ツツジの花は何れ咲く   作:カラスの餌

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おひさ!

本編とは違うストーリーなんでよろすくおなしゃす


8月8日と言ったら?

今日は8月8日である。

普通の人達からしたらただの変わらない日常だが、同好会にとっては大切な一日でもあるらしい

 

 

 

そんなごく普通の日常の中俺達はある下準備をしていた。

 

 

「おい、高咲こっちのセッティングは終わったぞ、後は……ってお前…」

 

 

「あ、」

 

 

「」

 

 

 

俺は自分の作業を終え高咲の、所へ行き次のやることを聞きに行こうとしたが、現場を見て俺は何かを察した。

 

 

 

「お前…こんな時にも他のスクールアイドルの動画を…本当に今日何の日か理解してんのかよ、このど阿呆が」

 

 

 

そう、コイツは作業をしないで他のスクールアイドルの動画やみんなの練習の様子の動画を見ていたのだ

 

 

 

「むー!アホって浅霧君だって今終わったばっかでしょ!なのにそんなに偉そうに!」

 

「少なくともやってないお前よりはマシだがな」

 

「ぐっ…」

 

 

俺が、一言で返すと高咲は直ぐに黙り込んだ。

 

 

「ほら、侑ちゃんも手伝って!」

 

 

「歩夢にも言われてるぞ、ほら」

 

 

「は、はいやります!やるから!」

 

 

「あ、ちょっと!侑ちゃん!?それは…」

 

 

「え?ああああああああぁぁぁっ!!」

 

 

なんかあっちは騒がしいが歩夢が、いるからなんとかなるだろう

 

 

「俺はしーらねっ」

 

色々言われながらも本人もやる気を出したみたいなので俺はそのままその場から去り1人になった。

 

 

 

そして俺はお気に入りの場所でもある体育館へ足を運んだ。

 

 

「やっぱり今日は誰もいないか…そりゃそうかどの部活も今日は使用禁止とか言ってたな。理由は知らんが…って」

 

 

独り言を呟いていたら横に落ちてるボールに目がいった。

きっとバスケ部の片付け忘れだろうと思い、ボールを手に取ってそのまま戻そうと思ったが…

 

 

「……………」

 

 

どうもそう上手く行動する訳でもなく、俺は3Pよりちょっと後ろの地点に立った

 

 

「誰もいない…よな?」

 

俺は誰もいないことを確認してシュートを撃つ構えに入った

 

 

そして

 

 

「よっと…」

 

 

声と同時にボールは宙に上がりそのままパサッと、ネットをくぐる音をたて床に落ちた

 

 

 

「意外に決まるもんなんだな…久しぶりに決めてみたが」

 

 

案外容易く入ることに、俺は少し驚きながらも自分だけの空間を1人で堪能していた。

 

誰もいない場所で、何かするとまるで自分だけしかいない感じが俺は好きだ。

 

 

誰にも邪魔されず1人でいる時間を楽しむ…この時間が何よりも好きだ

 

 

 

「ふぅっ……「何をしてるんですか?」

 

 

「っ………中川か……」

 

 

後ろから聞き覚えのある声で問いかけられたので、俺は声の主である人物の名前を呼んだ

 

 

すると

 

 

「はぁ…格好を見てから言って欲しいです…それになんでみんな名前で呼んでるのに私だけ…」

 

 

 

「単に俺はあまりお前の事を知らないし興味もない」

 

 

そう、俺は同好会の中でもこいつの事だけは、どうも好きになれなかった。

だから今日の誕生日の用意も正直あまり乗る気ではなかったが、参加しないはしないで高咲もキレるからやらざるを得なかった。

 

 

 

「あの…どうして皐月さんは私から距離を置いてるんですか…?」

 

 

「さぁな。悪いが俺はこれ以上口を聞くつもりは無いまたな」

 

 

「あっ……」

 

 

以前の俺ならば、もっと心無い言葉を発していただろう、しかし時を過ごせば変わる物で俺にも少し気遣いができるようになった

 

 

 

「さてと……まだ時間もあるし彼方さんのおすすめスポットで一眠りでもするか」

 

 

 

時間に余裕が、あると知ると俺は途端に睡魔に襲われたため直ぐに例の場所へ向かった

 

彼方さんとは昼寝によく付き合わせられるため俺も地味に昼寝スポットを会得していた。

 

 

「今回はここでいいかな」

 

 

俺はちょっと傾斜のある日陰のかかった芝の場所へやって来た。

 

 

相変わらず寝やすそうな場所だったため俺は直ぐに横になり目を閉じた。

 

 

が、しかし俺は不穏な予感が頭の中を過り1度目を開けて立ち上がりさっきいた場所へ戻った

 

 

 

________________

 

 

「俺はこれ以上口を聞くつもりは無い、またな」

 

 

「あっ……」

 

 

まただ、また拒絶されてしまった…

 

 

どうしてだろうか…どうして私は皐月さんに拒絶されてしまっているのだろうか…

 

 

 

「歩夢さんや…しずくさんといる時は笑顔を見せるのに…どうして私にだけっ…」

 

 

 

ユニット練習の時でもよく皐月さんと同じになるけど、彼は何時も私を拒絶する…

最低限の会話を終えた後直ぐに自分の事をする…

 

