提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
ありがとうございます!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
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甘酸っぱい 前夜のお話です
さて…聡明な視聴者の方はお気付きだろう。
着任記念日ってもー!アンタこの鎮守府乗っ取った時にはすでに艦娘いるじゃん?なら記念日って皆同じ日じゃね?
そーだよ…だから困ってんだよ。
今まではさ…何か物送ったり、外にランチや買い物とかで済んでたの。
なのに今年からは1日夫婦ですって〜?そんなおバカ発言をしたのは〜どこのどいつだーーい?先生怒らないから手をあげなさい?!
アタイだよ!!
体がいくつあってもたんねーよ!
「何をさっきからブツブツと喋ってるんデス?そこは壁ネ」
「いや、画面の向こう側の同士諸君にね」
「???」
「昔のことを思い出していたんだ…着任した日のことをね」
「アレは一生わすれられまセーン!あの抱きしめられた感触は今も....えへへへ」
相変わらずキャラが飛んでますよ?金剛さん。
「まあ…あの後に悪しき鎮守府が気に食わない!と言って全員に砲撃させた後鎮守府の妖精と皆で鎮守府を建て直したのもいい思い出デース!」
そう! あの悪趣味な部屋の肖像画も銅像もシャンデリアも
艦娘が着せられていたメイド服も全て す・べ・て!
一斉掃射で吹き飛ばした後に建て直しました。
妖精さん達が一晩でやってくれました♡
「ぶらっくです!」
「おうぼうだー」
と、苦情が半端なかったけど金剛のお茶菓子で許してもらえた。
え?その日はどーしたかって?
全員で野宿デス!
というよりも金剛さん?
あなたは何で私の私室に居るのかな?夫婦は明日からじゃ?
「何言ってるんデスカー!?朝からここに来て、はい!今日から一日中夫婦です!よろしくお願いしますね!ってのもおかしなものデース
ちゃんと朝起きた時点でからおはようのキ、きききキス////で挨拶してから始めないといけません!もちろん!夜まででなく次の日の朝まで一緒にいます! え?なんでかって?それはもちろん夜からお別れすると寂しすぎて寝れませんから次の日の朝に行ってらっしゃいのキスをしてもらわないとやる気がでません!金剛、大丈夫じゃないです
え?やる気よりキスする事が目的じゃないか?デスカ?
私は提ト....ダーリンに撫で撫でしてもらって抱きしめてもらえるだけでも幸せですがそれだけだと…いつもと、他の人と同じですよ?
1日とは言え夫婦なんですから、それなりに特別感がないといけません!その為には今まで以上に踏み込む必要がありますよね?
しかもそれは他の誰でもない私が一番最初なんですから!特に!特に!!ここは譲れません!!!あわよくばその先も.......そして最終的には私のバーニング ラブを受け止めて本当に結婚まで行けたら.....ダーリン?子供は何人ほしいですか?私は1人だと寂しいかな?と思うので2人は欲しいかな、なんて思ってたりします。あ!でもダーリンと2人の生活も楽しんでみたいのでしばらくは2人で暮らしたいなーなんて そんなーーーーーー」
「こ、、金剛さん? おーい かえってこーい 」
いかん 笑顔なのに目からハイライトが消えてるし キャラ崩れてるし
「〜〜そのために今の瞬間から夫婦である必要性を感じここにいます!金剛、気合入れて、いきます!」
うん、なんかよくわかんないけど断れそうにないや。
そして赤らめた顔をしたまま上目遣いで金剛が…
「ダーリン....不束者ですがよろしくお願いしマース」
なんて言うものだから…。
「ぐふうっ!!!」
「ダーリン!?どうしたデース?!いきなり吐血して!?嫌デース!!死なないで下サーーーーイ!!」
くそっ!何で不意打ちなんだ!!可愛すぎる!これが金剛....
試合前から....燃え尽きちまいそうだよ ガクッ
「ダーリン!? ちょっ ダーーーーリーーーーーーーン!!!」
提督の私室に金剛の叫びが響いた。
その頃私室の外では.....
