「あれ、街……ってこんなのだったっけ」
俺は街からでて、すぐにウォッチャーとかいう一つ目の機械仕掛けの獣に殺された。
幸い痛みはなかったけれど、意識が戻ってから街を見渡してから気が付いた。
なんと、西洋風の街並みが、軒並みボロボロになっていたんだ。
「すみません、ちょっと」
「ひい!? なんで平気なんだ!?」
「脳障害なんですよ。それで、この町は?」
「あ、ああ……」
街にぼたぼた落ちる人を見かねて、別の施設に移す慈善団体。
彼らを始まりの街の鴉というらしいが、そんな彼らに話を聞いてみた。
それでこの街の異様さは、俺がここに来る30分前にあったらしい。
知らなかったんだけど。
この町にある掲示板に、ゲーム全体のアップデートというやつで一気に変わったんだってさ。
俺は気にしない性格だから、そこらへんは何とも言えないなぁ。
「なあ、外には何がいたんだ?」
「一つ目の機械仕掛けの獣、ウォッチャーがいたよ」
「機械仕掛けの獣? 機械獣と呼ぶことにしても、このゲームが何なのか……」
ウォッチャーってなんだろうな?
見るものってことで、観察っぽいけど。
殺してきたのなら、巡査ともいえる。
少しばかり立ち話をした後、彼とフレンド登録を行ってから外に出た。
外は高低差のある草原地帯があったのだが、いつの間にか雪が降り積もる山岳地帯に変化していた。
うわぁとドン引きしたけれど、ここはすでに敵の領域。
気を引き締めて、近くの村に行かないといけない。
再びウォッチャーが警告音と共に出現してきて、ビームを射撃してくる赤眼と何もしない青目に囲まれながらも村っぽい所に到着した。
そこは簡単な柵で囲まれながらも、自警団があるちゃんとした村落だった。
外は厳しい世界。それでも懸命に生きている彼らは、この世界で生き抜いてきているんだ。
俺は彼らの技術を盗むために、自警団に入団することにした。
入団したときにもらったのは、パチンコ・槍・弓だ。
更に色んな素材が付いた矢。
「これは?」
「獣共は、電気や火によわい。そいつを使えば、すぐに倒せるぞ」
アイテム欄には、雷の矢・炎の矢として記載されている。
つまり。属性を考えていかないと、いざという時困るみたいだ。
それとパチンコも、連射はできないけれど細かいところにダメージを与えられるということで、サブとしての選択肢も増えた。
「お、それシャードじゃねえか」
「シャード? この鉄片がどうしたんです?」
「これらは物々交換という面倒を無くす要因になったんだ。
余ってるなら店で何か買って、俺達の村に貢献してくれよ」
死ぬ前からもっているシャードを、先ほどまで拾い集めたやつを村にあるお店で何かに
使えないかと物色してみる。
回復薬や火傷の薬だったり、機械の部品が多かった。
「この機械の部品って、何に使うんです?」
「武器の強化に使うのさ。そこの鍛冶屋で、購入した部品をもって立ち寄ってみな」
「わかりました」
そういうわけで、そこらへんの機械獣から取れるであろう部品を購入して鍛冶屋に向かう。
「ん、客か」
「武器強化に来ました」
そういうとおじさんが、メニューを持ってきた。
時代的に紙は貴重なのか、木版でもってきた。技術はまだまだのようで。
木版には値段の他に、強化のために必要な部品数やシャードの数が書いていた。
とりあえず、弓に電撃の機構を付けることにした。
これで矢を放てば、自動的に電撃属性が付与されるだろう。
矢は自警団の営倉に置いてあるので、遠慮なく拝借。
このまま外を徘徊してみようとしたら、突然爆音が聞こえた。
何かと思って、村に戻ってみると機械獣の襲撃に合っているようだ。
「おい小僧!」
「はい!」
「機械獣の襲撃だ! 敵は禍ツ機だ」
「禍ツ機? それは一体?」
