ブラック・ブレット―楽園の守護者―   作:ひかげ探偵

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第二話 理由

 

 

誰かが言った、人生は終わりの見えないマラソンのようなものだと。

無数に分岐し続ける未来を自分自身で選択し自分の足で一歩ずつ前へ前へと進んでいく。

時には迷うこともあるかもしれない、諦めそうな困難に道を阻まれるかもしれない。

それでも人間はまだ見ぬ未来への希望を持って自分だけの生きる理由(ゴール)へと辿りつくんだ。

 

しかし、辿りついた先に待ち受けているものがどんなものかは誰にも、それこそ本人にさえ分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノリスの外、1つのさびれた教会に俺達はいた。

かつて綺麗な状態であった窓や扉、椅子などは全て砕け、中央にあるステンドグラスと十字架だけが傷だらけになりながらも何とか無事に残っていた。

 

片膝を地面へとつけ両眼を閉じ、一心不乱に祈りをささげる。

 

願うのはこの世界での救い。

今この時でさえ確実に進んでいくガストレアによる滅びへの道。

人類全てがそんな世界に絶望している中、俺は一筋の救いを神に求めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神よ……美少女に会わせたまえ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、下らない事願ってんじゃないよ、と思ったそこのあなた――――ぷぢゃけるなっ!!!

ぼくちんは命がけでガストレアとかいう化け物どもと戦ってるんだぞ、いいじゃないか、それくらい望んだって!!!

うん、ていうかマジふざけんなよ、割に合わねぇよ。

命だよ?

い・の・ち、見返り少なすぎない?

もっと救いがあってもいいじゃん、いやあるべきだ、無いなんてあり得なぁいっ!!!

 

 

 

……まあ、今は置いといてやろう。

とりあえずは自己紹介するね。

改めまして鉄災斗と言います、転生者です。

 

転生といっても神様にブラック・ブレットの世界に転生した~い、とか言った訳ではないですので、のでので。

いや神様に会ってない訳じゃなくて一応神様らしきものにはあったんだよね。

うん、多分あれが神様だったんだと思うよ状況的にも、視覚的にも。

 

自分に言い聞かせるように言葉を繰り返してから俺は目を閉じ過去の記憶を思い起こしていた。

 

 

 

~回想~

 

 

気付くと俺は真っ白な空間にいた。

見渡す限り何もなくただただ白が続いている。

 

「ふぁ!?」

 

突然、周りの外観が自室から変な場所に変わった。

先ほどまで部屋でカップ麺を食べていた俺はエア・ラーメン食いという訳分からんことをするはめになってしまった。

 

「お、俺の部屋じゃない、てか、え、なに、俺のカップ麺は?」

 

ふと背後に気配を感じ振り向くと、そこには赤字で神と書かれた白い衣服に紫のローブ、そして何より緑色の体色に二つの触角、そうまさしく某人気マンガのかみさまが眼を閉じて立っていた。

その両手には本来持っている木の杖の代わりにカップ麺の容器がのせられている。

 

「あ、そのカップ麺。え、てか、なんでかみさま!?」

 

そんな俺の疑問をがん無視してカッと眼を開いてかみさまは言った。

 

神「Here we go!!!」

 

 

~回想終了~

 

 

 

異常です、間違えた、以上です、ホントにこれだけでした。

 

「すまぬ、誤って汝を殺してしまった。代わりといっては何だが3つの特典を与え好きな世界に転生させてやろう」みたいな展開一切ありませんでした、もう気がついたら!いきなり!唐突に!この世界にいました。

え、意味が分からない?大丈夫だ、俺も分からん。

てか、かみさま俺のカップ麺持ってたよね、あれ俺まだ口付けてなかったからね?しかもコンビニに売ってた期間限定もののやつでちょっと高かったからね、200円くらいするやつ。

いやまあ、別にいいけどね!!

 

 

 

まずチョイスがどうなのよって話になるよね?

