提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
もー40話 はやいですねー(๑╹ω╹๑ )
無線で連絡を貰い慌てて引き返してきた見送り組と松田達
「小僧!死ぬんじゃねえよ!何で…!」
「提督!ねえ!起きてよ!!!ねえ!!!」
しかし…救は目を覚さない
「提督ぅ…」
「俺はそんなつもりじゃ… ああ…すまねえ」
と刺した男は絶望していた。人を殺してしまったと。
「…提督…せっかく会えたのにこんなのって…」
その時
「敵襲です!!!」
無情にも悲しむ暇さえ与えてくれない敵襲だった。
「何だよッくそおおお!」
「嫌だ!離れたくないよ!」
「立ちなさい!あなたは提督の守ろうとしたものを無にするつもり!?」
「…行きましょう…ここを…皆さんをお守りしなくては」
「提督ウウウ…」
「お姉様…行きましょう」
「ダーリン!ダーリン!!起きてよ!起きてよおお」
「皆…出撃だ」
と長門が言った。
「うわぁぁぁぁ!!!」
「沈めッ沈めえええええええ!!」」
と一心不乱に戦う艦娘。
最早憎しみを深海棲艦にぶつけるように…
だが、押されている。
何故か?
提督が着任していない鎮守府の艦娘のパワーは落ちる。
それが余計に見たくもない現実を艦娘に叩きつける事となる。
「提督ぅ…うわぁぁぁあ!」
「ここを通せばあの人達が…絶対に通さないわ!…きゃあっ!!」
「足柄!下がって!!ーーうわあっ!」
故に普段負けない相手にも苦戦する。
戦況は絶望的だった。
それを目の当たりにする住民達。
「アレが…艦娘の戦い…」
「ああやって守ってもらってたのに…俺たちは」
「あんなにボロボロになって…」
松田が救に話しかける…
「なあ…小僧、いや…兄いちゃん…勝手な事言って悪いが…起きてくれよ… 。アイツらを指揮できるのはお前だけなんだろう?息子が言ってたけど提督ってのが居ねえと艦娘は弱くなるんだろ?俺達が言えた事じゃねえけど…アイツらを助けてやってくれよ…」
「頼む…起きてくれよ」
ん?何だここは?
ちゃぶ台と…テレビ?
それに…
「やあ!後輩君」
死んだはずの先輩が居た!
「先輩!?!?アレ!?ここは」
「死んだんだよ…後輩君は…まさか2度目…いや3度目かなあ?死ぬのは」
テレビには艦娘の様子が映し出されていた。
「俺は確か刺されて……ダメだ!戻らなきゃ!」
「どうやって?死んだのに…もぉいいじゃないか
「え?」
「君は十分頑張ったさ!元の世界でも殺され…あっちの世界に行き頑張って殺されて、生き残って殺されて…しかも今回は敵じゃなく守るべき人達にだ」
「…」
「だからさ、もう辞めよう?私とここで居よう?」
「それもいい提案ですね」
「なら!座りなよ…楽にしよう」
「昔の俺なら」
「!?どういう事だい?」
「今の俺は提督だから…諦められません!」
「また死ぬよ」
「それでも!」
「ダメだ!」
「帰りたいんです!俺が!行かなきゃいけないんです!」
「あーーーっ!もう!本当に君は…君って奴は…どこまでも優しいな」
「本当はこんな事先輩として止めるべきなのにな…私は悪い先輩だ」
「え…先輩?」
少し話をしようか…と先輩は言った。
「知ってたんだ、私が死んでからの君の事、見てたからさ」
「ありがとうね。葬式までしてもらって…あの上司を殴ってくれて」
「私はね…先輩だから本当は君を止めるべきなんだ。君がこれ以上苦しむ事のないようにって…でもダメだ!頑張ろうとする君を私はとめられないや」
「…先輩…」
「私はね君にお礼を言いたかったんだ!クソみたいな人生で死んだけどさ…君が陰で泣いてくれて戦ってくれて… 。あぁ私の為にこんなにしてくれる人が居たんだって思えたんだ…。後輩君、ありがとう。君のおかげで私は救われたんだ」
「そんな…先輩」
「でね?話は変わるけど何で君があの世界に転生したと思う?」
