提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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3本目の投稿(๑╹ω╹๑ )


40話 正義の在りどころ ③

……皆が呼んでいる

 

 

俺を呼んでいる 

 

 

 

絶望感的な戦況の中…

 

むくり…と、その男は起き上がった。

有り得ない、絶対に有り得るはずがない蘇生。

 

 

「なっ…」

と驚く住民達

 

「て…提督?」

と、大淀は未だに現実を受け入れられてない。

 

 

砲撃の音が聞こえる…戦闘中か?

「待たせた…今の状況は?」

 

「……あっ…」

 

「大淀ッ!状況を!」

 

「…ッ!はっ!鎮守府近海に深海棲艦の侵攻があり!全艦で防衛に当たっています!」

 

「戦況は?」

 

「提督が不在だったので…その、押されています…」

 

「よし…なら…ここから反撃だろう?」

 

 

 

「全員に通信を繋げ!!」

 

「はいっ!!」

と、大淀が涙を拭い準備に入る。

 

 

 

「小僧…良かった…生き返ってくれたんだな」

 

「祐司さん…少し待っててくれ」

 

「!?お前… 名前…いや今はいい。行ってこい!提督とやらを見せてくれ!」

 

 

「おお!任せとけ!!」

 

大淀から知らせが入る。

「繋ぎました!どうぞ!!」

 

「全員にに告ぐ…」

 

 

 

 

通信から聞こえたのは二度と聞こえないと思ったあの声だった。

 

「て…提督なの?」

「提督は…でも」

 

「どうした?俺はここに居るぞ…生きているぞ!約束したからな!お前らと共に在ると!言いたいことはわかるな?行くぞ!反撃開始だ!!」

 

 

あぁ…良かった…。

良かった…本当に。

 

なら私達も応えなくっちゃね!

 

「「「「「「「「「よっしゃーー!!!反撃だ!!」」」」」」」

 

 

 

 

提督の存在とはこうも戦況を変えるものなのか?

息を吹き返したように…艦娘達は深海棲艦を退けて行く。

何て生き生きした顔をして居るのか…。

 

 

「川内!夕立!吹雪!六駆隊と共に魚雷を斉射!潜水艦を蹴散らせ!」

 

「はいっ!ぽい!」

 

 

「戦艦部隊!弾幕を張れ!」

 

「OKヨー!ダーリン!!任せて!」

 

「大和!武蔵!一気に決めろ!」

 

「了解!!!」

 

 

「空母部隊!全機発艦!敵の動きを封じろ!重巡部隊は兎に角攻めろ!反撃の隙を与えるな!」

 

 

「「「「「「はいっ!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

嘘のように… 手を抜いていたのか?と言うくらい…戦況はひっくり返った。

 

 

 

 

 

 

 

「最後の敵は俺のモンだ!オラァ!!沈め!!」

と天龍が最後の一機を轟沈させ。防衛戦は終了した。

 

 

 

すげえ…

これが鎮守府…

提督と艦娘…

こんな中俺たちは守られていたのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

この日、提督と艦娘は人の心を変えたのだ。

艦娘を化け物と呼び兵器と呼ぶ反対派…

提督や海軍を悪魔という擁護派 …

それぞれが提督、艦娘の在り方の考えを改めるきっかけとなった。

 

 

 

 

 

松田は言った

 

「お前…何で俺の名前を知っている?」

「祐樹君から…俺の先輩からの伝言です」

「『これが僕の命を懸けて守ろうとした世界だよ、皆を守るために戦ったんだ…後悔はしてないよ親父』…と」

 

「祐樹に会った事が!?いや、そんな筈は…」

 

「彼は…俺の中で今もこの世界を見ています」

「どういうことだ?」

 

俺はありのままを説明した。

 

 

「何じゃ… 祐樹の奴…面倒ごとをお前に押し付けたのか…」

「お陰で戻ってこれました」

「なら胸を張って生きてくれ… そして祐樹に見せてやってくれ。平和な世界を…頼む」

と泣きながら松さんは言った。

 

 

 

とまあ…上手く行ったように見えるが…

 

痛い…腹の傷がめっちゃ痛い。

 

「そりゃ…この傷では動いたらダメでしょー」

 

 

痛いってことは生きてるってことだ…。

 

 

 

「提督ううううう!うわぁぁん生きててよがっだよおおお」

「バカバカバカ!!死んだと思ったんだからあ」

 

 

「ううう…お帰りなさい」

ありがとうな皆…。

 

 

 

「絶対安静です」

にこやかに明石は言った。

 

暫くは安静に過ごせとの事だ…。

さあ…帰ろう。

 

 

地獄の病室へな!

俺は連行されて行った




胸糞からシリアスから

次回から日常パートに戻ります(๑╹ω╹๑ )多分
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