転生するにしてもなんでブラック・ブレット選ぶんだよ!!

アニメ2話しか見てないし、その2話で警察が女の子撃ち殺したりしてんだぞ?

わざわざこんな世界に来る人いるか、アタマオカシイデショ。

行くなら断然TOLOVEるだね、むしろそれ以外認めない。

だって主要キャラ以外も可愛いじゃん、主人公じゃなくてもおこぼれ狙えるかもしれんのよ?ここしかないでしょJK(常識的に考えて)

ならブラック・ブレットはどうか?―――――主人公のハーレム以外全員ロリじゃねぇかっ!!

いや俺ロリコンじゃねぇし、ノーマルだし!!しかも手ぇ出したら犯罪だし、俺にも倫理感ってもんがあるんだよ!!てな風に転生当時は思ってました。

 

 

というのもあったし、しかも転生した時期がやばかったね……。

もうすっごいローテーションだったわ。

だって、周りの奴らみんな死にそうな顔して野草や木に齧りついてんだよ?いや~、もうドン引きですわ、そこら辺のホラー映画より迫力あったね。

しかも時期的にガストレア出た直後だったらしくて頻繁に現れては市街地で暴れたりもしてたし、良いこと一つもなかったもん。

まあ、何か知らんが運動神経とか体力がめちゃくちゃ上がってて怪我したりはしなかったけど、まあ一応ありがと、べ、別にかみさま(アンタ)のこと許してやったわけじゃないんだからね!!

いや実際に「マジ最悪な世界に転生しちまったわ~、ないわ~、これはないわ~」とかなりブチ切れてた。

うん、今思い出してもちょっとイライラしてくる。

 

 

「あのマスター、大丈夫ですか……?」

 

いつの間にかこちらに寄ってきていたギンたんが俺の静かな怒りを察知したのか、心配そうに見つめていた。

 

おっと心配掛けちまったか、ステイクール、ステイクール。

ちょっと気持ちが臨界点突破しちゃったんだZO♪

 

よし、興奮しきった気持ちを落ち着かせるとするか。

ひっひっふー、ひっひっふー。

 

特殊な呼吸法によって落ち着いた俺はギンたんに心配はいらないと一声掛ける。

そうするとギンたんは満面の笑顔でこちらを見て「なら、よかったです!」と元気に言ってくれる。

 

……そっか、考えてみればここに銀髪美少女がいたな、神様さっきの祈り叶ったよ。

 

そしてこちらを見ているギンたんを見つめる。

目が合うとニコニコと笑ってくれる。

 

 

'`ァ,、ァ(*´Д`*)=3'`ァ,、ァ (o^-^o)ニコニコ

 

 

可愛い、可愛いよギンたんっ、俺のことおにいちゃんって呼んでみてぇ。

 

溢れ出すパトスに身を任せたい衝動に襲われる。

しかし、神が俺に課した試練、いやもはや呪いとさえ呼べるものが俺の愛を阻む。

転生してから俺は自分の思い通りに表情を変えることが出来なくなり長文も喋れなくなってしまっていたのだ、そうまさしく「コミュ障」。

 

今も内心「ギンたんprpr」と絶叫したかったのに何も言えなかった。

くそぉっーーーーー!!!!

こんな……こんな呪いのせいで俺はギンたんに冷たく接することを……………強いられているんだぁっーーー!!!!

はぁはぁ、ごめんねギンたん、はぁはぁ。

 

このままの感じでギンたんの話しときましょー!

彼女は「ギンたん」俺のイニシエーターだ。

え、名前が酷いだって?

いや……実は俺もどうせ言えねぇだろ、とか思って言ってみたんだよ。

 

そしたら何故かセーフ判定出ちゃいました(笑)

本人も何故か気に入っちゃったみたいだし、そう言うならならこれでいっかみたいなノリで決定しました。

 

しかもギンたん、呪われた子供たちであるため赤眼の銀髪美少女という2次元限定の奇跡のような女の子だ。

 

 

 

 

 

まだ、話さないとダメなの?