「お、お姉さまと......何と羨ましいッッひえええぇっ!!!!」
「榛名は大丈夫じゃないです」ハイライトオフ
「ぐぎぎぎぎ 提督....僕だって僕だって....」ハイライトオフ
「来週まで待ちきれる気がしませんね」ハイライトオフ
「オリョクル行ってくるでち.....」
「この気持ち!深海棲艦を何隻沈めて落ち着かせようか」
羨ましがるもの、悶えるもの、何かをブツブツと呟くもの、修羅に入ろうとするもので地獄絵図と化していたのを2人は知らない
鎮守府強奪以来金剛をはじめとして鳳翔、時雨はオープンに提督にアプローチを掛けるようになっていた、しかし他の艦娘もこの2年と言う歳月で徐々に提督を好きになっていたのだ。
そして、今回金剛があそこまでして良いなら自分達も許されるだろう密かに考えているようだ
「何やってるデース??」
修羅以上の般若がそこに居た ドアの隙間から顔を覗かせドスのきいた声で言う金剛には誰もそれ以上もの言うことは出来なかった。
「「「「すんませんしたーーーー!!!!」」」」
ぞろぞろと引き上げるメンバーを見送った後…。
「さーてダーリン?紅茶にする?お風呂にする?それとも....ワタシにしますカ?///」
と180度違ったテンションで私に話しかけてきた 金剛、君は芸達者なんだねぇ....
「紅茶はさっきから5杯はもらったよ、風呂も終わっている、なら...」
「なら////?」
「寝るか」
「ひどいーー!ダーリン!ここまで期待させて、私は悲しいデース」
およよよと泣く金剛
だってもう夜中の24:30だぜ?夜更かししてると明日に響きそうだし
「ならダーリン一つお願いが有りマース」
「ん?何だい?」
「この指輪を夫婦の間だけで良いデース、つけてくだサーイ」
と シルバーリングを渡してくる。
「まずは形からデース」
金剛....あんた乙女だねなどと考えながら左手の薬指に指輪を付けてみる
ぴったりなんですけど? え?指のサイズなんか教えましたか?
「あの、金剛さん?」
「はい!ぴったりでショー?ちゃんと測りまシタ!」
いつだよ!!怖え!凄えけど怖え 恐るべし!金剛!
「気になるところではあるが ほれ、着けたぞ?」
「えへへへ ありがとうございマース えへへへ お揃いのリング....」
あかんこれ 悦に入ってますわ、キマッてますわ
「まあいい、そろそろ寝よう金剛」.
と用意されているベッドとは別に布団を敷く準備をする
「金剛はいつもベッドだろ?なら今日はベッドを使ってくれ、私は床に布団を敷いてね.....」
その言葉が終わるまでに私の腕を金剛が掴む
「何してるデース?一緒にベッドで、寝ればいいんデス....夫婦なんですカラ」
「え?!」
正直そこまで想像してなかったから私はポカンとした
「え?ダーリンは私と一緒は嫌デス?」
「えっ あの いや 」
そうゲームの中でケッコンカッコカリしてたとして
1日夫婦をするとして それでも女性とデートすらさた事なかった私にすれば戸惑うのは当然であった
「一緒に寝るんでス!これだけは!譲れません!」
お前はどこの正規空母だ?
結局押し切られる形で 2人でベッドに入った
10月も半ばで寒くなってきたからある意味ちょうどいいのかもしれない
そも、誰かと一緒に寝るなんて小さな時以来か............
と、考えているうちに私の意識は少しずつ落ちて行った
「おやすみ、金剛....」
「はい!」.
寝ましたね?寝ましたよね?
ツンツンとダーリンの頬を突いてみる…よし起きない。
まさからここまでうまくいくとは思ってはいなかった。
でも、それでもあなたと一緒にいたかったんです。
私より魅力のある艦娘はたくさん居ます。
でも、私はそれでも貴方を愛しています。
あの日、私は貴方に救われたんです。
だから、私は何があっても貴方を守ります、
でもこの時だけは誰よりも側に居させてください、甘えさせてください、特別で居させてください。
ちらっと、左手の薬指の、リングを見る、
今までもらったことのなかった給料をコツコツ貯めて買ったリングだ。
決して高いものではないがそれでも金剛にすれば一生懸命に選んで買ったものだ。そしてそれを提督は着けてくれている。
執務中に居眠りした提督の指からサイズを測ったのは内緒だ…。
「ダーリン、愛していマス....おやすみなさい」
金剛はそっと愛する人の頬に口付けをして目を閉じた。