ルナ2司令部では現場からレーザー通信で送られてくる戦況を分析していた。
「司令、分離した敵部隊は赤道上に等分に配置したようです」
「何を狙っている?」
「迎撃部隊を出した方がよろしいのでは?」
「いやもう少し様子を見る。ティターンズの馬鹿共は何も考えずに突っ込んで悉く罠に嵌まったからな。
もう少し敵の意図を見極める。なにアムロがいきなり核の飽和攻撃などしない」
アムロはある意味絶大な信頼を連邦からされているが、そのアムロが核より取り返しの付かないことをするとは連邦上層部は夢にも思っていない。
「直ぐにも動けるように部隊の用意はしておけ。ティターンズはいい囮になってくれた」
「了解です」
「アムロ総帥、全機配置につきました」
随伴艦のオペレーターのノエルから連絡が入る。
「そうか。では始める」
ゾディアックガンダムの特徴的なサイコフレームで作られた背中の12枚の翼が開いていく。そして各ゾディアックガンダムの随伴艦の蕾も花開くように開いていく。
そして全機の翼が開いた。
「みんな俺に心を預けてくれ」
「「「「了解」」」」
「アムロ君に託す」
スコーピオンガンダム/シャア
「アムロさんお願いします」
カプリコーン/カミーユ
「アムロさんやっちゃって下さい」
レオ/ジュドー
「アムロさん、やちゃえーーー」
ピスケス/ルー
「アムロ、この天才が唯一認めた男。君に託そう」
アリエス/シロッコ
「愛する男が認めた男だ。私も託そう」
ジェミニ/ハマーン
「私を救ってくれた人。貴方の思うままに」
ヴァルゴ/フォウ
「お父さん。頑張るよ」
タウラス/ロザミア
「アムロさんに託します。悲劇を終わらせて下さい」
アクエリアス/アスナ
「アムロ総帥、シロッコ様を孤独から救ってくれた人。恩に報います」
キャンサー/サラ
「アムロ、愛してます。全てを貴方に」
ライブラ/マウアー
ゾディアックガンダムのサイコフレームウィングが共鳴を始めオーロラのように輝き出し、輝きは各ゾディアックガンダムを結び赤道上にオーロラのリングを形成した。
それは幻想的であり神秘的であり、地球からこの光景を見た者は誰もが神への祈りをせずにはいられなくなった。
「俺が今からやろうとしていることは神に背くかも知れない
だがあんなクンタラや黒歴史、あんなものが俺達が時代を守った結果だったなんて認められるか。
シャア、俺はのんびりすぎた。
君のいう通り人類全てに今こそ叡智を授けよう」
アムロは覚悟を決めて目を瞑り深呼吸をする。
そして
「目覚めよ」
その瞬間だった。
アムロの意思がビックバンの如く弾け、後方に控えていたエンジェル級がそれを増大し地球圏にサイコウェーブが照射され、地球が共鳴したと思えば地球が青く輝き、その青き光は地球圏を包みだした。