提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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357話 戻ってきた日常……?

突如として吹き飛ぶ仮設執務室のドア(笑)

 

 

息を荒げにやってきたのは鳳翔や…加賀達。

 

 

 

 

 

 

 

「何で私達は何もないんですか!?」

 

「何が?」

 

 

「ドレスや教会ですッ!!」

 

 

「・……はい?」

治療中の骨が軋む音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

時は遡って………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きめの袋を抱える桜赤城に遭遇した鳳翔と蒼伊勢。

 

 

『あら?桜赤城さん…お部屋の模様替えですか?』

 

『あら…鳳翔さん…に…蒼伊勢。ええそうです。服の整理とかを…』

 

『あー…もうすぐ春だもんねえ。そう言う時期なんだね。私もそろそろやんなくちゃ…なんて思いながら蒼日向に任せてっきりだなあ…』

 

 

『ちゃんと自分でもしましょうね?……桜赤城さん?よろしければお手伝いしますよ?』

『はい、お手伝いさせてください』

 

 

 

『そんな………うーん…じゃあ…お言葉に甘えます♪』

 

 

 

 

そんな訳でやって来たアズレン組宿舎の赤城の部屋。

彼女達の生活スペースが何より大切…とのことで、早めに建ててくれたのです。

 

 

 

 

綺麗に整頓された部屋には…アイドルの服からいつもの服から水着まで…意外と桜赤城は服が多いらしい。キワドイ服も……あ、いつもですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは?

 

 

 

 

 

 

鳳翔は部屋の最奥にある、一際大きな………黒い大きなベールに包まれた何かを見つける。と言うか目に入る。

 

 

 

ああ…それは…と、そのベールを取っ払う桜赤城。

その下から現れたのは……

 

 

和装の……結婚式で着るような……

いや、まさか…ね?

 

 

 

 

『ケッコン衣装ですわ♡』

 

 

 

 

 

『え?』

 

『え?』

 

 

 

 

 

『だ、誰にもらったんですか!?』

見たこともない表情の鳳翔。

 

『まさか…バツイ『違います!こら!蒼伊勢!失礼でしょう!!』

 

 

 

 

『指揮官様ですよ?』

 

『え?』

 

『教会で指輪を頂いた時に一緒に……桜三笠や桜ベルや桜大鳳も待ってます』

 

 

『………ええ…』

 

『羨ましいなあー!私なんか教会に呼んでもらっての誓いだったのになあー』

脳の処理が追いついてない鳳翔の隣でブーブー言う蒼伊勢。

 

『…え?蒼伊勢ちゃんは……教会…?』

 

 

『そうよー!教会に呼び出されて…プロポーズだよ!』

 

『あら?いいじゃない。私は左手に貰える方が羨ましいわよ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………ずるい…』

 

鳳翔から発せられるオーラ。

戦闘力は軽く日本の人口分くらいにはなりそうな勢いだった。

 

 

 

 

 

 

『……ほ、鳳翔さん?』

 

オロオロとする桜赤城に……

『敵襲か!?凄まじい気配がッ!?!?』

長門と武蔵、加賀達がバタバタと走ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前のケッコン衣装。

怒りの鳳翔。

 

取り敢えず怒りを鎮める為に間宮のアイスを手渡す。

一瞬でアイスはジュースに変わる。

一気に飲み干す鳳翔…多少は落ち着いた……か?

 

 

 

 

 

『行きます…事情は行きがてらに説明します!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、いまに至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「有給申s「待てや…」

任侠映画に出てくる怖い黒服の人も震え上がりそうなドスの効いた声で俺の肩を持つ姐御(鳳翔)

 

 

 

「はぅ!?」

もうね?そんな事されたら素っ頓狂な声しか出ないよ?

てかね?

怪我人よ?もっと優しくしてよね?

