一色いろはに弟がいたら   作:doesn't work

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原作と絡ませようと頑張ってるんですど中々絡ませれない…


姉弟の日常 Part2

 

 

「晩御飯なににしようかな〜」

 

いろはにお弁当を届け終え一度自宅に帰宅した真は今日のご飯をどうするか一人考えていました。

 

ガチャ

 

「ん〜、冷蔵庫には…」

 

真は一度冷蔵庫の中になにが入ってるのかを確認します

 

「…何にもない」

 

しかし、冷蔵庫の中にはなにも食材が入っていませんでした

 

「お買い物行かないと」

 

さっそく買い物に行こうと準備を進める真ですがふと自分のランドセルを見てあることを思い出します

 

「あ、宿題をするの忘れてた!」

 

真はそのことを思い出すと買い物に行く前に宿題をすることにしました

 

ピロン

 

すると真の携帯にメールが届きました

 

「ん?お姉ちゃんからだ」

 

真はいろはから届いたメールを確認します。その内容は今日は部活に必要なものを買ってから帰るので少し遅くなるという内容でした

 

「わかった、っと」

 

真はそのメールに返信すると再び宿題は進めて行きました

 

ーーー

 

「ん〜、やっと終わった。さてと思ったより遅くなっちゃったから急いでお買い物に行かないと」

 

宿題が終わり軽く伸びをした真はサッと買い物の準備を済ませて家を出てきました

 

「え〜っと、これとこれと、あと牛乳とかも切らしてるから買っておかないと」

 

真は晩御飯の材料になりそうな食材などを購入していきます

 

「うぅ、思ったよりも重い…」

 

買い物を終えて購入した商品を持参したエコバックに入れ終えてから真は買いすぎたと少し後悔しました

 

しかし、今更返すわけにもいかず真はフラフラしながらもゆっくりとエコバック思って歩き出しました。

 

「はぁ、はぁ、疲れた…」

 

真はベンチに腰掛けて少しの休憩をすることにしました

 

「ングング、ぷはぁ〜美味しい」

 

真は先ほど買い物の時に一緒に購入したお茶を飲み喉を潤しました

 

「さてそろそろ行かないと、お姉ちゃんが帰ってくるかもしれないしね」

 

「よいしょ!」

 

真は再度買い物をした袋を持つと歩き出します。

 

「あ、お姉ちゃん」

 

休みながらもゆっくりと帰っている途中、道を歩いているいろはを見かけました

 

「あの人誰だろう?」

 

いろはの隣に男性の姿がありました

 

「なぁなぁ、いろはす!」

 

「あ〜、はいそうですね〜」

 

男性がいろはになにやら話しかけているようです。ですがいろはあまりちゃんと聞いていないのか相鎚を打つばかりです

 

「話しかけてもいいのかな?でもなにかお話ししてるみたいだしどうしよう」

 

ドタ「いたっ」

 

真はただでさえ重たい荷物を持ちながら考え事をしていたせいか、つまづいていてしまいました

 

「え?真!!」

 

躓き転けてしまった音を聞きつけたいろはは、そちらに振り向き真の存在に気がつき急いで真の元に駆けつけます

 

「えへへ、転んじゃった」

 

真はいろはに気がついてもらえたのが嬉しいのか笑いながら話します。

 

「転んじゃったじゃないでしょう!」

 

いろははそんな真の呑気な様子に怒っているようです

 

「なになに、どうしたん?いろはすの知り合い?」

 

するとその後ろから先程からいろはに話かけていた男性が近づいてきます

 

「怪我はない真?」

 

「う、うん」

 

後ろから男性が話しかけているにもかかわらずそれを無視して話しかけてくる姉に真は少し戸惑っているようです

 

「お姉ちゃん、後ろの人は?」

 

「後ろの人?あ〜、私と一緒の部活の戸部先輩っていうの」

 

「ちょっ、いろはす俺のこと無視すんのなくね〜」

 

「えっと、いつも姉がお世話になってます。弟の真です」

 

真は適当にあしらっている、いろはの代わりに戸部に自己紹介をしました

 

「う〜わ、めっちゃ礼儀正しいじゃん」

 

「じゃあ、私は弟と帰るので戸部先輩お疲れ様でした」

 

いろはは、自己紹介をしていた真の手を取ると颯爽と歩き出しました

 

「えぇ〜、それはないでしょう!」

 

戸部は一人置いていかれることにツッコミながらも二人を見送りました

 

ーーー

 

「もお、なんで一人でこんなにたくさんお買い物したの?」

 

「だって、お姉ちゃんにいろんな料理作ってあげようかなと思って…」

 

少し怒ったような口調のいろはに真は少し拗ねるたような表情をしながらいろはにそう告げました

 

「っ〜!!!真!!」

 

いろははそんな真の言葉を聞いて力一杯抱き締めます

 

「お姉ちゃん、苦しいよ〜」

 

「真が悪いんだからね」

 

いろはに抱きしめられた真は話してもらうように訴えますが全く聞いてくれる気配がありません。しかしここは人の往来がある普通の道。周りを歩く人たちから目線を浴びせられます

 

「わかったよ。家に帰ったらいくらでも抱き締めていいから一旦離れてよ」

 

「もお、わかった。」

 

真は代替案を提案し、それにいろはは渋々頷きました

 

そして家に帰宅した二人は買ってきた食材を使って夕食をとりました

 

その後

 

「んっ」

 

真はリビングにあるソファーに座るといろはに向かって両手を広げました

 

「ん?何してるの?」

 

いろはは真の行動の意味が分からず首を傾げます

 

「さっき、家に帰ったら抱きしめていいよって言ったから…」

 

真はいろはのその問いに頬を赤らめながらそう答えました

 

「…遠慮なく!!」

 

真は自分の胸に飛び込んでくるいろはを迎え入れるとそのまま抱きしめました

 

そんなこんなでいつもの姉弟でいちゃつく時間を過ごしました

 

 

 


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