提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
「ごめんね?夜遅くに」
「んにゃ?全然大丈夫」
「麗ちゃんも傷が残らなそうで安心だよ」
「そうだね…うん、ありがとう」
「まあ…傷が残っても変わらず愛してるけどね」
「何もかもひっくるめて好きだからさ」
「……ありがとう…そんなこと言われたら…もう…嬉しすぎるよ…」
「はい、チョコレート。……わかってると思うけど…大本命だからね?」
顔を赤くしてモジモジとする彼女。
クリスマスとかも一緒に過ごしてるのに…なんか新鮮だな。
「あんなに喧嘩したのは初めてだよ」
「そうだろうねえ…本当に驚いた」
「でも…救君が真壁さんに立ち向かったり長門さんと殴り合いした気持ちが少し分かった気がするよ」
「体が勝手に動く…んだね」
「でも後悔してないよ!分かりあうことも出来たし…。自己満足とか偽善って言われるかもだけどね」
「それにね?やっぱり……何があってもあなたを失いたくなかった」
「麗ちゃん…」
「恋敵も多いし…金剛さんとか…鳳翔さんとか……加賀さんとか…言い出したらキリが無いよね。別の世界からも来るしさ?提督側だって…桜さんとか…幸ちゃんまだ増えて………」
「本当…罪な男だよ!救君は!!」
「そりゃあ…私だけを選んでくれたら…って思うよ?でも……こんなにもあなたの周りに居る皆と一緒に居るのが幸せなんだって思ったらね?こういうのもアリかなあ…って思うようになったよ」
「まあ…負けるつもりは無いけどね」
「だから1番記憶に残るであろう最後に持ってきた訳ですよ♪」
「ありがとうね。…早速食べていい?」
「あ、うん…は、恥ずかしいなぁ…」
チョコを開封すると…やはり、ハート型の小さなチョコが綺麗に詰められていた。
一つ一つに一文字ずつ、大 好 き だ よ ♡と描かれている。
蓋の裏側には…
いつも…たくさん力を貰ってます!
愛情たっぷりのチョコを食べて元気に過ごしてね!
デートのお誘い…ずーっと待ってます♡
チラリと顔を上げて彼女の方を見ると…両手で顔を覆っていた。
ぷしゅーーって音が顔から聞こえてきそうな程に赤い。
「ありがとうね…………ん!おいしい!」
ミルクチョコではあるが、軽くお酒の風味が効いて…
物凄く好みな味わいである。
もしゃもしゃ食べながら彼女にお礼のモノを渡す。
「え?!救君の手作り!?わぁあ…嬉しいなあ♡」
「知ってたでしょう?」
「あ、バレた?幸ちゃんから見せびらかされたよ……少し妬けちゃ…………あ…」
彼女の見た記憶には無いものがあった。
それは…きっと他の人には無いチョコ。
彼を見ると照れたように目線を逸らす。
指輪型の…チョコ。
「…特別製です…」
「麗ちゃんには本当にいつも支えになってもらって…本当に助けてもらってる。本気で感謝してるし……うん。だからそれを伝えたくて…愛してるって描く以上の事をしたくて…君だけにってのを贈りたくて」
「…えへへ……グスッ…嬉しいなあ…食べるのがもったいなあ」
「特別な恋人チョコ……えへへ…おいしいなあ…」
「ねえ?遅いから泊まってく?……というか…良かったら、うん、そうしてほしい」
「…良いの?」
「うん」
「ん、なら荷物置いてから…「この部屋に……」
「え?」
「うん…猛武蔵達に怒られないなら」
「ふふ…帰ったら逆に怒られるよう。攻める時は一気に攻めろ!って言われてるからね」
「お言葉に甘えて……不束者ですが…よろしくお願いします」
「よ、よろしくね?麗ちゃん」
「む、むむむ猛武蔵…!と、泊まることになったよ!救君の部屋に!」
「ほう…奴も遂に待った甲斐があったな………ククク…麗よ…奴のそば1m以内から決して離れるな…!掴め!栄光ッ!!なぁに…邪魔者はこの私が灰にしてやろう…ッ」
「さあ…麗!!大人の階段登ってこおおい!あ!コレを渡しておこう…」
麗にあるモノを渡して親指を立てる猛武蔵。
「何コレ?針…?」
「既成事実作成セッt「それ以上はいけないよ!!」
「そーでーす!ダーリンにその手は通用しませーん!」
「こ、金剛さん…」
「ファーストタイムはこの金剛でしたが…!!麗…私は麗も応援します」
「あ、ありがとう…。でも…私も負けないからね!」
「ふふん!ライバルは元気なほどやる気がでるよ!」
「行ったな…頑張れ麗…」
「まさか…お前が応援するとはな…金剛」
「そういう幸せもありまーす」
「口調が安定しないな…お前は…」
「キャラ模索中デース…」
「あの…ふ、不束者ですが…よろしくお願いします」
「こちらこそ…!」
健全仕様です。