提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
天龍があわあわとしながら部屋に入って来た。
顔は真っ赤で目の焦点も合ってない。
「聞いちまったんだよ!どうしよう龍田ァ!!!」
「天龍ちゃん?どうしたの?とりあえず素数でも数える〜?」
「1.3.5.7.9.11.1315.17.19.………1021」
「数え過ぎよ〜?」
「て、提督の部屋にさ?用があって行ったら…中から2人の声が聞こえてきてよ?その会話の中身が……」
「??」
「あなたの…立派で大きな……貸し…ないかしら?」
「指揮官……熱い……忘れられな……」
「……これ以上は………」
「まだよ!…まだ……」
「このま……溢れ……」
「これよ…コレ!……さすが指揮………んっ……いいわ」
「ってさ!!やべーよ!提督…あんな幼子にまで……!」
「…蒼朝日さんはかなりの大先輩よー?でも……あの人に限ってそんな事はないと思うんだけど…」
「ここんとこ毎日だぞ!?」
「………ま、まぁ明日秘書艦の日だからそれとなく聞いてみるわ〜」
平静を装いながら龍田は焦っていた。
え?毎日?毎日朝日さん連れ込んでニャンニャンしてるの?え?
まだ数人くらいだと思ってたのに?え?まだ私には声かかってないのに?
もしかして私たちに飽きたの?
飽きちゃったの!?それとも?何?絶壁趣味?
あの人の事だから…イクちゃんや麗ちゃんみたいな大きなのが好きだと思ってたのに…………でもなら吹雪が……。まて、まさか…見た目も幼児じゃないとダメなの!?
どっちにしろ…確かめて…場合によっては……………うふふ
サビになってもらうかも…ねぇ…
翌日。
「よかったわあ…指揮官クンのあっついの〜よかったわよ」
「……!?」
一瞬、龍田の表情が修羅になる。
「そう?なら良かったよ。俺も案外気に入った…かも」
「うふふ…なら良かったわあ〜」
「………」
確信した…。
コイツら…ヤッてる…と!毎日やってる!と!!
「あれ?龍田さん?どうしたのですか?」
「信じてたのに…」
「え?信じて……え??」
「この浮気者おおおお!!」
ブォン!と、涙目で武器を振り回す龍田。間一髪で避ける救。
「ちょ!?龍田さん!?」
急いで龍田を止める大淀。
「話して頂戴!大淀ぉ!!あの人…浮気よ!朝日さんと毎日毎日お風呂プレイしてたのよおおおお!!」
「え?」
「え?」
「え?」
バァン!とドアが開く。
「浮気者!?ダーリンは浮気したデス!?」
「げええええ!バーサーカー1号まで!!」
フーッ!フーッ!と目を血走らせて唸る猛獣2体。
何のことか分からずキョトンとする指揮官クンと私。
「聞いたのよッ!!指揮官クンの大きいのがいいとか!さっきも……俺も気に入った…とか!このロリコン!バカ!あほおお」
「お、お風呂プレイて…?」
「とぼけないでよ!私室のお風呂で…2人で絡み合ってたんでしょ!?そんな事なら!私じゃダメなの!?ねえ!?ねえ!?!?」
龍田が叫びまくる。何のこと!?という救。
「…龍田さん」
大淀が龍田に話しかけた。
「何よ!?邪魔を…「私は龍田さんの味方です」
何と大淀は龍田を離した挙句、どこからか大きな斧を取り出した。
「最近…子供こさえたり…次はお風呂プレイですか…私達もずーーっとまってるのに…」
「金剛さんや麗ちゃんには手を出して私達はいつなんですか!?」
「アレですか!?榛名さんみたいにこっちから行かなきゃいけないんですか!?」
「だから何!?」
「ちょ…蒼朝日…」と、おれが蒼朝日の方を見ると彼女はニヤニヤしてた。あぁ…何となくわかった。
コイツは全てわかってるな。
わかってる上で黙ってんな?
修羅場を楽しんでんな!?!?
蒼朝日は彼女達に声を掛ける。
「みんな勘違いよ〜?ただのお風呂のことよ〜?」
数日前の事…。
「ぬるい」
そう言い放ったのは我らが蒼朝日。
割とてんてこ舞いしていた明石ズ達に色々と力を貸していて、その勢力をじわじわと伸ばしてーやめてください、睨まないでください。本当すみませんでしたあ!