全く知りたがりちゃんだなぁ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ〜

なら過去話してあげるね。

 

 

俺がギンたんと出会ったのもここみたいな教会だった。転生してから僅か数日後、いきなりのことで特にすることも無かった俺はアニメに必ずいる可愛いモブキャラを探すために町をさまよい歩いていた。

ふと物珍しさから教会が目に留まり、中に入ると一人の少女がいた。

 

 

―――――妖精。

 

 

驚くほど自然にそんな言葉が思い浮かんだ。

地面につくほど長い美しい銀髪に赤い瞳という浮世離れした容姿の少女が小さな毛布を纏いながら体を丸めて地面に座っていた。

眼が離せずじっと少女を見つめているとしばらくして赤い双眸がこちらに向けられた。

 

「なん、ですか?」

 

まだ幼さの残るが綺麗な声。

 

「わたしのこと…こわくないんですか」

 

隠せない不安が声音に籠っているのを感じると俺の足は自然と幼い少女の方に向かっていた。

少女は立っている俺を見上げる形になり恐る恐るといった体で上目づかいに俺の顔を見た。

 

「わたし、ばけもののなかまです」

 

化け物?ふざけんな、誰がそんな事言いやがった。

 

「おとなたちが、いってます

おまえはばけものだから

みんなのちかくにいちゃ、だめって」

 

よく見れば分かるが既にボロ布同然となった真っ白のワンピースの裾を両手で握りしめ俯く。

そんな少女の様子に思わず俺は膝を折りサラサラの髪をした頭を撫でてていた。

 

「わたしのこと、きもちわるく、ないの?」

 

こんな可愛い女の子をそんな風に思うはずねぇだろ!!

 

「そ、ですか

ありが、とう……」

 

少女は俺の背中に手をまわし俺の胸元に顔をうずめた。

細すぎて簡単に壊れてしまいそうな少女の背に優しく手を回し抱きしめ返す。

幼かったこともあるがやせ細りすぎて俺の両腕にすっぽりと入る少女に感じ入り思わず目から溢れそうになったものを気合いで押し留める。

こんなにも無垢な少女が心ない言葉に傷つき救いを求めてる。

 

 

「ありがとう」少女のその言葉と純粋な行動は俺の心を完全に撃ち抜いていた。

胸中を熱い思いが支配する。

この、感覚は―――――そうか……。

 

自分の感じた答えを思わず否定しそうになるが、胸中で考え直した。

もう逃げるのはやめよう、きっとこれが答えだ。

俺がこの世界に来た理由、それは多分あの優しいかみさまが俺自身でさえ分からなかった俺の心の深いところを読みとったからなのかもしれないな……。

はあ……自分の本当の気持ちってのは、案外気付けねぇもんなのか。

 

導き出された答えに納得すると自然と少女の背中にまわした手に力が込められた。

 

俺の心の奥底でずっと燻ぶっていた気持ちが今はっきりと自覚される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、すなわち―――――ロリ(コン)

 

至高の想い。。

呪われた子供達、いや――『無垢なる世代』への純粋な愛。

 

今、思えば俺ってクラスで一番可愛い女子にも全然反応しなかったな……。

俺の心が求めていたのはあんな薄汚れた年増どもじゃなかったということか。

 

過去の日本は外国に比べて大きなお兄さんたちによる純愛に寛容だった、しかし近年彼らの純愛は法律という巨大な壁に道を阻まれてしまっていた。

ふとテレビをつければ映っているのは白黒で赤いのがピカピカ光る車でドライブしているお兄さんたち、そんな彼らの勇姿を見て俺は恐れをなして恥ずかしくも逃避してしまっていたのだ。

 

しかしおれはこの世界にきたことで完全に決心がついた。

この世界で、いやこの世界だからこそ俺は俺の楽園(ロリコニア)を守ってみせる。

 

