提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
途中で挟む話で 0.5話もありますので
実際の数字と少し離れますが…
「どうかしたの?提督」
「ん 加賀か… いや 戦争真っ只中と言うのに…平和だなあと」
「この束の間の日々はあなたが勝ち取ったものですよ」
「いや そんな事はない…前にも言ったが称賛されるべきはお前達だ」
「でも…」
「お前達だけがそう言ってくれるだけで俺は報われているんだ」
そうだ
提督は目立つ事はない
執務室から戦略を立て 指揮を行い
前線に立つ私達が 皆から見られる、
椅子に座る上層部、海軍が褒められる
でも私達は知っている
いかにこの人が私達を沈めまいと日夜、色んな資料を漁り、戦略を立て 一人一人に指揮を取っているか
「さあ 残りのバカンスを楽しもう」
残りは皆でひたすら楽しんだ
この時間がただ、ひたすらに愛おしかった
皆や大好きな提督とのこの時間
バーベキューで黒焦げになった肉や野菜でさえ
美味しく感じ…………やっぱり苦い
私達もきっと沈んだら…あなたを探すでしょう
何年経っても 絶対にあなたの元に
でも沈むつもりもない
あなたが命を全うするその瞬間まで傍に居ます
みんなーー!ー!花火しよー!!
提督が言い出した
何年振りかなあ…花火なんて とか言いながら準備する提督
「わぁ…綺麗…」
「うひょーーい!!」
「二本持ちっぽーーい!」
「危ないぞー」
「線香花火は最後よね?」
「打ち上げ花火やろうぜ!」
「誰だ!煙玉に火をつけたの!!」
「ネズミ花火が追いかけてくるよおー」
「ロケット…5連射!!!」
「スイカを切って来ましたよ〜」
「……」
提督が皆を儚げな表情で見つめていた
「どうなされたのですか? ご主人様」
「ベルファスト… いや…少し感傷に浸っていただけさ」
「そうですか…」
するとご主人様が立ち上がって言った
「みんなーー」
「んー?」
「なに?」
「どしたの?」
「いつもありがとうな お前達のおかげでこうやって俺はここに居られるんだ…本当にありがとう 大好きだ」
「どうなされたのですか?指揮官様〜?」
「いや…何となく伝えたくて」
「なら…言葉なんかいりません…ずっとお側に居させてください」
「ええ!それが私達の幸せですから」
幸せとは 今目の前にあるんだろう
このひと時…一瞬の積み重ねこそ何にも替えがたい幸せなのだ
「次は…常夏の島…連れて行ってくださいね?」
そうだなー…
花火の続きをやった
花火で花火に点火するのが好きだ
何か別の人と楽しみを共有してるみたいで嬉しくなる
打ち上げ花火の豪快さが好きだ
ヒュルルルと登るにつれて高揚する気持ちと
一瞬に全てを濃縮したような空に弾ける輝きは思わず見惚れてしまう
綺麗なものは…やはり心を奪う
線香花火の儚さが好きだ
蛍の光の如く小さな光は ちょっとしたことで落ちてしまうのも
楽しい時の終わりのようで少しもの寂しいが
また、したいなと俺の中に残る
最後にどでかい打ち上げ花火を上げる
と 武蔵が山賊おむすびみたいなのを何個か持ってきた
何尺玉?…それ
それに火をつけ
「そおおおおい!」と投げた
飛ぶねーとか思ってると
ドォン と
それは綺麗な華が闇夜に咲いた
「アイツらにも届くといいな…提督」
「届いてるさ」
海で遊び終わった後の まだ足に波がぶつかる感覚
花火の後の 火薬の匂い
暗闇から聞こえる虫の音
皆の 終わったねーと言う声
寂しいけど意外と嫌いじゃない
またやればいいんだから
よーし バカンスの終わりだ
明日からも頑張ろう!
「おー!」
テンションの高い隼鷹をはじめとした
酒盛りをする班を残して俺は私室に帰った…
まだまだ余韻は俺の中に残っている
このバカンスも
色んなことがあったなあ…としみじみ思う
だからその余韻に浸りながら寝たい
さあ寝るか…
「ネエ…」
おいおい
誰かのいたずらか?
「おい …誰が…」
また肩に手が置かれた
「夜戦しよ!!」
「むっ ケチー!」
「いやいや また今度な?」
「嫌だー!テンションあがってんのー!」
「提督ともっと遊びたいのー!!」
「アソボ?」
「おい川内…もういいって」
「いや…私何にも言ってないよ?」
「ネェネェ コッチミテ?」
いや
怪談はまだ残っていた…
しかもご丁寧にそっちを見てしまう2人
目があった…
「ヨカッタ…ミエテルノネェ?アソビマショォ…?」
にったぁぁ と笑った笑顔がそこにあった
「「いやぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあ!!!!!」」
ホラーのオチってこんな感じでしょう?
いつの間にかお気に入りが280になっていたことにビックリしました
メッセージも頂いたり…
メッセージ機能…初めて知りました…
本当に…ありがとうございます(´;ω;`)
実は当初では50話くらいかなーとか思ってたら
楽しくなってる自分が居まして 1ヵ月経たない間にこうなりました
こうなりゃ 行けるとこまで行ってみようかなと
皆さんの貴重な人生の数分を奪うことに注力しようかなと!
もう1時間くらいは奪えたかしら?
皆さんにとってのお気に入りの話とか気になるところですね
はい!
いつも通りです!
お気軽にコメント等お待ちしています!