提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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後日談的な…


41話 戻ってきた日常…?

うー!やばいやばい!

 

俺の名前は神崎 救!

どこにでもいる、ごくごく普通の鎮守府提督!

強いて違う所があるとするなら…転生したってことかな!あと3回くらい死んだ。てかこの前刺された…いやマジで!

 

只今、逃げ場を求めて全力疾走中さ♡

何故かって?

 

 

 

 

艦娘に追いかけられてるからだよオオオオオ!!

くそっ!病室で何も出来んのは暇なんだ!

食事もあーんのみ!俺はな…間宮のパフェが食いたいんだ!

というわけで脱走!

…したまではよかった。

 

え?女の子に追いかけられて文句言うな?

傷口開いて、くたばれ?

HAHAHA!

 

 

そんなこと言っちゃう君達はこの状況をよく見よう!

 

 

 

「ご主人様!お待ち下さい!怪我人が外を出歩くなんて…いけません!お説教です!」

ベルファストさん?目のハイライトが消えてますよ?

あとお説教は正座3時間コースだからマジ無理…。

 

 

「待ってくださいよー!看病の時間ですよー?」

愛宕よ…君の抱えている1mはありそうな注射器を置いてから言おうね?

 

 

「待ちなさい… もう動けないように…ベッドに縛り付けて」

不知火…君の場合は息の根を止めにかかる勢いだよね?んで?何持ってんの?メス?

 

「提督〜何で逃げるのかしら〜?」

やだぁ〜龍田… その槍…看病に必要ですか〜?

 

「あなた!何故逃げるんですか?」

空母組もベッドに潜り込んで来るからです。あと赤城が怖いので…あと加賀!矢を撃たないで!!

 

「ダーーーリン!」

…以下略!!くそっ!榛名も居たか!

 

 

「こら!救君!待ちなさいー!」

麗ちゃんと姫ちゃん鬼ちゃんもその手のロープはしまってください。

 

「フフフ!甘いなッ提督!!!」

曲がり角で長門とエンカウント…だと!?

 

長門と手四つで取っ組み合いになる。

「フフフ…提督よ大人しく投降してもらおうか…力なら私のが…」

 

「部屋のぬいぐるみ… かわいいでちゅね〜」ボソッ

 

「なぁぁぁあっ!!」

と長門は顔を赤らめた。!

普段はクールに振る舞ってるけど意外と可愛いところあんだよねえ…。

 

「隙ありイイイイ!!」

と長門を投げ飛ばし逃げ去る。

 

「くっ!卑怯だぞ!提督!」

と長門が言うが知るか!

 

「きゃっ!長門さんがやられていますうううう!」」

 

 

 

 

 

 

ハァ ハァ…

へへ…見たか?諸君!逃げることに関してはこの俺の方が上なんだよおお。

 

「何してるんですか?司令」

 

ゲェッ!!羽黒!

呂布や関羽にも匹敵する猛者に出会ってしまった…。

まずいぞ!羽黒は一見、気弱そうな女の子ではあるが…ダークサイドに堕ちたら平気で俺の隠れ場所をバラしちゃう悪い子…。

 

何でも無いぞー?とその場を去ろうとするが…

ガシッ

と俺は羽黒に捕まれた。

 

「司令?ダメじゃないですか…抜け出しちゃ…」

あら?あなた…目のハイライトがお出掛け中かしら?

 

デスヨネーー!!!

 

「はははは羽黒さん?」

ミシミシいってるよ!?折れちゃうよ!?

 

「さあ…還りましょうね」

どこに? 

土に?

 

「さあ!病室にもどりましょうね?♡」

 

 

いやぁぁぁぁぁああああ!!

帰りたくないのおおおお!!!!

 

 

無駄な抵抗と脱走劇は終わったのだった…。

ああ…間宮のパフェ…。

 

結果として

「……四六時中…見張らなくても…」

「いいえ!また提督が逃げたら困るから」

 

 

じーーっとこっちを見る足柄。

 

かれこれずっとコレだよ。

 

「なあ…足柄はどうしたのさ」

ヒソヒソと瑞鶴に聞いてみた。

 

「提督が足柄を庇って刺されたでしょう?だから気に病んでるのよ…私を庇ったから…提督は……って」

 

あー…そう言うやつか…

 

数分して演習があるから後は任せたわよ!と瑞鶴は部屋を出て行き足柄と2人きりの部屋になってしまった。

 

ベッドの隣に座る足柄に話しかけた。

「足柄?」

 

「何かしら?外出は許さないわよ」

 

 

「違うよ、その…ごめんな」

 

「何が…?」

 

「お前を守りたかったんだ…でもそのせいでお前に要らない気持ちを持たせてしまったようだ…ごめん」

 

「そ、そんな事ないわ! 本当なら私があなたを守らなければならないのに…私…あなたが死んだと聞いた時…本当に本当に…」

と俺の膝に顔を突っ伏し泣く足柄を俺はただ、優しく撫でた。

 

