提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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Q また 戦闘ですか?

A はい

Q 艦娘と殴り合いですか?

A 50話以上ぶりに深海棲艦と…?


70話 西波島大決戦 ① 裏表の世界

黒いコールタールの様な闇…

押し寄せる波

それは黒く暗く 海の底よりやってくる

 

かつて沈んだ艦があった

共に沈んだ人が居た

 

半ばで打ち落とされた艦載機があった

共に沈んだ人が居た

 

最初は其れだった

 

 

 

戦いの中で沈んだ艦娘が居た

 

戦いの中で沈んだ深海棲艦が居た

 

海に生まれ海で死んだ生き物が居た

 

 

 

様々な想いはいつしか深い海溝の底で暗く燃え上がった

 

 

海の底の 光も届かない深い底に 其れは居る

 

光が欲しい…

 暗いのは嫌だ…

   孤独は嫌だ…

どうして?

どうして?

この悲しみは…絶望は如何すれば無くなるのだろうか?

この孤独はどうすれば消え去るのだろうか?

 

なぜ光の当たる場所は…

アイツらは

アンナにモ…暖かソウなのカ?

 

許さない… 許せなイ

 

 

其れはついに海の底から這い上がってきた

触れるものを深海棲艦に変え

海の底の怨嗟を従え深海棲艦に変え

 

海の怨念は 世界を覆う為に闇と共に ある場所を目指す

 

其処は輝いて見えるから

其処は眩しくて邪魔だから

 

其処は…救ってくれそうな気がするから

其処は…

 

 

 

「…来るね……でも今回は違う? まさか」

 

 

 

 

 

 

 

 

某地方鎮守府遠海偵察部隊

 

「深海棲艦の進軍を確認!この数なら行けます!」

 

「ええ!行くわよ!   え?何?あの…後ろの…」

 

「ええい!やむを得ません!!攻撃開始!」

 

ドォンと鳴り響く砲音

深海棲艦自体は大した戦力ではない

 

簡単に退けられる

 

「目標深海棲艦!轟沈を確認!」

 

しかし

 

 

 

「何…あの黒いの…に攻撃が効かないなんて…」

 

「こちらに…来る?」

 

「来るッーーー! きゃぁぁあ」

 

「雷!!」

 

黒い何かが雷を覆う

 

そして…

「雷…?何で?」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「アア…」

 

「きゃぁぁぁあ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近…妙な胸騒ぎがする…

俺の中から…来ているのか?

 

「どうしたの?ダーリン…」

「いや…何か変な感じが…」

 

「大丈夫?あなた…」

 

「あぁ…疲れてるのかな?」

 

「無理せず休んだら?」

 

 

「そうしようかなあ…」

 

 

 

 

日に日に増す 何とも言えない不安感…

これは…もしかして先輩の…??

 

 

 

コンコン

「提督!元帥閣下がお見えです」

 

 

「え?」

 

 

 

 

「おお 元気そうだな 救」

と御蔵が執務室に入ってくる

 

 

「いやいや いきなりすまんな」

 

 

 

 

 

 

「どうしたのですか?急に」

 

「ふーむ…久しぶりに会ったのに…まあ良い…急だが…救よ、最近何か感じぬか?」

 

「仰ってる意味が…」

 

「…何でも良い」

 

「まあ…変な胸騒ぎはありますね」

 

「…そうか…」

 

「どうしたのですか?」

 

「……お前さんには話さなければならない事がある」

 

「お前さんは海の怨念というモノを知っておるか?…あと言葉は丁寧出なくて良い」

 

「はい… あの 恨みとかそう言った念…?」

 

「そうじゃ…」

「今から話すことはお前が受け止められるかは分からん…しかし…

 

今から起こることはお前にも関係があることだ」

 

 

「… 救 今お前達に…いや、この世界にとてつもない危機が迫っている…」

 

「其れを止められるのはお前たちしか居ない…とワシは思っておる」

 

 

 

 

 

〜〜

 

 

 

 

「先行した偵察部隊は連絡が取れない!」

 

「まさか…やられたか」

 

「いや!敵機撃墜の連絡がはいっている」

 

「敵前逃亡なぞ…ありえないが…」

 

 

「!… 敵機と思しき部隊発見しました!」

 

 

 

「な…何だあれは…」

「深海棲艦だけじゃない…??」

 

 

 

黒…いや 漆黒のコールタールのようなモノが深海棲艦の後ろからゆっくりと迫っている

「臨戦態勢! 通信班はすぐに大本営元帥閣下に連絡を!」

 

 

 

 

 

 

 

「お話中失礼します!閣下…大本営から連絡です!」

と大淀から電話を受け取る御蔵

 

「む…連絡か?」

と電話に出る御蔵

 

うむ…そうか……ついにか

あぁ… そうだな

 

例の作戦を開始せよ…

今度こそ…

 

電話を終え救に目を向ける御蔵

 

その時!

 

「提督!!入電です!!!!」

「深海棲艦の大規模侵攻を確認との事!!」

 

 

「何…こんな時に…! 数は!?位置は!?」

 

「提督…その…真っ直ぐと、敵はこの鎮守府へ向いて来ています…ありえない数です…およそ到着まで約2時間!!」

 

「何だと……総員!戦闘準備をするように伝えろ!…」

 

「はっ!!!」

と大淀が駆けて行く

 

「さっきの話と関係があるんですね?」

 

「ついに来たか…」

 

 

「何ですか!?よくわからないのですが!」

 

 

「今から…最悪この世は地獄と化するぞ…それをワシらは止めないばならぬ」

 

 

「あの!理解が追いつかない…」

 

 

「まあ そうじゃろな… まあ 聞け」

 

 

「ワシは50年以上も前にこちらに来たと言ったな」

 

「ええ」

 

「アレは…ある意味で嘘じゃ」

「ワシは最初は…12年前にここに来た…しかしな…数年で死んだ」

 

「え?あの…」

 

「深海棲艦の侵攻でな」

 

「それでな…海は奪われ…人々は死に絶えた」

 

「今でも生きてるじゃないですか…一体何の」

 

「…お前は自分の裏の存在を知っているか?」

 

「え?裏の…存在?」

 

「そうじゃ… この世界と現代の世界は裏と表…即ち…自分と同じ存在がこちらにもいるということじゃのう…」

「ワシもお前さんと同じじゃよ…ワシは裏の自分の命を貰って…、そして世界の理の手助けで」

 

「俺と同じ?どう言う事ですか!?」

 

救は考える

頭がこんがらがる…裏の存在?もう1人の存在?

俺と同じ?

其処である一つの考えに辿り着く…

…まさか

 

「そう…松田 祐樹はお前の対…裏の存在にあたる奴じゃな…」

 

 

 

「そしてもう一つ伝える事がある……ワシは何度もこの世界を繰り返してておる」




さて…

この話は何話か続きます

少しでもお楽しみ頂けたら幸いです

基本0時更新 予定です!

優勝チームは?

  • ① 金剛四姉妹 金剛、比叡、榛名、霧島
  • ②空母チーム 赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴
  • ③深海棲艦チーム 姫ちゃん、鬼ちゃん
  • ④長門、麗チーム
  • ⑤アズレンチーム 赤城、大鳳、ベル
  • ⑥死ななかった提督
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