ツツジの花は何れ咲く   作:カラスの餌

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あ〜


4話

ある日俺は自分の名前の意味を知りたくなった。躑躅この意味が気になっていた。

 

 

「お母さん…俺の名前ってどうして躑躅なの?…」

 

俺の母さんは昔から負けず嫌いで、向上心も強く何かとやる気に満ちていた

 

「それはね…さつ…躑躅には様々な事で諦めないで上を目指して欲しいのと…素敵な恋とかに出会って欲しくて付けたのよ…」

 

「へ〜!そうだったんた!じゃあ俺これから色んなことに挑戦してみるよ!」

 

「ふふ、きっと躑躅なら諦めないで出来るよ…だって私の子だから…」

 

なんか余計なことも思い出したと同時に、今更ながら俺は自分の名前の意味を思い出した。でもこれは母さんが付けたわけではない。そうあの親父が付けた名前だとか

 

だからこそ今俺は悩んでいるのだろう

 

これから先この名前で生きていくか名前を変えるか…と俺はその時名前の候補もたしか聞いた気がする。

 

そしてたまに母さんは俺の名前を度々間違えることがあった

 

そこでふと思った

 

もしかして母さんは…

 

さつと付いて思い付くのはあの名前しかない

 

 

決めたよ母さん…

 

 

俺は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母さんが呼んでた名前でこれから生きるよ…ずっと死ぬまで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから俺は今日から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浅霧 皐月だ…いや昔からきっと…この名前だったんだ…

 

 

その日から俺は名前を変えて学校生活を送ることにした。勿論学校側にも伝えておいた

 

 

翌日

 

ピピピッ!

 

「んっ…もう朝か…」

 

忌々しい目覚ましが俺の意識を覚醒させた、そう今日も学校だ

 

そういや今日は定期テストの日か…。

 

別に不安な訳では無い…ただ早く終わったらどうしようかと悩んでいた。この学校はテストの難易度も比較的ほかの学校に比べると難しいらしい、だからテスト前になると絶望で死んでるやつの顔を見掛けることも少なくはない。

 

「とりあえず…学校へ行くか…」

 

俺はそのまま支度しバス停まで向かった。本来なら電車で行こうと思ったのだが久しぶりにバスに乗りたい気分だったのでバスにした。

 

しかしそこにはやつもいた

 

「あっ…おはようっ浅霧くんっ!」

 

そう上原とツインテの2人だった。

 

ツインテに関してはなんか顔を赤くしながらも

 

「お、おはよう…浅霧君…」

 

「……おう…」

 

 

さすがに無視したら前みたいにうるさくなりかねないから一応返事だけはした。これだけでも俺は多少は人として成長した気が…

 

そしてそのままバスが来るまで沈黙の時間。俺は特に問題ないが上原が何やら気まずそうな顔をしていた

 

そしてついに

 

「あ、浅霧君今日は何食べたのっ?」

 

「何も食ってない…」

 

「え」

 

「えっ?!あっ…そうだったの」

 

どうやら2人は俺が真面目に答えるとは思ってなかったらしく若干だが戸惑いを見せた

 

そしてそのまま勢いで上原は俺に話しかけてきた

 

「その…朝ご飯食べなきゃ…疲れちゃうよ…?」

 

「別に…そもそも作って貰ったら食うんだがなお生憎様時間が無くてな…」

 

「えぇ…?」

 

「何をさっきから唖然とした顔でえ?とかえぇ?と言っている。俺が会話してんのがそんなに違和感か?ツインテ…じゃなくてえーっと…」

 

「侑!高咲侑だよ!なんで忘れるかなぁ…」

 

「一つの理由としては興味ないから」

 

「なっ?!」

 

「まぁまぁ…侑ちゃん落ち着いて…って…えとじゃあ浅霧君毎日朝ご飯食べてないの?…」

 

上手い具合に上原が高咲を制止させて会話を続けて来た

 

「あぁ…」

 

「そ、その良かったら私が作ってあげようか…?」

 

「え?!あゆ…「いいのか…?」

 

高咲がうるさいので俺はそのまま遮り上原に問い返した

 