 

「桜赤城さんや桜ベルファストさん達は教会で…ウェディングドレス……」

 

「蒼オークランドさん達は…教会で告白!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私も!!それに憧れてるのに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

拝啓……お父様、お母様…。

息子は…異世界で提督をしております。

 

この世界は凄いですよ。

資源と甘味さえあれば、1日で大体の物を作ってくれます…………妖精さんが……。

 

 

今回もいい感じに鎮守府は壊されました。

俺の大切なものは妖精さんがある程度運び出してくれてましたが……何か重点的に壊されてた気がします。

 

 

 

 

 

んで…まあ…建て替わったんですが………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で教会が建てられてるんですか?

鎮守府の神社なんかありましたか?

 

どこにそんな予算と資材があったのですか?

 

 

 

ねえ?妖精さん?何で目を逸らすんですか?

え?肩震えてませんか?

 

 

……鳳翔?

 

 

「……鳳翔」

 

「……何ですか?」

 

「………」

 

「………うっ…だって…」

 

「…だってじゃない……」

 

「ずるいですよ!!」

 

 

 

 

 

 

眠るベッドの横に彼女が座る。

 

 

「……あなた?」

 

「なに?」

窓の外を眺めながら返事をする。

なんせ教会に蒼ベルファスト達が入って行くんだもの……

 

 

 

「……ダメですか?」

その声にバッと彼女の方を振り向く。

折れた骨が軋んだがどうでも良かった。

 

 

 

 

 

 

その声は震えていたから…。

 

 

 

「………目の前で…あなたが攫われた時…どれだけ不安だったかわかりますか?」

 

「血の跡だけを残して……あんなにぼろぼろになって……」

 

「私たちが意識を取り戻した時も…目を覆いたくなるような傷で…」

「金剛さんにどれだけボコボコにされても優しく迎えに行ったって…」

 

「あなたが傷つけられるのが嫌だった」

「何もできなかった自分が歯痒かった」

 

 

俯いて…膝の上に握る手にポタポタと……涙が溢れている。

 

 

「……わ、私には…あなたしかいないんですよ?」

 

「心から…一生をかけて愛してるのはあなただけなんですよ」

 

そうとも限らない…なんては有り得ない。

きっと彼女は……いや、彼女達はそうなのだろう。

 

「今でも夢に見るんですよ」

「あなたと…2人で小料理屋をする夢を」

 

「幸せな…甘い夢を……」

なのに…と彼女は言う。

 

 

「いつも…最後の方に…ノイズが入って…一瞬、血だらけのあなたが映って……ブツンと真っ暗になって終わっちゃうんです」

 

 

「……あなたはいつだって傷ついて…!!私たちみたいに治らないんですよ!?」

 

「あなたが居なくなりそうで……怖いんです」

 

 

 

 

「…だから………羨ましいのもありますが、直接の目で私たちのケッコン衣装とか……教会とか神社とかの場面を見てもらえれば……もっと自分を大切にしてくれるんじゃないか…って」

 

 

 

「鳳翔……」

鳳翔の頭にポンポンと手を置いた。

 

「………そうだな…」

「……俺も鳳翔とか金剛のケッコン衣装見てみたいな」

 

「金剛さんは着てますよね」

 

ヤッベ…地雷踏んだわ。

 

 

「……そういうところですよ!…もう」

 

 

 

「鳳翔」

 

「はい」

 

「俺はどこにも行かないし…お前達から離れたりしない。約束する」

 

彼女は俺に優しく抱きつく。

「…約束ですよ!絶対ですよ!!」

 

「ああ…約束だ。だって愛してるからね」

 

「はい、私もあなたを愛してます」

 

チュッ…と唇が触れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?和式と洋式どちらがいいですか?」

 

 

「取り敢えずは治療させて……」







抑えて下さい!抑えて下さい!!
きっと…いつか!多分!そんな衣装も実装さr………
メーデー!大本営の周りを艦娘が取り囲んで…ぎゃあああ




そんなお話でした。


少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです。

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