役職としては指令補佐艦である。
「何が?執務?経営?皆との関係?」
「執務も何もかも指揮官クンはよくやってくれてるわ」
「というか本当やりすぎで休んでって朝日は思うけど…」
「本当?やった!蒼朝日に褒められた!愛してる」
「あら…嬉しい♡……って!そうじゃないわ!お風呂よ!お・風・呂!」
「ぬるいかな?」
「ええ!ぬるいわ!もう少しどうにかならないの?」
ブルーオース…つまり、パールベイ基地やテーテュアスの中での風呂は結構熱いらしい。
何名かの戦姫も熱い…って言ってたしなあ。
「といっても…蒼朝日…根本的に違うんだよ」
艦これ…鎮守府の風呂…つまり、入渠の目的は修理と言える。
艦型や損傷具合によって入渠時間が決まる。
誰…とは言わないが…入渠時間が1日を越す艦娘も珍しくない。
だが、パールベイの方は、気分値の向上と経験値の為……あれ?風呂に入って経験値?熱い風呂で?………熱いのはトレーニングなのかな?忍耐力なのかな?
「わかる?お風呂ってのはね?1日の癒しの時間なのよ?確かに…この鎮守府では療養の面が強いかもだけどね?」
「君らンとこは経験値入るもんね…逆を行くの?…っても温度下がったって話は聞かなかったあたり……やっぱり裏で手を引いてるのは「何か言った?」
「いえ、何でもありません」
「お願い!入渠施設を増設させてくれないかしら?」
「入渠だけでなくて、もっと幅広く出来るように…か?」
「そう、あつーいお風呂を設けて欲しいの」
「…福利厚生みたいなもんか……おん、大淀達と検討してみるよ」
んで…
「……何?」
なんとその日の夜に蒼朝日が俺の部屋を訪ねて来た。
「なに?愛の告白k「あなたの部屋の立派で大きなお風呂貸してくれないかしら?」
「何で?」
「あなたの…熱いお風呂のが忘れられなくて!!」
「また急な…」
「仕方ないでしょ?あんな話題になったら…恋しくなるのよ…ね?お願い」
「年寄りの言うことは…「何か言った?」
「ま、まあ…その件はまだ大淀と話中だったな…まあ…蒼朝日には色々とやってもらってるし…いいよ!」
「やった!ありがとうね〜」
んで…ドバドバとクソ熱いお湯を入れる彼女。
あっつ!クッソあちい!!
「おいおい!これ以上入れたら…水が…入るスペースが…」
「まだよ!まだ!いっぱいいっぱいいれて浸かるのが良いのよ?」
「いや!ほんとこれ以上入れたら溢れて床も熱くなるって!!」
「うん!コレよ!これ!んっーー!いいわあ…このあつさ…」
まあ…そんなの誰も知らないわけでね。
修羅場を迎えるわけなんですよ。
「…って事よ〜?」
「「「………」」」
「でもアレね〜?龍田チャン…指揮官クンをとられたって思ってたのね〜?可愛いわあ」
「や、やめてください…」
思わず顔を赤くする龍田。
「まあ…お風呂が熱いのは本当よ?蒼オークランド達に聞いてみると良いわ?」
「明日には出来上がるらしいから…本当だ、龍田…に金剛に大淀…………………ひ天龍…イクに日向に桜赤城に蒼オイゲンにアークロイヤルに麗ちゃんに幸ちゃんに大和に金剛に榛名に桜大鳳に龍鳳に迅鯨に神威に加賀に赤城に大淀に明石に大井に北上に…ええと…夕張に時雨にぽ犬に…ひ、響に武蔵…桜ベルファストに蒼ベルファストに…川内にあきつ丸に神州丸に桜三笠に足柄に桜シリアスに…鬼怒に由良に吹雪に神通まで!?千代田に那智!羽黒……間宮に鳳翔……伊良湖…榛名に…桜天城に…あまぎちゃんは…居ないようだな…!蒼カールスルーエ!?お前まで!?電?雷?その棒は何だ?ん?ロープ?え!るまだ居る!?もう見えないけどまだ声は聞こえるううう」
とりあえず武器をおろしてもらって事情説明。
皆、漫画の不良みたいな顔しながら帰って行った。
とりあえず…明日を待つか……
「……うん…妖精さん達…こんな夜まで…すごいな……」
「てか…工事の…音…大きいな……」
本気でブルオの風呂は何でクソ熱いのに気分値が上がって経験値が貰えるのか?を考えた。
数人の報告…調書によると熱いらしい。
そして、鎮守府の入渠施設と違って体力が回復する訳でもないらしい。
しかし、気分値が上昇…及び、経験値が入るらしい。
お金を払えば10日間くらい入れるらしい…熱いのに。
そこでは指揮官からのプレゼントによっては追加効果を貰えるらしい。
クリティカル上昇…ふむ…?
手渡らしく、所謂…指揮官は常習的に風呂に立ち入ると考えられる…
指揮官が平気で風呂に立ち入る、熱くても経験値が入る……つまり
結果…皆…ドマz………手記はここで断たれている