「う、うん!口に合うか分からないけど…」

 

「そうか…ならお願いしてもいいか…?」

 

「(あ、浅霧君が歩夢に頼み事をしたァー?!?!)」

 

そして話してたらバスがやって来た。俺達はそのまま同じバスに乗り俺は1番後ろの席で1人になろうとしたが…

 

「何故…お前達2人も隣に来る…」

 

「え?なんでって空いてるから?」

 

「う、うん!ほ、ほら後ろの方が広いし!」

 

明らかになにか裏がある。上原の言葉が特にその証拠だ

 

だが

 

「まぁいい…好きにしろ…」

 

「えっ?(なんで?!浅霧くんが拒否らなかった?!)」

 

「それと…高咲…さっきから俺がなにか発言する度に反応するのをやめろ…目障りだ…」

 

「は、はいぃ…(何時もの浅霧くんだ…)」

 

そしてしばらくバスの中でも沈黙が続いた。しかしその沈黙を破ったのもやはり上原だった

 

「ね、ねぇ!浅霧くんスマホ持ってる…?」

 

「馬鹿にしてるのか?」

 

「いやいや全然そんな事は…」

 

どうやらバカにしてるつもりはないらしく

 

「持ってるが…急に何…?」

 

「えと…連絡先…交換…したいなって…」

 

「(あ、歩夢までどうしたのぉぉぉぉ!)」

 

「おい、高咲顔がうるさい少し黙れ」

 

「なっ?!またそういう事を言うぅぅ!」

 

顔がうるさければやはりこいつ自体もうるさい

 

「その…だめ…かな?」

 

「構わないが…」

 

「ほんと!ありがとうっ…!」

 

俺はそのまま流れで連絡先とLI⚫Eを交換した。一応入れるだけ入れてたがこのアプリの中の友達はこいつが初めてだった。

 

そして上原は名前を見て少し困惑をしていた

 

「浅霧くん…下の名前躑躅…だよね?どうして…」

 

「その名前でもう呼ばないでくれ…いずれ訳を話す。そして今言えるのは俺の本当の名前は皐月って名前だ…その…よろしくな…」

 

「う、うん!じゃあ皐月君って呼ぶね!よろしく!」

 

「別に…構わん…」

 

上原は笑顔でそう答えてくれた。そして当の高咲と言うと俺と上原の今のやり取りに唖然としていた。

 

そして学校に着き俺達は同じクラスへ向かった

 

俺はいつも通り1人自分の席に座り参考書を開いて適当に解き始めようと思ったが…

 

「ね、ねぇ!浅霧くん!昨日…すごくかっこよかった…!!」

 

「え?あ、…お、おう…」

 

突然クラスの奴がわけのわけらないことを言ってきて少し困惑した。

 

そして横から

 

「皐月君良かったね♪昨日の事皆見てたんだよ」

 

「何故こんなことになっている…俺はただあいつをぶん殴っただけだ…」

 

そして気づいたら周りには色んな人間が俺の周りにいた

 

「浅霧くん勉強得意なんでしょ?!良かったら教えてよ!」

 

「なぁ!浅霧っ!俺達と放課後遊ばないか?!」

 

「お、おい…上原…この状況は…」

 

と、情けない事に上原に助けを求めようとしたが、その瞬間メッセージアプリから送り主「歩夢」と書いてある横にメッセージが

 

内容は「ふふ♪すっかり人気者だね♪じゃ楽しんでね♪」と

 

いや、楽しむとかじゃない。俺はそもそもこうやって話すことに慣れていない。世間ではコミ障と言うやつなのだろうか

 

「ちょっと!皆ー!浅霧くん困ってるよ!」

 

なんと、奇跡的なタイミングで高咲が声を上げたしかしそれは俺の期待を一瞬で裏切る形に終わった。

 

 

「いっぺんに話しかけても困るだけだからみんな順番で」

 

いや冷静にくたばりやがれ。クラスの人から順番に質問されるんじゃ日が暮れる

 

その後俺はテストが始まるまで永遠と話しかけられた

 

そして…

 

 