 

 

「私だって…女の子なんですよ…?優しくしてもらいたいですっ…」

 

 

私も皐月さんを笑顔にさせたい…でも彼は笑うどころか私を拒絶する…

それに今日は…私の…

 

 

 

私は1人考え事をしながら体育館を後にして外へ出た

 

 

「あ、この花…枯れそう…水を上げなきゃ…!」

 

私は体育館を出るなり花壇の花が枯れそうな事に、気付き直ぐに水を上げた

 

 

「ふふっ…すぐに良くなってくださいね…」

 

 

 

私は花に問いかけながら水を上げてると、遠くから人の声がした

 

そしてその姿が、私の近くに来た時2人組はあからさまに私を馬鹿にするような目で見てきた。

 

 

そして花の近く寄り

 

「あっ…!」

 

グシャ!

 

「あーごめんわざと〜w」

 

「うーわっ最悪〜w」

 

 

花を潰すなり突然校内唯一の無法者が、私の前に現れて絡んできた。

 

 

「なんですか?普通科3年山口さんと同じく普通科3年井澤さん」

 

 

「うーわっ本当に全て把握してんの?まじきっしょ」

 

「ストーカーかなんかじゃない?w」

 

 

彼女達は私を見る度に馬鹿にしだし笑いだした。

 

 

「用がないなら、私はこれにて失礼しますね」

 

「待てよ、私らはあんたに用があるっての」

 

 

その場から去ろうとしたら突然肩を捕まれ止められた、正直これ以上関わりたくないため私は早く場所を変えたかった。

 

 

「あんたさこの間私のダチに脅しをしたらしいじゃん?」

 

 

「はい?脅し?全く存じないのですが…」

 

 

脅し?この人は一体何を言ってるのでしょうか…?

 

 

「嘘つくなよ…その子泣いてたよ…?あんたに退学を理由に脅されたって…」

 

「ほ、本当に何のことですか!」

 

 

もう片方の不良の方が、私を睨みつけながらそういってきましたが私には正直身に覚えがありませんでした。

 

 

 

「へ〜退学かぁ…そいつはひどい話だな」

 

 

「でしよ?そう思うわよね?そんな奴が生徒会長っ……て誰?!」

 

 

「ん?俺か?中川の友達って言ったら?」

 

 

「は?何あんたそこのゴミと友達なの?神経疑うわ」

 

 

「じゃあ中川が、ゴミならお前らはクズだな」

 

 

突如として現れた皐月さんは私の前に立ち、不良2人にそう言い返した。

 

 

「まぁ最も中川…いや菜々をゴミというお前らの神経を俺は疑うけどな」

 

「へっ…?い、いま菜々って…」

 

 

「はぁ?何私らがゴミって言いたいの?」

 

 

「あーまぁそうかな?だってそうじゃん?菜々が、枯れかけてる花に水をやってたのをお前らは踏みつけたじゃん」

 

 

「は?証拠みせな「ほらよ」

 

 

突然皐月さんは、スマホを取りだしビデオを起動するとさっきのやり取りがすべて録画されていた。

 

 

「これを見て尚まだお前らは菜々をゴミと…?そして脅しをかけたと…」

 

 

皐月さんは途端に声を低くして彼女らを睨みつけた

 

 

「菜々が脅しをする訳ないだろ…もし脅しをしてたのなら…何処で誰が言ったか言え…俺がそいつに直接話してやるよ」

 

 

「ひっ……ないです!デマですごめんなさい!!」

 

「す、すみません!二度と喧嘩売りません!」

 

 

「そうか、でもまぁ覚悟しとけよお前らの普段の素行の悪さと今回の1件でこの学校にもう二度と来れないと思うんだな」

 

 

 

2人組はそのまま皐月さんの、話を気がずにそのまま走り去っていった。

 

 

「菜々…いやせつ菜…ごめんな…」

 

 

「へっ…?」

 

 

突然こちらを向き皐月さんは私に謝ってきた

 

 

「俺はお前の事をずっと裏表で分けてるかと思ってたんだ。けどさっきのお前を見て確信した…お前は悪いやつじゃない…その本当にすまなかった…」

 

 

「ふふっ…ハハハっ…皐月さんってば」

 

 

「な、なんだよ」

 

 

「いえ、とても律儀で優しい方なんだなって思っちゃいました!」

 

 

「そ、そうか?」

 

 

「はい!あ、それと今回地味に傷ついたので、私の言うこと一つ聞いて下さい!」

 

 

「おう、言ってみろ」

 

 

私は今出せる大きな声で、皐月さんに対するお願いを言おうとした

 

 

「それは…」

 

 

「それは?」

 

 

 

 

 

「私と一緒にいる時も笑っていて欲しいですっっっ!」

 

 

私は精一杯の声で、皐月さんに言った

 

 

 

すると…

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ。分かったよ…せつ菜…そして誕生日…おめでとう」

 

 

優しい笑顔で私にそう言ってくれた

 

 

私は堪らず皐月さんに抱きついてしまった

 

 

「おまっ………ったくほら行くぞ皆が待っているぞ」

 

「はい!このまま行きます!」

 

「ちょ、それは!」

 

 

私達はそのまま会場へ向かうのであった

 

 

 




せっつーおめ!
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