まずギンたんとマンホールチルドレンは全てペロリシャス。

ぐへ、ぐへへへへ、おっと涎が出てきちまったぜ。

 

 

何度思い出しても感動的な出会いだったぜ。

ギンたんと出会って俺が自分と向き合った日は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■銀丹■

 

モノリスの外にある教会でマスターは祈りを捧げていた。

マスターは毎日必ず一度はこうして祈っている。

私は神を信じないし、神を信じる人もどうかと思う、しかしマスターのこれはとても神聖で崇高なもののように思える。

ふと、マスターの顔が歪んだように見えた。

気になった私は声をかけたがマスターは表情を変えず「……大丈夫だ」と答えた。

マスターは表情に乏しく口数も極端に少ない方だ、しかしとても優しく思いやりのあることを私は知っている。

 

あれは私とマスターが初めて出会った時のこと。

 

呪われた子供達の一人であった私は親に捨てられ、大人達の暴力と罵声を受けて生きてきた。

「化け物と同じ血が流れてる」「生まれてこなければよかったのに」私を否定する言葉が私の中に刷り込まれていった。

 

冬になり寒さに耐えきれなかった私は1つの教会の中に入り込んでいた。

いつ崩れるかも知れぬ建物に人が入るわけもなく中には誰もいなかった。

教会の中央、ステンドグラスの前に行き、唯一持っていた毛布を羽織って寒さに耐える。

ここなら人が来ても分かる、誰か来たら出ていこう、そう思っていた。

 

1時間もしないうちに誰かが教会に入ってきた。

私よりも少し年上くらいの少年だった、こちらに気付いたのか綺麗な青い瞳が私を見つめた。

視線が重なる――それにより眼を見られた私はすぐに立ち去ろうとした、しかし少年の様子に違和感を感じ足を止めた。

呪われた子供達は興奮すると眼が赤くなる、しかし私は瞳がいつも赤く隠すことができない。

つまり私を見た大人達は間違いなく眼があった瞬間に叫ぶか、私に罵声を浴びせるのだ。

しかし目の前の少年はそんな様子がなくただじっとこちらを見ている。

気づけば私は彼に問いかけていた。

 

私は化け物、怖くないのか、と。

 

彼は短く、しかしはっきりと言った。

 

「……微塵も」

 

何度問いかけ方を変えても彼の答えは変わらない―――彼は私を恐れていない。

初めて出会った私を否定しない人、気づけば私は彼に抱きついていた。

初対面の人にいきなりするようなことではないがその時の私には気にならなかった、いや気にする余裕もなかった。

しばらくそうしていたが、彼は私から離れるとこう言った。

 

「……行く」

 

そして教会の扉へと向かっていく。

思わずその背中に手を伸ばしかけたが、私はその手を下ろした。

 

とても優しい人だった、だからこそ私が一緒にいるせいで迷惑を掛けたくない。

 

彼がいなくなり寒くなった私は再び毛布を被り丸まった。

 

―――寒い

 

先程、人の温もりを感じてしまった故に私は耐えきれなくなった。

毛布の隙間を抜けてくる寒風を浴びながら頬を流れる温かいものを手で拭う。

 

大丈夫、元々一人だったんだ。

今までと何も変わらない。

だから大丈夫、大丈夫。

 

何度も何度も繰り返す、そう自分に言い聞かせるように。

しかし何度そうしても、何故か涙が止まらない。

 

知ってしまった人の温かさはあまりにも大きすぎた。

 

 

初めに愛を受ける筈の親には捨てられ―――。

 

自分よりも大きな者たちには負の感情をぶつけられ―――。

 

 

そんな彼女を初めて受け入れてくれた存在をそう簡単に忘れることなど出来る筈もない。

 

止まらない嗚咽を堪えていると毛布を通した向こう側に人の気配を感じて視線を向ける、そこには先程去って行ったはずの彼が立っていた。

思わず歓喜しそうになった私は必死に感情を押し殺し彼にこう言った。

 