「つ、疲れた…何故俺が…」

 

「お疲れ様?かな?皐月君っ♪」

 

「そんなテンション高めで言われても腹立つだけだ」

 

「相変わらずつれないなぁ…私だって女の子だからちょっとは…優しく…」

 

と、若干頬を膨らませてこちらを見てくる上原ココ最近と言うかなんかずっと絡んでくる

 

つい昨日まで1人だった俺に何故かクラスのやつらは話しかけに来た

 

友達が上原以外いなかったアプリも20人近くに増えていた。

 

しかも通知は60件近く…だと…?俺のスマホには見た事ない数の通知が。しかも大半が勉強やスポーツそして1部は恋愛とか言う訳の分からない事を

 

「なんだ…クラスLIN⚫…?」

 

俺はあるグループに招待されてるのに気づきメンバーを見た。そこには上原や高咲クラスのメンバーの名前があった

 

…。入らないのも悪いか…

 

そう思い俺はグループに参加

 

帰宅途中更に携帯を開くと多数のグループに招待されていた。中でもいちばん奇妙なのが高咲と上原そして俺含めた3人のグループが結成?されている事。

既に二人が参加してるみたいで俺待ちみたいだ

 

「あいつら…はぁ…別に俺はこんなつもりじゃ」

 

 

そして俺はクラスの連中の送って来たメッセージを返し始めた

 

「浅霧くんはどこの中学出身?」

 

と、スタンプと一緒に送ってきたコイツは一応学年でもかなりの成績の保持者らしい。

 

「忘れた興味無いしな。」

 

「なんと言うか浅霧くんらしいと言うか…」

 

そう言ってくるが俺はこいつとほとんど面識がないし話した記憶もない

 

 

そして例のあの奇妙なグループから高咲からなんか通知が来た

 

「浅霧くんお疲れ様!テストどうだった??」

 

「いつも通りだ。と言うかお前は自分の事を気にしたらどうだ?終わったあとのあのザマを見てると、とても良い結果には思えんぞ」

 

「なっ?!浅霧くんどうして…分かったの?…」

 

「そうだな理由としてはお前がアホだから…か?」

 

「なー?!?!まーたそういうことを言うー!!」

 

「あはは…侑ちゃん落ち着いて…笑」

 

メッセージアプリでもこんなんだとこの先思いやられるな…と考え事をしてたら上原から個人でなんかきた

 

「皐月くんって部活…って入ってないか」

 

「入ってないのと興味がない。」

 

「そう?なら今度私達の所属してる同好会に来てみないかな?」

 

「何故」

 

急に意味の分からない誘いを受けて俺は少し困惑した。しかしどんな部活に所属してるのか多少は気になる物一応どんな部活なのか聞いてみるとするか。

 

「一体なんの部活だ?お前は運動部とかやらんイメージだが」

 

「えっとね、スクールアイドル同好会って言うんだよ」

 

スクールアイドル…聞いたことはあるが…詳しい事は知らんな…ただ前にこいつの情報を調べた時に歌ったり踊ったりしてたな…

 

「一体スクールアイドル同好会に俺を誘って何をさせるつもりだ」

 

そう聞いた俺に上原はちょっと驚いたような文面を送ってきた

 

 

「えっ?!いや別にそんな嫌なことをさせないよ?!」

 

 

「随分と慌ててるみたいだがそんな鬼畜な事なんか俺は死んでもやらんぞ」

 

「い、いや違くてその…侑ちゃんのお手伝いとかしてもらえないかなって…皐月くん頭も良いし運動神経も良いから…」

 

一先ず俺は安心した。踊ったり歌ったりこの2つだけはどうしても苦手だ。歌うのは人並み以上に上手いと言われた事があるが踊りだけは勘弁して欲しい。

 

「なるほど。マネジメント的なのをして欲しいとなるほど分かった。それなら良いぞ」

 

そう送信すると上原から秒で既読がつき「ほんと?!ありがとう!」となんかスタンプが送られてきてそこで一旦会話は終了した。

 

 

………。なんやかんやで学校生活楽しんでんな…俺……

 

 

 

 




暑くね?
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