提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
さて…吹雪?何故あなたはこの場にいるかわかるね?
はい…
私の目の前には風紀委員会の面々が居る…
重々しい空気が流れる…
目が覚めたら…見知らぬ部屋にいた。
まあ海の上よりマシかと考える俺も中々クレイジーなのだろう。
それよりも俺に抱きついたまま無言の吹雪がいる。
「吹雪?」
と吹雪に話しかける
「10年です…」
「え?」
「あなたの初期艦であなたに出会ってから10年なんですよ?!」
「私は指揮官に選んで頂いたあの日を今も昨日のように覚えています
"私と一緒に頑張ろう"画面の向こうからあなたは私に言ってくれましたよね。その時から私はあなたに…あなただけに尽くす事を誓いました。
一目惚れだったんです!1-1は苦戦しましたよね。 何度も挑んでクリアしましたよね!あなたは本当に喜んで、褒めてくれましたよね。でもそのあとの建造で金剛さんが出て鳳翔さんが出てから私は影が薄くなりましたよね。改造してくれたのも覚えています…嬉しかった。
でもケッコンカッコカリは私は遅かったですよね 寂しかったんですよ?他の皆より私の方が長く指揮官と居るのに!って…第二艦隊の旗艦も務めましたね…でも第一艦隊で指揮官の隣でいたかった…秘書艦で居たかったんです…」
「ここに来てまた出会えたのに私にはちっとも構ってくれないじゃないですか! あなたの初期艦は私なのに…私だけのものなのに…。
他の魅力的な艦娘も増えました。 深海棲艦やら別世界の人やら!どこかの提督さんまで!!!! 心が広いんですか?たらしなんですか?
なら私にも構ってください!好きなんです大好きなんです!愛してるんです!」
「吹雪…」
「最近は危ない事だらけで!指揮官が…死んじゃったら…私」
「だから…ここに監禁しました…。 眠ってる指揮官の部屋に入りここに運びました ここは私しか知りません…掃除しててたまたま見つけた所なんですから… 」
「今日だけでもいいんです… 見つかったら私は処罰されるでしょう…でも!私は…!!!」
と吹雪がキスをしてくる…
舌を絡めて 時間をかけて…。
「ぷはっ…今の指揮官は私だけのものなんです!誰にも邪魔させない…私だけの…私だけのものなんです!!」
チュッ はむ
頬を、首を耳を舐められる。
必死に抱きつき体を擦り付け赤くなっている吹雪は、泣きながらそれを続けた。
吹雪が震える 息遣いが荒かった。
「ふっ くううっー!!ーーーー… はぁ……はぁっ」
「なあ吹雪…」
「既成事実さえあれば…指揮官は、ずっと私を見てくれますか?」
赤みを増した吹雪の表情は…いつもの吹雪ではなかった。
「吹雪?既成事実って!…」
「私はこんなにも好きなのに…他の娘ほど魅力はありませんが…」
と俺の服を少しずつ脱がせて行く。抵抗するも艦娘の力は強く…なされるがままだった。
何を言っても聞く様子はない吹雪。
「ごめんなあ吹雪… そこまで思ってくれてるなんて知らなかったんだ…でも…吹雪は一番最初から俺を支え続けてきてくれたもんなあ…
それに俺は吹雪に魅力がないなんて思ってないぞ?俺は好きだよ」
「……」
「指輪の順番とか…確かにあるよ。でもお前は俺の中でも何があっても一番最初に出会った初期艦だ…それは忘れてなんかいないよ…」
「だから、既成事実とかでなく…その…時がきたらな?」
「それはいつですか?私は何番目なんですか?誰が最初なんですか?」
「いや… それは…」
「きっと、金剛さんですよね?」
「わからんよ!そんなのは…」
きっと金剛さんなのだろうなあ…。
「意地悪な質問でした……これからは…たまには私にも構ってくれますか?」
「ああ!約束する!」
と提督は私ににキスをしてくれた… 今はこれくらいしか出来ん…と
優しいなあ…私を傷つけないようにしようとしてくれる…
でも…
「でも!!私は!」
やっぱり一番が良いんです…
ごめんなさい提督…
フーッ!フーッ!と息を荒げ吹雪が自分の服を脱いでいく。
「吹雪!やめろ!」
と、その時
ワーワーと外から声が聞こえてきた…?
なんでここが!?
ーー見つからないはずがないか…
艦娘達が提督と秘書艦が居ないと大騒ぎしているんだもんね…
そしてここも探し出され、突き止められたのだろう…
ドアをドンドンと叩く音が聞こえる。
ごめんなさい…と震える私。
なのに指揮官は私を押し除ける訳でもなく私に服をちゃんと着せてくれて抱きしめてくれた。
ごめんな…と、そして愛してると言って皆が入ってくる中もう一度キスをしてくれた。
そこに入ってくる艦娘………え?なにこの集団は?
