提督の鎮守府生活 〜最果てと呼ばれた西波島鎮守府での日々〜   作:ふかひれ

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89話 ベルファストのメイド教育 武蔵のメイド修行

…ご機嫌麗しゅうございます。ベルファストでございます。

 

今日からご新人メイドと主人様の身の回りの世話をお任せ頂いております。

 

 

メイドの朝は早いです。

 

 

 

「ご主人様ァ!!起床の時間だァ!」

 

「……!?…!?」

突然、ご主人様は布団をまくり上げられベッドから落とされました。

 

「ストーーーーップ!!!」

私は慌てて武蔵様に声を掛けました。

「武蔵?!何ですか!その豪快な起こし方は…」

 

「え!?何!?何なの??」

ごもっともな発言です。ご主人様。

 

「申し訳ありません、ご主人様。実は、この度武蔵様のメイド教育をする事になりまして…」

 

「うむ!そう言う事だな。よろしく頼むぞ!ご主人様!」

いつもの服でなくメイド服でにこやかに言う武蔵様…。

 

 

「武蔵!言葉遣い!」

 

「しまった!!」

 

 

 

 

「何この状況…」

 

 

 

 

遡る事数日

 

「メイド業を体験したいと?」

 

「あぁ!他の艦娘もやってるんだろ?なら私もやってみたいんだ」

 

「私としてもメイド隊が増えるのは嬉しい事ですので…是非」

 

 

等と思ったあの頃の私を殴りたい。

とにかく再教育か必要です。

 

 

 

「いいですか?武蔵様、メイドとはもっとお淑やかなものでございます。武蔵様のは無骨すぎます。」

 

「むう…しかしだな」

 

「あんなテーブルクロス引きみたいな起こし方をするメイドは居ません」

 

 

 

「いいですか?武蔵…今は私が上司になります。言うことを聞いてくれないと困ります」

 

「はい…」

 

 

 

武蔵の猛特訓が始まった。

 

「紅茶やコーヒーをお出しする時は?」

 

「漢は黙ってストレート!」

「砂糖とミルクを確認してください」

 

 

 

 

「軽食を望まれた場合は?」

 

「兵糧丸!」

「何時代の人ですか?」

 

「最近寝付けなくて…」

 

「任せろ!優しいハグで10秒で寝れるぞ!」

「チョークスリーパーですね?寝るでなく落ちるですよ」

 

 

 

脳筋なの?

それとも…まさかのドジっ子属性って奴?

ベルファストは頭が痛くなってきた。

 

 

 

「大和様…」

 

「苦労してるようですね…ベルファストさん」

 

大和に相談してみるベルファスト。

 

「武蔵は…こう…脳筋なところがあって…悪気は無いんですよ?」

 

「ですよね」

どうしたものか…。

 

 

 

「ご主人様ァ!お茶の時間にしましょう!!!」

 

「…青汁…じゃないか…」

 

「ご主人様の健康に気を遣ってみた!」

 

「この、お茶請けは?」

 

「プロテイン饅頭だッ!…です!!」

 

「提督は細すぎますぞ!もっと…強くなるようにトレーニングメニューも考案してある!」

 

 

「え?」

 

「さあ!お茶が終わったら…レッツ、トレーニングだッ!」

 

「いや…それは…遠慮…」

 

「さぁ!行きましょう!ご主人様ァァ!!」

 

ズルズルと引きずられて行くご主人様…。

 

 

 

「……マズい方向に向かってますね」

 

「…止めて来ますッッ!!!」

猛ダッシュで部屋を出るベルファスト。

 

 

 

「あと腹筋を3セットだッ!!」

 

「ぐうううううっ」

腹筋をさせられる救…。

 

 

「ご主人さ……うわぁああ!……武蔵イイイイイイイイ!」

 

ベルファストか物凄い形相で武蔵に掴みかかった。

 

「むっ?ベルファ…ぐえっ!く!苦しい!離せえええ」.

 

胸ぐらを掴みブンブンと振るベルファスト。

 

「メイドがトレーニングを強要してどうするのですかぁぁあ!!」

 

「ちょっ…ベルファスト…離…し」

ガクッ…

 

武蔵は落ちた。

 

 

 

「べ…ベルファストさん?」

ご主人様が恐る恐る声をかけて来ます。

 

「あっ…」

やっちゃいました…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!!私はっ!?」

武蔵が目覚めた…。

 

「目覚めましたか…武蔵」

 

「…むう……間違っていたか…」

 

「もう少し…勉強ですね」

 

「すまない…」

 

「焦っても仕方ないですから…ゆっくりやりましょう」

 

「あぁ!完璧なメイドを目指すぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日

 

 

「ご主人様…紅茶が入りました」

 

「珍しい味だな…武蔵。コレは?」

 

「紅茶にプロテインを入れてみました」

ブフーー!!!

なんだってえええええ!?!?

 

 

「武蔵はいい加減にプロテインから離れて下さい!!!」

 

 

 

メイドの苦労は続くみたいだ。

 

 

 





いつもありがとうございます(๑╹ω╹๑ )
お気に入りや評価、メッセージ等ありがとうございます!
いつでも、お気軽によろしくお願いします!

お楽しみ頂けたなら嬉しいです!

仕事が立て込んでまして…。
ボチボチやっていきますので
次回もよろしくお願いします(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


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