「なんの、ようですか」

 

嬉しい、連れて行ってほしい、でも迷惑は掛けたくない。

そんな二律背反が私の中でせめぎ合っていたのだ。

 

「……来ないのか」

 

自分の耳を疑った。

あり得ない言葉を聞いたのだ。

 

「わたしは、ばけものなんです」

 

「…………」

 

「めいわくを、かけます

みんなに、わるぐち、いわれます」

 

「…………」

 

彼は何も答えなかった、無駄な問いに答える気はないと言わんばかりに。

考えなかったわけではない、求めなかったわけではない、しかし許されない、そう思っていた。

 

でも……でも。もし、本当に貴方は私がこう答えるのを待っているなら。

本当に、本当に私なんかが―――。

 

「ほんとうに、ついていっても……いいんですか」

 

彼は先程のように短く、しかしはっきりと答えた。

 

「……当然だ」

 

私は堰を切ったかのように泣いた、泣かずにはいられなかった。

今までに溜まっていたものを全て吐き出さんと言わんばかりに。

 

 

 

 

名前のなかった私はその少年、未来のマスター鉄災斗様に「銀丹」という名前を授けられた。

後から知ったが丹とは不老長生を得るための薬のことらしい、深読みと言ってしまえばそれまでだがウイルスの侵食により短命が多い呪われた子供達、そんな私に生きろ、そう言ってくれているように感じた。

 

一緒にいることで私は幸福を得たが災斗様は他の人達から罵声を受けることになってしまった。

「なんで化け物を連れているんだ」「そいつは化け物だぞ」「化け物を助けるならお前もそいつと同じ化け物だ」災斗様にまで及んだ時は私は思わず彼らに殺意を覚えた。

しかしそんな私を災斗様は手で制した、何も言わなかったがその時の瞳はとても悲しそうに見えた。

 

ある日ガストレアが町を襲った。

災斗様と私を化け物呼ばわりしていた奴らが皆殺されていく。

そんな虐殺を見て、正直私は胸がすっとする思いだった。

しかし蹂躙は終わりを告げた。

災斗様がいつの間にか手にしていた槍でガストレアを粉砕していたのだ。

 

私達を罵った相手も見たことのない相手も、その全てを例外なく救った。

私は自分の先ほど抱いた思いが自分を捨てた両親、罵った大人達と同じだったことを理解した。

自分の事を恥じ、それ以上に災斗様という人間の大きさに感嘆した。

 

人と人との諍いなどこの人は気にも留めていない。

それに深く尊敬し同時に危機感を覚えた、たしかに素晴らしい方だ、尊敬する。

しかしあまりにも優しすぎる、一人ですべての人類を救うなど到底不可能だ、そう()()()()

この人には隣に立つ人間が、相棒(パートナー)が必要だ。

そしてその役目こそ私が担いたい、誰よりも優しく誰よりも危なっかしいこの人を、マスターを、私が支えたい。

 

これが私の誓い、生きる意味、私の守るべき信念。

 

 

 

私は知っている、マスターが誰よりも感情を隠しているが誰よりも優しく誰よりも強い想いをその身に秘めていることを。

 

でもいつか……マスターの笑顔を見てみたいです。

 

 

 

 

ただマスターは優しすぎます。

そんなだからワラワラと羽虫が寄ってくるのです。

……でも大丈夫です、他の雌豚雌猫などには私の愛は負けません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■鉄災斗■

 

 

むっ……何やらギンたんから視線を感じるぞ。

だが……あれ?

なんかギンたんの笑顔が黒い気がするお?

 

 




かみさま:あやつの身に潜むロリ魂はあまりにも強大すぎて私にもどうなるか想像がつかんな……。あれなら複数の能力に目覚めるかもしれん。
だがそれよりもあやつをそのままの口調で送り込んだら少女達を怖がらせてしまうか……やはり制限を付けておくべきか。

やはり、かみさまはとても優しい。




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