アーガマの会議室にはブレックス、クワトロ、アーガマ及び随伴艦モンブランのパイロット達の他、エマ、ライラ、カミーユもいた。
大勢の人で賑わう部屋の前にアムロが立つ。
「静粛に、これより作戦会議を始める」
雑談はピタリと終わり静かになる。
「作戦は簡単だ。そろそろ鬱陶しくなってきたストーカーに消えて貰おうというだけだ」
アレキサンドリアを中核とした現状ティターンズの主力部隊を前にアムロは事も無げに言う。
「簡単に言うけど、そんな危険を冒す必要があるんですか?」
パイロットの1人が言う。
「今後の作戦のためにもアーガマの行き先を知られる訳にはいかない」
「分かりました」
「それと今回の作戦にはエマ中尉およびライラ隊は待機していて貰う」
「誘っておいて信用出来ないってことかい」
ライラが当てこするように言う。
「僕は踏み絵を踏ませるほど悪趣味じゃない。昨日までは仲間だったんだいきなり殺し合いはキツいだろ」
「心遣い感謝すればいいのかい」
「別にいいさ。だが次の戦闘からは働きに期待させて貰う」
それまでに心を整理し情を断ち切れとアムロは言う。
「分かった。今回は大人しくお手並み拝見と行かせて貰う」
アムロの言わんとすることが分かったのかライラも素直に引き下がった。
「よしっ。
では具体的な作戦の説明を行う」
アムロはパネルに作戦を写しだし作戦の説明を始めた。
「以上だ。
何か質問や意見があれば聞こう」
「いいかね」
「早速かクワトロ」
「これを見ると君がガンダムmkⅡで先陣を切ることになっているが君はリーダーなんだぞ」
「リーダーだからこそ先陣を切るものさ。特にこんな弱小組織ではリーダーがふんぞり返ってもいられない悲しささ」
アムロが全然悲しそうで無く言うのを見てクワトロは何かを諦めた顔をした。
「次はエマどうぞ」
「カミーユが出ることになっているけど」
「彼は志願した。なら止める理由は無い。彼はニュータイプの可能性を秘めた有望な若者だ。経験を積ませる意味でも手頃な作戦だろ」
「これが手頃な作戦」
エマはアレキサンドリアに殴り込む作戦を手頃言うアムロに驚愕する。
「数的には此方が少し劣る程度だ。地球連邦とエゥーゴの戦力差を思えば、上出来な条件だよ」
「分かりました。なら私も出させてください」
「いいのか? カクリコンとかジェリドとは仲間だったんだろ」
「私は脱走してあのコロニーの惨状を見たときに覚悟を決めています」
「そうか。だが現状空いているMSがない。
ガンダムmkⅡ 1号機 2号機は僕とカミーユが乗るし、3号機は解体してしまった」
「ならあたしのガルバルディβを貸してやるよ」
「いいのかライラ」
「いいさ。弱小なんだろ。だったらMSを遊ばせておくことはないさ」
「すまないな。
ならエマにはガルバルディβで出て貰う。元エリートの腕前期待している」
「期待に応えて見せます」
「よし。
スートーカー撃退作戦開始だ」