者は深海棲艦へと姿を変えていた。

 

 

戦艦棲姫…?

彼女等ら麗達を背後から捕らえる。

 

「れ、れ「暴れるなよ?」

冷たい声だった。

武器は麗、金剛、鳳翔に突きつけられていた。

 

 

 

 

 

 

「敵襲…じゃないんだよな?」

 

 

 

 

「君も正義だ…」

「でも僕達だって正義で…僕達には君は悪なんだ」

 

「何を言って…全く意味が」

「馬鹿な真似はやめろ!!」

 

 

 

 

 

 

「この子達は預かるよ」

 

 

「救君ッ!!」

 

 

何だ!?と艦娘達が入って来て状況を飲み込めずにいた。

 

 

 

 

 

 

「動かないでね?」

「皆の大切な人達が…死んじゃうよ」

 

 

「ねえ?まもちゃん。君もこっち側の人のはずなんだ…だからおいでよ」

 

 

「意味がわからん!何を…」

 

 

 

「まあいいや…時間をあげるから考えてみて……待ってる」

 

 

 

 

「麗ッ!金剛!鳳翔ッ!!」

 

「救君!」

「ダーリン!」

「あなたッ」

 

 

 

 

 

 

彼等はそう言って姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督よ!私達は麗を追う!お前達は手当を!…リシュリュー!早く追いかけろッ!!」

 

「どこかわからないわよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

混乱を極める鎮守府。

 

 

ただ一つ確かなのは

とある男の裏切りと…大切な人達が攫われた事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この空の向こうは何があるのかな?」

 

「え?宇宙だろ?」

 

 

「……宇宙?」

 

 

 

それがファーストコンタクトだった。

 

 

 

「…どうも…仙崎…幸です:」

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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