大切な人を失う怖さ。

ましてや自分が原因なんて…残りの人生…耐えられないだろう。

 

「ありがとう…帰ってきただろう?」

 

「もう無茶はしないで頂戴…」

 

「善処する…」

 

 

 

 

 

 

「ヨオオオオ!息子よー!生きてるかー!?」

と松田祐司が豪快にエントリーして来た。

 

あれ以来、中に息子が居るならお前はワシの息子だ!となんやかんや世話を焼いてくれる親父と化した。

 

「ありゃ!不味かったかの…」

 

俺は人差し指を口に当て"しーっ"とジェスチャーをした。

足柄が泣き疲れて寝たのだ、無理もないずっと気を張って起きていたのだから…剰え…俺が逃げ出したのだから。

 

「そうかそうか… お前をな刺したやつなんだが…お前のおかげで執行猶予付きになった…本当にありがとう…」

 

「いいんだ、代わりに艦娘の事をよく知ってほしい…彼女達は」

 

「わかっとる…だがなあ…」

 

 

鎮守府 正門

 

「榛名ちゃぁぁぁん!こっち見てええええ!!」

「電ちゃんだわ!可愛いわぁぁぁぁあ!!!!!」

「霞様ぁぁあ!曙様あ!罵ってくださいいいい」

 

 

間違った方向に進むような気がしている…

 

そして、そろそろ…

 

来たわ…。

 

「艦隊のアイドル〜那珂ちゃんだよー!!」

とテンション駄々下がりの神通と川内、ノリノリの駆逐艦を従え那珂が登場した。

 

 

「「「「那珂ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」」」」

「俺だー!結婚してくれええええ」

「CDデビューはいつかしらーーー!?」

 

 

 

信じられないけどこれが現実

 

あれから住民の態度は一変した。

ありがたいことに食糧とか分けてくれるので助かってる。

怪我の功名ってやつか?

 

でも、

「何よあんた!キモいから視界に入らないでくれる?」

 

「ブヒイイイイイ、ありがとうございますううう」

 

全く!この世は地獄だぜ!!

 

 

 

 

うーん…でもベッドから動けないのは前に熱出した時以来かな。

 

にしても…暇だなあ…。

 

 

 

コンコン

「ダーリン?」

 

おお金剛か…。

 

「ダーリン…もう無茶はしないで下サイ…私は… 私は」

金剛が泣いていた。

金剛は空気を読んで暫くは面会を控えてくれていた。

今日はめっちゃ追いかけてきたけど。

 

「わかってるよ」

 

「わかって無いでス!ダーリンが死んだなんてもう嫌なんです…

お願いしマス…もう少し自分を大切にして下サーイ…うっ…うっ」

 

「死んで生き返るなんて当たり前じゃないデース…提督の代わりは海軍の中にも他に居ます…でもダーリンの代わりなんて何処にも居ないデース」

 

 

「わかったよ…ごめんな… 。おいで 金剛」

 

 

「言われなくても行きマース!足柄だけズルイデース!私も愛して下さサーイ」

 

金剛も俺の膝に頭をもたれ掛けさせた。

よしよし… ありがとうな…。

 

 

 

「指揮官様?許してよかったのですか?今からでもこの赤城…御命令とあらば… 世界を焼く覚悟もございます」

「私もですよ? 全てを灰塵に帰す覚悟です」

と言うのは重桜のヤベーヤツ…。

やめろお前達は物騒なのよ?

桜赤城も桜大鳳も俺が刺されて死にかけたと聞いた瞬間に目のハイライトどころか、表情が真っ暗になって…

「全て…全て灰にしてしまいましょう」とか言ってたらしい。

それぞれ、10人掛かりで止めたらしいよ。

んで…

私達が側に居なかったのがダメでしたのね?と今はここに居る。

 

ベルファストは何か脱走したのをずっと怒っていた。

正座させられたよ…この年で…4時間…

 

んで、

 

いつの間にか足柄、金剛だけでなく他にもぞろぞろ増えていったんだが?

霞やら川内やら榛名やら… まったく。

おい加賀…んだその目はお前も来たいのか?うん?

可愛いな…顔が赤いぞ?

やめてください弓を向けないで下さい!!

 

 

「幸せそうでありますな、提督殿は」

お前もちゃっかり居るじゃないか…あきつ丸よ…。

 

「幸せかなあ…」

 

まあ、悪くないかな…こんなベッドの上も…

 

 

 

 

「「「那珂ちゃんんんんんんん!」」」

 

「霞様あ!もっとお願いしますうううううう」

 

 

これが無ければな!!!

 




お気に入り200…ありがとうございます(´;ω;`)
朝起きてビビりました
本当にありがとうございます
少しでも楽しんで頂けるようこれからも頑張ります!
よろしくお願いします(๑╹ω╹๑ )
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