実力至上主義の学校でも計算していたい!   作:ひよこのたまご

1 / 8
初投稿です。
拙い所もあると思いますがよろしくお願いします。


第1話

俺の名前は志村豊(しむらゆたか)。15歳で春から高校生になる。

ごく普通の家庭の一人っ子と言いたいところだが、父さんは割と有名な数学者で母さんは父さんに付き添い、現在海外に住んでいる。

 

趣味は数学・算盤だ。小さい頃から父さんの影響で算盤に触れていた。最初は練習がキツかったがいつの間にか数字が好きになり、同時に数学の魅力に取り憑かれていた。

 

数学と算盤が好きだから自慢じゃないが計算力では誰にも負けない自信がある。が、それ以外の教科はてんでダメで特に英語、社会あたりはほんとに苦手だ。いいじゃん日本語話せれば。

ちなみに意外かもしれないが国語はよく本を読んでいたこともあり、結構得意だ。

 

そしてこれは俺の黒歴史なのだが算数オリンピックに1回だけ出場したことがある。首尾よく決勝まで駒を進めたのだが、肝心の決勝前に腹を壊し腹痛状態で臨んだ結果、ミスをしてしまい準優勝で終わってしまった。加えてこれが原因でトラウマを背負い、それ以降は出場していない。しかもこの事件(というほど大事ではないが)以降胃腸が数週間弱くなってしまった程だ。

 

まあそんなこともあったがその後はなんの問題もなく義務教育を終え、明日は高校の入学式である。

小学校中学校では常に数学のことを考えすぎて変人のレッテルを貼られてしまい、友達が1人もできなかったのだが、高校では1人くらいほしい!でも計算もしていたいなぁ〜というなんとも複雑な気持ちを持ちながら、解決することなく今日を迎えてしまった。まあ自分としては計算が出来ればそれでいいので、平穏に学校生活が送ることが出来ればそれでいいかななんて思っていると、あっという間に寝る時間になってしまったよ。あぁどーしよ結局解決しなかった・・・

まあなんとかなるだろ!明日のことは明日の俺が何とかしてくれるさ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあ色々と自分を鼓舞した日が明け、ついに入学式当日になってしまった。ちなみに俺が入学する高校は高度育成高等学校。志望動機は特にないが、パンフレットを見たらなんか凄そうだったので志望した。まあ計算出来りゃあ高校なんて何処でもいいか。もちろんできたら友達ほしいけどな!なんてことを考えながら、今俺はバスで高校に向かっている。バスの中には俺と同じ制服を着ている生徒がちらほらいるが、話しかけるコミュ力なんてのは当然俺にはなく、ぼーっと外の車のナンバープレートを見ながら素因数分解をしていた。だって暇なんだもの!

 

そんなこんなで高校に到着。道中席を譲る譲らないとかで騒いでいた気もするが、気づいた時には終わっていた。数学してたら周りが見えなくなる癖どうにかしないとな・・・

そのままこれからの事を思案しながら俺は配属されたDクラスに着いた。ちなみにクラスはABCDの4つに別れているみたいだ。まあクラス数なんてどうでもいいが。

自分の席を確認し座る。左の席は空いているな。まだ来てないのか。周りを見渡すともう喋っている人がいてすごいなぁと素直に感心してしまった。話しかけるべきだろうか、いやでもなあなんて思っていると、机2個分左の方から

 

「先を越された・・・!」

 

と、声が聞こえてきた。

お、あの人もぼっちじゃないか。ため息ついてるし同類の匂いがする。ちょっと話しかけに行ってみようかな。

 

「ちょっといいかな」

「ああなんだ?」

「初めまして俺の名前は志村豊。君は?」

「綾小路清隆だ」

「綾小路君か。1年間よろしくね」

「ああこちらこそよろしく」

 

よしいい感じじゃないか。この調子で・・・と思ったがいいところでチャイムが鳴り、担任らしき人が来てお開きになってしまった。くそう。てか担任の人美人だな。20代後半ぐらいかな?男子から人気出そうだな。

 

「えー新入生諸君。私はDクラスを担当することになった茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している」

 

HRが始まった。茶柱って珍しい名字だ。覚えやすくて良い。

 

「この学校には学年ごとのクラス替えは存在しない。卒業までの3年間、私が担任としてお前たち全員と学ぶことになると思う。よろしく。今から1時間後に入学式が体育館で行われるが、その前にこの学校の特殊なルールについて書かれた資料を配らせてもらう。以前入学案内と一緒に配布はしてあるがな」

 

あーあれか。確かに配られてたな。

資料が前から配られてくるが読みはしなかった。まあでもある程度のことは事前に読んでいるし大丈夫だろ。あれくらいの量なら全部覚えてるしな。

その後、色々学校についての説明があってHRは終わった。ちなみに俺の左隣、つまり綾小路君の右隣の席の子はめっちゃ美人だった。お近づきになりたいがなんとまあ話しかけんなオーラがめっちゃ出てる。

 

「皆、少し話を聞いて貰ってもいいかな?」

 

なんだ?と思い、見てみるとイケメンが手をあげて皆を見渡していた。

 

「僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。だから今から自発的に自己紹介を行って、1日も早く皆が友達になれたらと思うんだ。入学式まで時間もあるし、どうかな?」

 

ワーオなんか凄いことしてんなあのイケメン。ほかの面々からも賛成の声が上がり、自己紹介タイムが始まった。イケメンの名前は平田洋介と言うらしい。その後続々と自己紹介が行われ、ついに俺の番になってしまった。無難にやろう。失敗すると恥ずかしいし。

 

よし!

 

 

「えーー志村豊と言います。得意なことは算盤で好きなことは数学です。1年間よろしくお願いします」

 

当たり障りもないが、変な人とも思われてないだろう。グッジョブ俺!

 

その後、不良っぽい人が抜けたりと色々あったが自己紹介は終わり、入学式に向かう。入学式もまあ中学と似たようなもので偉い人の話があり、つつがなく式は進行されて終了した後、随時解散となった。

 

さてと、自由になった事だし買い物に行くとしよう。

 




意外と難しいですね小説を書くということは。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。