提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜 作:ふかひれ
オチ?
何故こうなった?
思い返してみても…わからん
まあ…十中八九、明石達の仕業だろうなあ…
バキィ…と ドアが破られた……その…拳で
破れた箇所から顔を覗かせるのは……
伊勢だった
「てぇいとくぅー みぃーーっけ」
そのまま手を突っ込み鍵を開ける
「ココにいたんだね?」
「さあ…提督…私と…「待ちなさい」
「誰よ…」
ドスの効いた声で声を遮った艦娘の方を見る伊勢
「貴方が相手なら…私が出るわ……」
「扶桑!」
「あらぁ…不幸…いえ、扶桑先輩……邪魔するなら……容赦しませんよ?」
「こっちこそよ… 先輩に対する態度…教え込んでやらァ!」
お?
「何が不幸艦だァ?バカにしやがって……ぶっ潰してやんよぉ…」
あー手遅れだー…扶桑…もかあ
「前々から思ってたんですが航空戦艦って中途半端ですよねえええ!」
「上等だコラァ!!!」
弩級戦艦の殴り合いが始まった
怪獣バトルじゃないか…
もうココは安全じゃない…
「は、早く逃げましょう…」
と瑞鶴が言う
「そ、そうだな…」
金剛を連れて3人で逃げる
色んなところから
怒号や悲鳴が聞こえる
「待ちなさい」
加賀だった…
「貴方…提督を独り占めなんて許されないわ…瑞鶴…」
「貴方には前々からヤキを入れなきゃと思ってたから都合が良いわ…」
「何だって?」
「こっちだって!アンタにはムカついてたのよ!」
瑞鶴が振り返って俺に言う
「提督…どうやら…避けられないみたい!相手は私をご指名だしね!」
「提督…私やってくるわ!」
「来いやぁぁあ!!」
「舐めんな!やってやらぁぁあ!!!」
と言いながら加賀の方へ走って行く瑞鶴…
少し瑞鶴がカッコよく見えた
ん?
踵を返して来たぞ?
「無理無理無理無理無理無理無理無理!アレは無理だって」
諦め早くね!?
一体何がどうしたと…
瑞鶴の向こうのソレを俺は見てしまった…
「おおぅ…」
「アレは私でも自殺か逃げマース…」
加賀の横に
赤城、鳳翔、龍驤を筆頭に
完全に目がイッてる翔鶴が居た
「指揮官ー!!」
「提督ううう!!」
「愛の試練!乗り越えましたわぁぁあ!次は妹ねえ?!!」
「あなたー?浮気ですかぁ? そこの小娘ぇ?何人の旦那誑かしてるのー?」
「提督ー!無理!アレは本当無理!」
「めっちゃ後ろから爆撃機飛んできてマース!」
「助けてえええええ!」
とにかく逃げるしかない
「きゃぁっ!」
転ぶ瑞鶴
「瑞鶴!!」
俺は瑞鶴の手を取りに戻った
「提督…私なんか放っておけばいいのに」
「そんなことできるか!!」
「提督……ありがとう…」
「よし!立ったな!? 早く……あれ?」
ガッシリと掴んだ手を離さない瑞鶴……
「瑞鶴!ふざけてないで……」
「ふざけてないわ!うふふ」
「あっ…」
「ずっと離さないわ!…提督…好き…好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」
「まじかよおおおおお!」
ちょっ!動…かねぇ!何だ?!この握力は…
「凄いパワーデース!瑞鶴…離しな…」
「げっ!!後ろから空母組がっ!」
「いやぁぁぁあ!!早く離すデース!!」
「無理よ…だって私と提督は運命の赤…」
ドコォン…
どうやら誰かの艦爆が瑞鶴にヒットしたようだ…
「誰じゃい…コラァ…」
「瑞鶴よぉ…ワレ何勝手に提督のおてて握ってんのじゃ?オオン?」
「痛えだろうがよお…先輩共よぉ…」
「姉とはいえ…許さんぞ?一航戦諸共…ボコしてやんよぉ…」
「五航戦が…言うじゃない……返り討ちよ」
「「「「うらぁぁぁあ!!」」」」
鎮守府壊れちゃう!壊れるからぁ!!
「ミツケタ…」
「提督ぅ…」
次は霧島と比叡か!!
