提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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317話 鎮守府のひな祭り

ここは居酒屋鳳翔。

最近、那智の方に顔を出しすぎて鳳翔が拗ねてしまったので来店。

 

涙目で拗ねられたら…ねえ……。

 

 

鳳翔に晩酌をしてもらいながら他愛もない会話をする。

 

 

 

 

 

「そういえば…もうすぐひな祭りですね。何か…お菓子でも用意しましょうか?」

 

ピクリ…と救が反応する。

「……その日は普通の日として過ごす!」

 

「あらあら…どうしてですか?」

 

「…バレンタインならまだしも…ひな祭りだろう?『我こそがお雛様ッ!!』って大戦争が勃発するに決まってるから」

 

「聞かなくてもわかる自分も居ます」

 

 

 

 

 

 

 

「でもきっと大丈夫だと思いますよ?」

 

 

「ほうー?自信あり気だな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だって私がお雛様ですから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶を噴き出す俺。

「鳳翔がお雛s………

最後まで言えなかった!ニコリと笑う鳳翔。

 

 

 

俺の上をスツーカが旋回してやがる!(かつてないプレッシャーを放ってやがる)

 

はい!お雛様です!(言葉には気をつけて下さいね?)

 

どこからこの武装を用意した?

いつ発艦した?

え?てか何?撃つの?

唯一のお内裏様跡形もなく消えちゃうよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ひな祭り!お雛様は誰だ!?!?](青葉新聞記事)

 

 

 

 

 

 

俺はそっと有給申請を出した。

 

ニコニコ笑顔の大淀に破られて、桜シリアスに燃やされた。

崩れ落ちる俺。そっと優しく慰める桜ベルファスト。

「…おいたわしや…ご主人様…」

 

「優しいな…ベルファスト…お前だけが……」

 

「はい、ベルファストはいつでもご主人様の味方であり、隣に居ります…なのでこちらに…ご署名を…」

 

「……おうおう…………って!?何これ」

 

「…ご覧の通り、誓約書でございますが?」

 

「……何の?」

 

「ご覧の通り、お雛様は桜ベルファストとする…ですが?」

 

 

 

…ん、とその誓約書を大淀に渡す。

ビリビリにそれを破く大淀。燃やす桜シリアス。

崩れ落ちる桜ベルファスト。

 

 

 

「…まったく!こんな理由で有給が取れる訳ありませんよ?提督?」

 

「有給って何だっけ?」

 

「…まあ…どうしてもと言うなら…仕方ないですが…はい、申請書です」

と、新しい有給申請書を渡してくれる大淀。

なんだかんだ言いながら優しいな…よどちゃんは…

 

 

 

 

 

有給申請書

 

時成 巌 元帥殿

 

 

2月8日 1日間

私用の為有給を申請します。

 

 

2月1日

西波島鎮守府 神崎 救 印

 

 

 

 

 

 

        お雛様及び正妻は大淀とする。

 

 

 

 

 

 

 

「大淀ッ…貴様ッ!!」

 

「提督?賢すぎては生き抜けませんよ?」

 

「書類は隅々まで見る方なのでね!」

 

その用紙を桜シリアスが破って桜ベルファストが燃やした。

崩れ落ちる大淀。

 

 

「おい、桜シリアスは動くな!!」

 

 

「はうっ……しょぼん…」

 

何か用意してたんかい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

「指揮官!!日本文化には興味あるわ?!是非!和服を着させてほしいわね!」

ニコニコと蒼エリザベスがアピールする。

 

「私も興味ありマース!てか!正妻は私でショー?」

 

「あら?金剛?譲ったつもりはないわ?」

 

ぎゃあぎゃあとやり取りする面々…。

 

 

 

 

 

 

 

「…うっ……ダーリン…」

バタリと倒れ込みかける金剛を受け止める。

 

「どうした!?」

 

うるうるとした瞳で俺に語り掛ける金剛。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……できちゃったみたい……♡」

 

支える手を離す俺。落ちる金剛。

「ギャン!…っひどい!ダーリン…」

 

 

 

 

 

「……うっ…」

 

「やめるんだ!吹雪ッ!!」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

「和服なら私が似合うと思うの」

 

「…大和はなあ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赤いウェディングドレスでもいいよ?」

 

「時雨?返り血かな?」

 

 

 

「ひな壇が赤いのはね…?倒れて行ったライバル達の返り血なんですよ?」

 

「間宮?そんなバイオレンスなひな祭りはノーサンキュー」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待った!お雛様と言えば…そう!子供!私達がお似合いだと思うわ!」

 

「暁……大人のレディとは?」

 

「ぐっ……そ、そんなものは…要らないわ!」

 

「血の涙流す程?」

 

「だって私だけ指輪まだだもん…1番お姉ちゃんなのに……」

 

「ちゃんと渡すからあ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お内裏さま…お雛様…」

 

 

 

「そんな年齢じゃないだろう?」

 

「……」

 

 

やめたまえ…駆逐艦や潜水艦達よ…

アレだ…お前らは生まれ歳的にはね…あかんのよ……おい、やめろ!連合を噛むんじゃあない!!魚雷を向けるんじゃないッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、でも…お雛様のポジは譲りマース」

 

 

「お?珍しい判断じゃないか」

 

「そんな事しなくても…私が正妻と言うことには変わりありまセーン!何より…えへ…えへへ」

と、お腹をさする金剛。

 

「いや、子供はないから」

 

 

「くっ…!しばき倒したいけど…ッ!お腹の中の子に罪はない」

 

「ないから」

 

「卑怯だぞ!コンゴー!!」

 

「だから違うって」

 

 

 

 

 

「うっ…つわりが…」

 

「吹雪は乗るんじゃねえええ!!!」

 

 

 

 

 

「もう…お雛様とかいいから…私を貰ってください」

 

「加賀!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「面倒いな…やっぱり最後はコレ()しかねえよ!」

武蔵がグーを作って言う……脳筋め。

 

 

 

 

「ふふ…私達に勝てる人はいるかしら?」

 

間宮と伊良湖と鳳翔が立っている。

 

 

 

……ご飯を人質にします♡のプラカードを掲げて。

 

 

 

 

 

「「「「すんませんしたぁ!!!」」」」

 

 

全員綺麗な土下座だった。

 

 

「うっわー…大人気ねええ」

 

 

「勝てば良かろうなのですよ?」

 

「過程や方法なんてどーでもいいんですよ」

 

「結果だけが全て!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なら3人のうち誰になる?」

 

 

「………」×3

項垂れる3人。

まともにやったら鳳翔が強いだろうけど…。

間宮も…中々剛の者なんだよなあ…

恐らく、武蔵や桜赤城達や桜三笠を土下座させられるのは……

 

 

 

 

 

 

明日が怖えよ…

 

 

 

 

 

 





おバカな話でもいかがですか?


少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです!

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