提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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33話 この幸せが永遠であるように  提督 提督ト1日夫婦 ②

結局 

お昼は悩んで悩んでパスタランチになった。

救君はどうやらカルボナーラが好きらしい。

 

美味しそうだねと言うと一口どうぞとお皿をこっちに回してくれた。

 

違うんだよ…そうじゃないんだよお…。

私はあーーん…と口を開けた。

 

 

彼は。えっ!あっ!?

と少し慌てて、恥ずかしそうに私にカルボナーラを一口くれた。   とても美味しい幸せな味だった!

 

彼はあーーんはしてくれた。なら私もそれで返していいよね?

「はい!救君!あーーん」

 

「まじか…」

と言いながらも食べてくれた。えへへ…嬉しいな。

周りも微笑ましくカップルを見るようだった…

 

「でね?麗ちゃん?このジュースなんだけどね?」

「うん」

「何かのストローは?」

「カップル専用のストローだけど?」

 

 

この女…やりおる!ストローの飲み口は2つ…しかし伸びる先は1つ…つまりっ!アレだ!2人で顔を近づけて飲まなきゃならないアレ!そう!あれ!

 

「漫画でしか見たことなかったよ」

「ふふふ、こういうのもいいでしょ?夫婦なんだからっ!」

 

なんやかんや言いながらでもしっかりと合わせてくれる救君…。

幸せだなあ…。

 

 

 

いろんな意味で満腹になった。

午後からは大きなデパートに来た。

屋上に観覧車もあるような大きなデパートだ。

 

服屋さんを見ると流行であろう可愛らしい服が並んでいる。

 

…私の今着てる服は大丈夫かな?変に思われてないかなと不安に思いながら並ぶ服を見る…。

 

「すごいねこの服… まじか!こんな値段するんだ…」

「こういう服の方が好き?」

 

「うーんあまりよく分からないかな…でも今麗ちゃんが来てる服、似合ってて好きだなあ」

 

そう言うところだよ!救君!もう…嬉しい…な。

と 思いながら両手で救君の頬を優しくつまみ引っ張る。

 

「うへえ?なにひれんの??」

 

「ありがとうね?」

 

 

 

 

「わあ…このお店すごいよ!このブローチのデザイン好きー!」

「へえー…これ2人でつけれるんだね。2つに分かれるんだ…」

 

「2人を繋ぐ気持ちーーがコンセプトなんだね」

とそのブローチを見る。見るだけだ。

 

「買う?2人に」

 

「え?」

 

「夫婦なんだから少しくらい甘えても良いんだよ?麗ちゃん」

 

「いいの?一緒につけてくれるの?」

 

「いいよ!」

 

 

さっきよりもっと幸せだった。

胸元につけたブローチが余計にそれを感じさせてくれる。

不安になるくらい幸せだよ…。

また握る手に力を込めてみる、彼は優しく握り返してくれる。

 

夢じゃないんだ。

手を繋ぐのをやめて彼の腕に抱きつき歩く。

「どうしたの?」

と彼が聞く。

幸せなの!と私は答えた。

 

 

 

2人で観覧車に乗る。夕焼けの街並みが綺麗で思わず息を呑んだ。

それと同時に今日の終わりが来るんだなと現実が押し寄せて寂しくなった。

「今日はありがとうね?救君」

「こちらこそだよ!」

「私貰ったのに何も返せてないよ」

「その為に送ったわけじゃないよ?」

 

わかってる…でも…

「ねえ?私のこと…好き…だったりする?」

「もちろん!じゃなかったら今日来ないよ…誰でもいいわけではないんだ。まあ…たくさん好きな人が居るけど」

と笑いながら彼はコーヒーを飲んだ。

 

 

よし なら

「救君!!」

 

「うんーーーーーー!?」

 

私は彼にキスをした。

何秒か?何分か?わからないけど彼に抱きつき…キスをし続けた。

 

 

「ぷはあっ……救君!大好き! 私のファーストキスなんだからね?」

 

初めてのキスはコーヒーの味がした。

 

彼の顔が紅く見えたのは夕焼けのせいだけではないのかもしれない。

 

 

帰り道も同じように腕を組んで歩く。

残念ながら私は彼とは別の道で帰るのだ。

何日も鎮守府を空けられないから…ね。

 

せめて彼の乗る船が出るまではいいよね?と迎えに来てくれた武蔵にお願いをした。

 

「楽しかった…お泊まりできないのは残念だなあ」

「また行こうね…次はそっちに行くよ!」

と彼は言ってくれた。

うん!次はもっともっと一緒にいたいな…。

 

 

「行くね」

と言った彼を見送る。

 

その彼が足を止めてこっちに引き返してきた?

「どうしたーーーー」

 

 

私の時間が止まった…。

 

「おぉ…閣下は中々…大胆だな」

と武蔵の声が聞こえた。

 

「またね」

と彼がまた船に戻ってゆく。

 

私は唇に残る感触に…ただ、ドキドキして嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てーとくーー?キスしたって?」

 

「私らは?」

「浮気者おおおお」

 

帰ってから艦娘にキスをせがまれ追いかけられる提督が居たとか?

 

 




うそっ…
おふざけのアズレンがまさか…

ご協力感謝いたします!!

というわけで次回、アズレンからキャラ出します
(๑╹ω╹๑ )

麗ちゃん嫁回の次の回 (次回の次回)

  • ここは!提督と艦娘の何か日常「普通」
  • いやいや!提督と艦娘の日常  「病み」
  • 何の!提督が艦娘に何かを迫られる話 
  • あえての!ア○レンからの来訪者「修羅場」
  • 筆者の脳内にお任せ 「カオス」
  • ケッコンカッコカリ組とのお話 
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