「いや…死ぬ前に考えたのが艦これのことだから?」
「うーん半分正解?あのね…人生って貯金の切り崩しみたいなものなんだよ 私が思うにだけとね?だから君の人生の残りを使って君の願った世界に行ったのさ、君は」
「でもね 貯金をそのまま!って訳にはいかないから残っていた人生を残機として君は生き返った訳だ。ただ、この前の深海提督との戦いでも同じだよ アレだけの爆風の中生きられるわけが無いだろう?だからまた残機が減った。そして今回で君の貯金は無くなったしまった訳だ」
「あの…少し意味がよく…」
「もう残機も無くなってコンテニューも出来ないって事だよ」
「なら!あいつ達は!」
「また同じように死ぬんだよ、艦娘として」
「そんな…」
「戻りたいかい?」
「あの、辛い世界にまた戻りたいかい?理不尽極まる弾雨の世界に!灰色の絶望しかない世界に!君は!」
「もちろんですよ」
「何故?」
「俺の…なすべき事が有りますから…それに愛するみんなが待ってますから!」
「なすべき事?」
「皆と共に暁の水平線に勝利を刻み、海を取り戻す事です!」
君の目は何時も真っすぐだ…僕とは違ってね。
「ハハハ!…本当に君は…莫迦だなあ……なら!先輩として最後の仕事をしようかな、細やかなプレゼントだ!君をあの世界に帰してあげよう〜」
「え!?どーやって!?!?出来ないんじゃないんですか?」
と素っ頓狂な顔をする後輩君。
「言ったろう?貯金の切り崩しの残機だって…」
「僕の残りの人生だったはずの…所謂、残機をあげるよ!だってその為にずっと見て、待っていたからね」
「え!?先輩の人生でしょう?!なら先輩がーー」
「僕はね…一応転生者なんだよ?」
「はあっ!??」
「まあ…現代社会というのも地獄だったのだけどね…それと」
と言うと…
「君には感謝してるから…さ… 僕は」
「僕!?えっ!?せ、先輩…その姿は??」
女だったはずの先輩は男になっていた。
「僕はね… 一度死んで転生して君のいた現代に生まれた訳だ…女としてね」
「それにね もう一つ頼みたい事が出来たんだ」
「頼みたい事?」
「親父に伝えてほしい。僕、松田 祐樹は艦娘を恨んじゃいないと」
「……えっ!?!?」
「ふふ…この世界で死んだのが7年前位かな?」
と女の姿に戻る先輩
「でも先輩は30代…じゃ」
「女性に年齢の話は失礼だぞ?!まあ…転生なんてそんなもんさ…
まあ!その話は置いておいて、伝えて欲しい親父…松田 祐司に
君はまだ親父のフルネームを知らないだろう?だから教えておいてあげる」
「先輩…頭がおかしくなりそうです 。それに!寿命を渡したら先輩は?」
「大丈夫だ!もうコンテニューはできないけど…君の中からもう一度あの世界を見せてもらうよ、君の中で生き続けるんだ…」
「半分っことか…「甘い事言うなよ」
「待っている人が…待たせてる人が居るんだろ?行けよ。足りない分は私が補ってやるよ… だから行け!立て!!何度でも何度でも!!!現実でもこの世界でも先輩である私の命をやるんだ!胸張って行けよ」
「先輩!!」
先輩が光になって俺に重なって行く…
「ほら…行こう…忘れんなよ?私はいつだってお前と居るから…」
ずっと言いたかった言葉を言わなくちゃ。
「加奈江先輩!俺!加奈江先輩が先輩で良かったです! だから頑張れたんです!!だから!だから後悔させませんから!!!!」
ーーーありがとうー楽しみにしてるよー
さあ共に行こうーー君の守る世界の暁の水平線に勝利を刻みに!ーーーー
先輩登場回
少し強引に出てきてもらいました
名前の如く
主人公が色んなものを救い物語をめざしています
救いの形は色々ありますが…
ただ主人公も色んな形で救われ、支えられています
お気に入りが195……
本当にありがとうございます(´;ω;`)
グダグタな話ですが読んだ頂けて嬉しいです
少しでも楽しんでもらえたら幸いです