そこにはどこの宗教団体だ?みたいな集団が居た…
黒い装束に仮面… 一目でヤバい集団てのは分かった。
「我ら!鎮守府風紀委員会!…なっ!目の前でイチャイチャしてる…だと!?」
「抱きついてキスしてたであります!!!」
「うらや…けしからん!」
「提督を拉致監禁した罪は重い!確保おおお!」
吹雪は
「ご主人様…?」
「…はい」
ついでに救もベルファストに連行されて行った。
吹雪は仮面の団体に囲まれて査問に掛けられていた…。
「ブッキー…あのキスシーンは…効いたヨー…」
「何人かがショックで中破したからな…」
提督を拉致監禁というある意味で前代未聞の事件に艦娘は震えた…羨ましい!と
そして突入時のあのキスシーンは余りにも大きな衝撃をあたえた!羨ましすぎると!
「吹雪…?」
「はい」
と吹雪が言う。
「吹雪の気持ちは分かっていますよ?でもね? まだケッコンカッコカリもしていない私達はどうなるの?」
と仮面のAがポツリと言う。
「あ…」
と吹雪が漏らす。
「そうよ〜?ケッコンカッコカリしてる私達だって不安な時はあるわあ〜?」
と仮面の艦娘Tが言った。
「指揮官様を困らせたことは…おいたが過ぎますが… 愛が欲しい…その気持ちは分かります…」
と異世界の仮面Aは肩をすくめ。
「私たちに至っては立場で言うと敵だもの」
と仮面の艦娘Hが言う
「皆…ごめんなさい…私…」
「はい!ごめんなさいを聞きました!この話は終わり!しゆうーーーりょーーーー!」
と査問は唐突に切り上げられた。
吹雪は拍子抜けした え?怒ってないの?と
怒ってないと皆は言う。
皆ライバルだけど…大好きな仲間だから 家族だから…。
でも、無理矢理の拉致監禁はダメだよ?と吹雪の頭を撫でながら言う。
「はい…!ありがとうございます、ごめんなさい」ポロポロ
「提督に感謝しなくちゃね?」
とボソリと耳元で誰かが言った
「あの時提督があの行動を皆に見せつけてなかったらあなただけが悪者になってたのよ?提督は本心でやっただろうから、そのつもりはないかもだけど…………妬いちゃう…ね」
え?!と振り返っても近くには誰もいなかった。
「さあ!切り替えていくわよ!吹雪!」
と仮面を外した艦娘達が笑顔で私を見ていた。
「もう昼休みよ!ご飯行きましょ?」
きっと皆も色々我慢してるのに…
なのに黙って…すぐ許してくれて…
気持ちもわかるぞって…
皆も優しいなあ…ごめんね…ありがとう…。
「で!で!で!!! 」
「そんなことより!提督は誰が一番て!?」
「最初の相手は…誰にしたいと!?」
「次のケッコンカッコカリの相手は!?」
質問責めだった…。
あ…こいつら最初から私の行動わかった上で泳がせたな?
でも思いの外暴走したから焦って突入してきたな?
一番知りたいのはソレかーー!!
皆…
私の今の気持ち返して…
「秘密です」
「なっ!?吹雪!教えてくれよ!」
本当に知らないけど…皆への仕返しです
「秘密です♡」
「「「「そんな! 教えてくれえええ」」」」」
「でも吹雪…夫婦体験の時に…今日のこと思い出して恥ずかしくて気まずくなるんじゃないかしら…」
「あっ…」
ーその頃の救は?ー
「提督う〜 無事でよかったよおー?」スリスリ
「時雨… 顔を擦り付けない」
と提督は時雨を優しく引き離そうとしていた。
ベルファストの説教から解放された後の救…。
執務室の椅子に座る救を横から抱きしめ、頬に頬を擦り付けて甘えている時雨の姿があった。
時雨は…吹雪の査問に参加せずに抜け駆けをしていたのであった。
「僕だって…提督のことこんなに…好き ん? アレ? 白露姉さん!? 」
「……」
白露が立っていた…笑顔で。
救ですらその姿に戦慄を覚えた。あぁ…この人を怒らせちゃいけないなと。時雨はガクガク震えていた。
「アハハ… いや!これはね!?提督が1人だから!護衛も兼ねて!側に居なくちゃと思ってさ! ね? ね?何かあったらダメでしょう?!」
「何かって今がそうでしょ?
クイッと親指で表に出ろや…とジェスチャーをする白露。
「は…はい」
あんなに素直に従う時雨も珍しい…どれだけ白露は怖いのか…
「抜け駆けする悪い娘はいねーかーー?」
そこにさっきの団体がやってきた。
「あ…」
時雨がこの世の終わりみたいな顔してるわ…
「「「時雨…お前の事だぁぁぁ!!!」」」
と団体様は時雨を縛り上げる!
「え?!嘘!? 姉さん!? 提督!?助けて!?嫌だぁぁぁぁぁ」
時雨は強制連行されて行った…。
団体の中に吹雪らしき人が居たような気がしたが気のせいだろう…。
今日も鎮守府は平和です!
勢いでちょっと…アレなシーンをと思ったらいつもの路線だったでござる
さーせん!毎日更新が多分止まります!
何卒!よろしくお願いします(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)