提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
一年間ありがとうございました!!
「提督!こっちに来て?」
手を引っ張られるがままに着いて行く。
鎮守府の外…
パッとライトが点いたら見えたのは…
左右にずらりと並んだ西波島の面々だった。
皆がアーチを作るように俺が通る道に立つ。
「ダーリンさん!愛してます」
「指揮官!おめでたいな!」
「マイネリーベ!マイネリーベ!」
全く何のことかわからないまま進むと…
広場にその場所はあった。
【提督着任 周年祝!いつもありがとう】
そう横断幕には書かれていた。
手作りであろうそれや、会場の飾り付け。
一生懸命作ったであろう料理が並べられていた。
「本当はね?ご飯も皆で作りたかったんだけど…ほら、あんな事があったからさ」
「何人かで残って頑張って作ったんだよ」
「ほら!主役が固まってどーするの?ダーリン」
「乾杯の挨拶もしてね?」
予想なんかしてなかった。
なんだか嬉しくて嬉しくて…
俺の計画は…今回の件で全てが水泡に帰したが…
「ありがとう」
「皆のおかげでここまで来られた」
「色々あった」
「嫌な事も嬉しい事も…本当に色々あった」
「それは皆が居なければ乗り越えられなかった」
「それは皆が居なければ分かち合えなかった」
「俺も色々計画してたけど何も出来なくて…すまない」
「くそっ……嬉しくて泣けてきた」
「ありがとうなあ!!ちくしょーー!!嬉しすぎるんだよお!!」
「かんぱぁい!!!」
「「「かんぱぁい!」」」
「何でこの場所にしたか…わかる?」
「この場所はね?」
「あなたが私達の提督になるって言ってくれた場所なんだ」
『大丈夫…私は君の味方だ!』
ここで金剛を抱きしめた。
「ダーリンはここで私を抱きしめてくれたね」
『金剛さんに乱暴しないでください!!』
そういや、最初は鳳翔に突き飛ばされたっけ?
「突き飛ばした私をあなたは許してくれましたね」
『何してんだぁあ!!』
暴力を振るう大石を殴り飛ばしたなあ…
「提督は…大石提督を殴り飛ばして私達を助けてくれたね』
『たった今を以て私、神崎 救が提督としてこの西波島鎮守府に着任する!皆と共に命を掛けて一緒に歩んで生きて行く!!』
勢いだけど…
今となっては…うん…よかったと思う。
「提督はここで力強く宣言してくれたね」
「この鎮守府でも色々あったなあ」
『遠征任務終わりました!あきつ丸であります』
梅雨時期の出合いもあった。
「思い返せば壮絶な出会いでありましたな」
『えええ!?赤城!?大鳳!?ベルファストォ!?』
世界を超えた出会いがあった。
「世界すら…超えましたわ」
『私は…あなたが好き…』
ずっと好きで居てくれる君も居た。
「あの頃からずっと救君が大好きだよ」
『お待たせ!指揮官ッ!!』
誓いを果たす為に世界を超えてきてくれた。
「いつだってどこだってすぐに駆けつけるよ」
走馬灯のように…思い出が駆け巡る。
こんなにも慌ただしくて…幸せで温かな毎日をありがとう。
これからも…ずっとずーっと一緒に……
「そうだなあ…本当に…思い出だらけだな」
「その気持ちは今も変わらない?」
その声に振り返ると…
皆がこちらを見ていた。
「変わらないさ」
「ずーっと皆が大好きだ!!」
わいわいと彼を囲んだパーティーは夜中まで続いた。
久しぶりに皆ではしゃぐのは……幸せだった。
「あ…そうだ」
「頑張って一つずつ手作りしたんだけど…」
「皆にネックレスをプレz…………
そこから意識は無い。
薄れ行く景色の中で…金剛が何故かガッツポーズしてたのだけは覚えている。
皆の分…あるのに…
「………」
「桜大鳳?」
「はい♡指揮官様♡」
「これを見てくれ」
「まあ…なんて…大きな……」
「凄いだろう?」
「ええ…私…ここまで大きなもの…見たことないです♡」
「ほら…目を逸らしちゃダメだろ?よく見てごらん?」
「はぅ……指揮官様ぁ」
「どうする?…どうしてくれるかな?」
「まぁ…私………」
もちろん、請求書である。
デカい請求が来てるのだよ。
「何であそこまでしたの?」
「一撃で終わらせたかったので…」
「ホテル壊したら…あかんやろう…?」
「国に回されては?今回の迷惑料ということで…」
「そうする…」
「……クソッ。あのガキどもめ」
『おやおやおやぁ?』
「な、なんだ!?何だ貴様はッ」
『ウーン…神様とでも言おうかなあ?うふふふ』
『復讐したぁい?』
『神崎と仲間達に復讐したぁい?』
「もちろんだ!この私をコケにした奴らを…必ず!必ずッ!!」
『なら征こう?うふ…あははははは!!!』
と言うわけでエピローグ
ちょうど1年前にこの小説を投稿し始めました。
早いもので…380話を越しましたよ!
話数で言うと1日1話ペース!
皆様のおかげでここまでやってこられました!
本当に、本当にありがとうございます!
これからもぜひこの稚拙ではありますが本作をよろしくお願い申し上げます。
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです。
感想などお待ちしています!
あ!次回から新章開始です