「あははははは!!」
2人は狂ったように笑いながら走ってくる
金剛に向かって
「「お姉様ぁぁぁぁぁ!!」」
「えっ!?ちょっ!わたしデスカーー!?!?」
「ノーーー!!!!」
突然のアメフト並みの飛び込みに金剛はなす術なく捕まってしまう…
「えへへへ 捕まえましたぁ」
「比叡?やめまショウ?」
「お姉様お姉様お姉様お姉様」
「もう離しません!お姉様ぁ」
「霧島……?」
「さぁ…姉妹の愛の巣へ帰りましょう?」
ゾクッ…
「ダーリン!助けて!本当にマズい気がするの!助けてダーリン!」
キャラも忘れてガチ叫びする金剛
「霧島!比叡!金剛を離せ!」
「チッ…提督…邪魔するのですね?」
「なら…提督には…」ニヤリ
「時雨さん?提督は差し上げます…どうぞ…」ニタァ
「ありがとうね?2人ともぉ」ニタァ…
「さあ…提督?愛しあおう?2人で誰も邪魔な入らないところで……ね?」
コイツら…悪魔を呼びやがったか…
「ダーリンの貞操がピンチデース…」
「ダーリン…逃げて!私に構わず…逃げ延びてくだサーイ」
「感動的ですねお姉様…でも…」
「お姉様はこちらでーす!」
「いやぁぁぁぁぁぁあ!!」
金剛は拉致られて行った…
「面白いものを見たね!提督…さて僕ら……も…あれ?逃げた?」
そこに救の姿はなかった
「……あはは…!仕方ないなあ…足でも折るべきなのかな?」
俺は逃げた…あそこなら!
あそこなら…!
「はぁっ!はぁ… ここなら…多分大丈夫か…」
とある部屋から通じる隠し部屋…
俺しか知らない隠れ部屋
ここなら安心だろう…
外には艦娘の声と戦闘音が聞こえるが ほとぼりが覚めるまではここに居た方が安全だろう…
しかし、皆は元に戻るのだろうか?
恐らくは 性格の変わる薬ー!とか言ったのを明石が開発してしまったのだろう…
とはいえ、その本人も薬の影響か…工場で「エOァ作るんじゃあ!」って燃え上がってるらしいしなあ……あれ?平常運転じゃね?
金剛は…まああの姉妹なら何かされるってことは…あるだろうが命までは取られないだろう…
「困ったなあ…」
コンコン…
「救君?大丈夫?私だよ…麗だよ」
「…ッ!麗ちゃん」
「何か鎮守府の中が凄いことになってるって通信もらって来たよ」
「ウチの皆んなが鎮静化させてるからもう大丈夫だよ!」
良かった…
俺はドアの鍵を開けて外へ
「ありがとう…麗ちゃん…助かっーー」
待て!
誰が通信した?!
まともな奴なんか居ないはず
その前に麗ちゃんもーーーーーー
その前に何故ここを知っている!?!?
「捕まえた…」
俺が隠しドアを閉めるより早く麗はドアの内側へ入ってきた
そして
「えへへ…捕まえました」
抱き付き…押し倒してくる
うわーいい匂い…じゃない!!!
何つー力よ…君そこまで強かったっけ?!
「麗ちゃん…君まで?」
「おかしくなってるって? 違いますよ?正直に生きてるだけです」
「皆も提督を探してたんですからね?」
部屋にはいつの間にか艦娘達が…雪崩れ込み
赤い顔で俺を見下ろしている
ああマズい!
「麗ちゃんが1番かあ…」
「ダメデース…1番は私デース」
「いや…僕が…」
「私が…」
…
…
「じゃあ皆で行きましょう……皆で仲良く…いただきます…」
うおおおおおおお!?!?
「どわぉぁ!!!」
目覚めた俺は… アレ?
ここは…私室? あれ? アレは夢?
確か俺は皆に……うっ…頭が
「あれ?提督どうしたの?うなされてたよ?」
「うおっ!?時雨」
とっさに身構える…
「どうしたのさあ…提督? 怖い夢でも見たの?」
普通の時雨のようだ…
「いやな、変な夢を見たらしい」
「へぇ…珍しいね!どんな夢?」
それはな……
と話す俺を笑う時雨。
「そんなことあるはずないよww面白い夢だね!提督!」
「そんなことより朝ごはん行こう?皆待ってるよ」
「おっ!そうだな…」
「僕は先に行ってるね?」と先に食堂に向かう時雨
何だ…夢なのか…
やたらリアルだったけど…
「まあ 夢ならよかった!!」
と一安心する俺
「夢ならね……」ニタァ
後ろを向く時雨が何かあった気がするが聞こえなかった…
「アイシテルヨ…提督…ふふふ」
あれ?皆の俺を見る目が違う気がする…
あれ? 瑞鶴…その傷……あれ?
俺は何も知らないフリをした
意味深な終わり方…ですね
オチなぞない!
提督お金剛のお話はまだ50%くらいの出来なのでお待ち下さい…
たまにはこんな話もありかなあと…
あとは…バレンタインとかハロウィンとか…
色んな話がありますが…(๑╹ω╹๑ )
少しでもお楽しみ頂けたなら幸いです