提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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悪ノリを突き進んだお話です

















338話 指揮官と……… ①

「お待ちくださ〜い」

 

「あははー!捕まえてご覧ー」

 

なんてやり取りは漫画やドラマの中だけ?

いやいや過去の救よ…叶うぞ?その願いは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いもよらぬ形で…だけどな!

 

 

 

 

 

 

 

「まてえええええ!しきかぁぁあん!!」

 

 

 

「ダーリンさん!待ってください!榛名は大丈夫じゃないです」

 

 

只今、桜赤城や榛名達とぱっぱか曇天レース。

目ん玉は血走ってギラギラでの爆走。

百戦錬磨の強者どもも逃げ出す勢いでの逃避行。

 

 

 

 

その理由は今朝の執務室に遡る。

 

 

 

今日の秘書艦は……桜赤城天城か。

 

「おはようございます…指揮官様」

 

「おお、昨日はすまんな…初めて酔い潰れた気がするよ…君は体調は大丈夫か?」

 

「ええ、指揮官様の為なら…どんな病気でも乗り越えられます」

 

彼女は生まれつき…体が弱い。

メンタルキューブの不具合らしいが……。

素体の桜天城は…もう病院が原因でか、この世を去っているらしい。

 

日々、色々と気にしながら生活をしているが……

 

 

 

 

 

 

 

何せこの桜天城は元気だ。

病弱なのは恐らくキャラかな?と言いたくなるほどに。

 

「粗相とかはなかったか?俺」

 

「はい…個人的に問題になることは……」

 

 

ん?

その言い方だと…何かはあった……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

 

ガチャリとドアが開かれ、1人の少女が入室した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆弾発言と共に…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはようございます!おかあさま!おとおさま!」

 

ニコニコ笑顔の可愛らしい子が入ってきた。

覚えがあるぞ?アズレンの……天城ちゃんだな?

天城ちゃんとは…ちっちゃい桜天城ちゃんなのだ!

別個体なのだ!

別人の…子供桜天城と思ってね!!

 

ほー!実物で見ると…かわいいなあ…………ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、おはようー」

 

「ん?おはよ……ん?」

 

 

「はい?どうしましたか?指揮官様?」

 

「いや?今…ん?お父様お母様言わなかった?え?なに?え??この子?」

 

 

 

「…あまぎちゃんですよ?指揮官様?」

 

「いやね?うん、知ってるよ?でもね?…でもね??何でこの子は…?」

 

「おとおさま?あまぎのことをお忘れですか?」

 

『私と貴方さまの…愛の結晶…ですよ…?」

 

 

 

 

「え?」

 

「覚えてらっしゃらないのですか?昨晩…あれだけ激しく求めて下さった結果なのに……」

 

 

 

「え?求めた?」

 

「はい…あんなに激しい建造……初めてでした♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どういうことですか…指揮官様…」

 

そこにはワナワナ震える桜赤城が居た。

 

「ゆ、ゆゆゆゆゆ夢です…夢ですわぁ…」

呪詛のようにその言葉を呟き続ける彼女。

 

 

 

そして、フラッと貧血気味にふらつく桜赤城。

オイオイ、マジかよ…的な目線でコチラを見つつ桜赤城を受け止める桜加賀。

 

 

 

「おおおおおお落ち着きなさい桜赤城…冷静に…れいs「だいじょうぶですか?桜赤城さん?」

天城ちゃんが心配したのか声をかける。

 

 

 

 

 

 

 

「ぼおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

桜赤城が到底彼女とも、この世とも思えない絶叫を上げた。

 

あの冷静沈着ツンドラに定評のある桜加賀が本気でビクッとした程だ。

 

 

 

「指揮官様…と桜天城姉様との間に子供が……?そんな…私は…私はずっとお待ち申し上げておりますのに……でも…でもでもでもでも愛する指揮官様の愛の相手が桜天城姉様なら………桜加賀!私の頬をつねってご覧なさい!きっと夢だk…いだだだだだ!クッソ痛え!!!!!これは夢…ではないですわ!!こんなにも痛いのだから!!ああ!!でも…目の前には桜天城姉様とクリソツな可愛らしい可愛らしい幼子が……試練ですわ!これは天とカミと指揮官様と桜天城姉様からの愛の試練ですわ!ええ、ええ!乗り越えますとも!!この桜赤城…一航戦の誇りの前に!1人の女として!指揮官様のあんなことやらこんなことまで受け止められる良妻であることを示してみせますわぁぁあ!!」

 

「…落ち着け…桜赤城姉様……」

 

 

 

 

 

 

 

そんな時にまたドアが開かれた。

 

 

 

奴だ。

 

 

奴が来てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの…かなりの叫び声が聞こえt…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

榛名は約0.03秒で理解した。

目の前に存在する桜天城とダーリンさんに引っ付く謎の存在(天城ちゃん)を見た瞬間に…あ、コレはダーリンさんとの子供なんだろなあ…と。

 

 

 

 

 

「何でですか…?」

 

 

「は?」

 

 

 

 

 

 

 

「…ああ!これは夢ですn「どうしましたか?榛名お姉ちゃん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「榛名は大丈夫じゃないですうううううううう!」

 

 

 

 

 

「何ですか?この可愛らしい子は…え?いつの間にですか?え?昨日?昨日何があったのですか?…………ダーリンさんと桜天城さんが?え?酔った勢いで…?………榛名じゃダメなんですか?アレじゃあ足りませんか?アタルマデスレバヨカッタンデスカ?ダーリンさんは榛名を見てくれないんですか?お付き合いはずーーっと榛名の方が長い筈ですよ?何ですか?何が足りないんですか?榛名はダーリンさんの為なら何でもできますよ?1人で深海棲艦の集積基地を潰してこいと言うなら……あ、もう2、3個は潰してますが足りませんか?……それとも家庭の面ですか?お料理もお掃除も全て完璧にこなしますよ?それとも………アレですか?夜の方ですか?!ごめんなさい…榛名は…ダーリンさんしか知らないので…まだまだ未熟ですが…きっと…きっとダーリンさんの嗜好に合うようになりますから…!きっと!榛名とダーリンさんの愛の結晶も珠のように可愛いはずですから!何なら今ここで!今ここでその事実を作りますか!?私はいつでも準備できてます!ですk「待て待て待て待て待て待て待て待て」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダーリン…?」

 

「指揮官…?」

 

わらわらと金剛やら蒼オークランドやらが集まってくる。

あんな叫び声を聞いたなら仕方ないっちゃあ…仕方ないけども…

とりあえず…一つ言えることは…

 

 

 

 

 

俺の身が危ない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「待ってくださいいいいい」」

 

 

 

追いつかない。主に理解が!

なんでこうなった?

 

 

後ろには修羅が大軍を成して迫っている。

 

そして逃げる俺…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……の横には桜天城と天城ちゃんがにっこり笑顔で並走中。

 

「なんなん?この状況」

 

「一家で追われるなんて…このまま地の果てまで逃げますか?」

 

「おとおさまとおかあさまが一緒なら…あまぎはどこへでも行きます!」

 

 

 

 

「いや!何か違うから!根本的に何か違うからあ!!」

 

 

 

 

 

 

ふと考える…。

あら?そもそも俺…逃げる必要あんのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや…逃げる必要しかないわ

止まったら死ぬわ…色んな意味で死ぬわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

指揮官はひたすらに走り回った。

 

 




お気に入りが750だー!ありがとうございますー!
(๑╹ω╹๑ )宴じゃー


少しでもお楽しみ頂けたら幸いです!

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