提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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キャラ崩壊…の予定


334話 鎮守府の馬鹿騒ぎ そのいち 山城と時雨

比較的静かな西波島鎮守府。

事件はそこで起こった。

 

 

 

 

「扶桑!?山城おおお!?!」

 

時雨の雄叫びにも似た叫び声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には…扶桑と山城が倒れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて…扶桑と山城が殺害された」

 

『生きてますけど?』

 

「…この部屋は…密室だった」

 

『いや、開いてますよ?鍵かけてませんでしたよ?てか生きてますよ?』

 

 

 

「凶器はこの壺かな」

「油断した2人を後ろから…ガン…って…」

 

『いや、躓いて転んで頭打って…その壺は転んだ時に机から落ちてきただけなのだけれど…』

 

 

「許せないデース!必ずホシを挙げてぶっ殺しマース!

 

『私って嫌われてるのかな』

 

 

 

「扶桑ォォォ!!山城おおおお!!」

 

「…提督…泣いてくれるの?嬉しいけど…私生きてるわよ?」

 

 

 

 

 

『ねえ?今目合ったよね?ねえ!?』

 

 

 

必死に叫ぶも…なぜか無視をされる。

不幸だわ…いやほんと…

 

 

 

 

『…無視なんて酷いわよ…ただ目の前に私と扶桑姉様が倒れてるだけじゃない…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう

目の前は扶桑と()()が倒れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

倒れている私にに触れてみる。

 

 

 

 

 

 

スカッ

  スカッ

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ…」

と一息つく。

 

 

 

 

「本ッ当に死んでるじゃない!?」

じゃない

  じゃない

    じゃない…

 

 

 

 

 

 

え?あ?マジで?

うそ!?

 

 

てかそうなら扶桑姉様は……?

おいたわしや…アナタも亡くなられ………ん?

 

小刻みに震えてる?

顔赤い?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ…コイツ生きてるわ…

姉は生きてるわ…てか、これアレだ、お姉様は恥ずかしくて起きられないヤツだ…

 

 

 

て事は?!死んでんの私だけじゃん!?

ちょwwww洒落にならんwww何この漫画みたいな展開wwwテラ不幸wwww

 

じゃなくて!!

 

 

どうしようかしら……

 

 

「とりあえず…状況整理をしよう」

 

悩む山城に時雨が近付いて来る。

ーって!?時雨!?こっちにこないで!

 

 

ぶつかる–––––––––!!って透けるからいいか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「おい!時雨?どうした?時雨?」

 

「あん?誰が時雨よ?てか…え?触れられてる?」

 

「ちょ…時雨?どうしたの?頭でも打ったの?」

 

なによ…みんなして私に向かって時雨だなんて…バカじゃないの?

 

「私は…山し…………ん?」

ふと、提督の向こうにある鏡に私が写った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時雨が。

 

 

 

 

 

 

 

 

左手を上げてみた。

鏡に映る時雨は右手を上げた。

 

 

 

ニコッとアホみたいな笑顔で笑ってみた。

……時雨もわらったよおおお

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…時雨?一体………」

 

 

「…し、しぐれでぇす……考え事してましたぁ…」

私は時雨になり切ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝たままの扶桑姉様を放置して、倒れている私を放置してとりあえず部屋に戻る…。

かと言って時雨の部屋に戻ってバレたら面倒になりそうなので私の部屋に…ね。

扶桑姉様は…ごめんなさい。そのまま寝ててください…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ちょーーっと!?山城ォ!?何してんの!?その体は僕の体だよ!?てか何で!?どうなってんの!?って自分に聞くのも気味悪いけど!』

 

 

「………」

 

『オイ、自称不幸!無視すんな!』

 

「………」

 

『提督に日記のことバラすから…』

 

「ごめんなさいッ……あ…」

 

『…ほら…やっぱり…』

『で?この状況は?なんで?』

 

 

 

山城は時雨に色々と説明できる範囲で説明した。

 

・転んで落ちてきた花瓶で気絶!

 

・幽体離脱

 

・時雨と入れ替わった!

 

・とりあえず時雨として過ごす ←イマココ

 

 

 

 

 

『…てか扶桑は…うん、引っ込みつかなくなったんだね…。てか、放置してきたの?良いの?妹としてそれは……』

 

「仕方ないじゃない…!ごちゃごちゃになるんだから!」

「てか!何でアンタが日記の内容知ってんのよ!」

 

 

『ふっふーん♪』

得意げな時雨である。

 

 

「まあいいわ……とりあえず…元に戻る方法を探さないと……ちょっと!何でアンタに触れられないの?元に戻れないじゃない!」

 

もう一度ぶつかればいいじゃん!となったが、そうは問屋が卸さなかった。なんせ、時雨に触れられないのだ。

 

『マジか!どうするのさ!?』

 

 

 

「しばらくは時雨として行動するしか……ないわね」

 

『まあ…そうだよね……うう、仕方ない……早く元に戻してね?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「視線が低いのが慣れないわね…」

 

『あん!?どう言う意味さ!?』

 

 

 

「あ、でもこの体ならドアを拡張しなくても…通れるもの!!」

 

 

『艤装をしまって歩いたら良いだけじゃんか!?』

 

「そんなら個性が無くなるじゃないッ!!てか…時雨も誰かに入ったらいいじゃない…そして…軽いわあ…体が軽いわぁ…つっかえるものもないし…」

 

 

『……山城…ォ?どう言う意味かなあ…?』

 

ビシィッ!

 パキィ!! ガタガタガタ

突然部屋のものが揺れ始めた。

 

なんと!時雨はポルターガイストに目覚めたのだ!!

 

「え!?何!?特殊能力!?」

 

 

『許さない…許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!』

 

「え何怖い」

 

 

 

 

 

 

「…って!!ああ!お気に入りのカップが!」

棚から落ちるカップをギリギリのところでキャッチ!

いつもより身長が低いから…届かないかと思ったのは内緒だ…

 

「ちょっと!ポルターガイストはやめてえええ」

「この棚は!この棚はだめ!本当ダメ!」

 

「私が悪かったから!ごめんなさい!ごめんなさい!!」

 

 

 

 

 

 

うわぁぁぁあ!!!

やめてええ!と何故か時雨が叫び回っていたらしい。

 

 

 

 

 

 




お気に入り740ありがとうございます!!

少しでもお楽しみ頂けるよう頑張ります!これからもどうぞよろしくお願いします(๑╹ω╹๑ )!


扶桑の出番?
……………次行ってみよー
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