「土地を不浄にし、他の機械獣を凶暴化させるやつのことだ! 門前へいくぞ!」
そうして俺の初めての防衛線が開始される。
待ったはなし。とにかくシャードで、ワイヤートラップを購入して門前へ進撃する。
ここにトラップを仕掛けて、村に入ってきたらゴールテープよろしく爆散するはずだ。
「総員、火矢用意! オーバーヒートを狙え!」
「合点招致! 小僧、火矢を用意する。すぐに手入れしな」
「わかりました」
俺は近くの団員の方々と共に、火矢を手に入れに行く。
そして火矢を入手するとすぐに装備する。
これで迅速に使用できるようになるだろう。
「門が壊れた! 総員戦闘開始ィ!」
「「「応!」」」
それから死闘が始まった。20人いた団員は、最終的に13人になってしまったけれどイベントか何かで応急処置して、17人まで復活した。
それまで俺は、ワイヤートラップをしかけたりオーバーヒートしたところに、弓を差し込んでえぐったり。
近接槍攻撃で、スパイクランチャーとグレネードランチャーを取り外して攻撃するとか。
色々やったら、9分以内に壊れた。
そのあとこの禍ツ機を物色してみる。
一番欲しいのは、中立の機械獣を俺達に敵意を向けるやつだ。
あれを使えば、俺も機械獣を操って敵を倒すことができるかもしれない。
・コラプターの心臓
初めて見る素材だ。
一体何なのか、詳細に見てみるがやはり何かの素材でしかないようだ。
・新スキル『オーバーライド』
これは?
コラプターが使っていた乗っ取り機能で、機械獣を配下にできるらしい。
詳細を見ると、ためたエネルギーを使いハッキングして、同種争いさせるものらしい。
細かい指示はできないが、敵である時よりも性能が上がるので、仲間にしておいて損はないと。
ただ強力な敵程、エネルギーとハッキング時間がかかるので、見極めないとしぬらしい。結構ハイリスクだけど、それに見合うリターンがあるのだろうか?
エネルギーチャージは、時間経過のようで。
コラプターの解体や村の修復に時間をかけた後、自警団の一員としてちゃんと見られるようになった。
そこで俺への任務が、外への偵察と山にある不思議な扉の調査を依頼された。
外部偵察はともかく、その扉は強力な機械獣が居座る山奥にあった。
山の中なんだけどさ。
その場所に行ってみると、確かに大きな△の扉。
どうすればいいのかわからなかったので、その扉の真ん前に行ってみた。
<スキャンを開始します。旧人類の遺伝子を確認しました。おかえりなさい、同志>
音声が流れるとどうだ、開かないといわれ続けてきた扉が拓いたではないか。
扉の開き方も独特で、メカニカルで非常に心を奪われるぞ。
中へ進んでみると、そこは会社のような場所だった。
ただ乱雑に散らかっていて、一部では植物で覆われていた。
俺は一直線にいかず、色々散策していると。
団長たちがしていたフォーカスという情報端末が、床一面に散らばっているのを発見した。
でも壊れている。
流石にないわーと思って、色々探ってみると金庫の奥に金色のフォーカスがあった。
悪趣味だなぁと思いつつ、つけてみると正常に起動したようだ。
視界いっぱいに広がる多数の情報。
一応違いを試してみるために、他のものも試してみたけれどやはり金が一番良かった。
仕様書もそこにあったので見てみたが、金が記念のものかつ特別な機能を兼ね備えた特注品だとしった。
更に非破壊オブジェクトだとも判明。
お値段は通常フォーカスの50倍。
フォーカスは視覚情報の追加として、足跡や情報の可視化を行うもの。
あとは方角とか? 補佐であるから、基本的にこんなものだ。
金色のフォーカスは、通常のものとは少し違った。
まずはオーバーライドした機械獣の管理、情報の追加、索敵距離の増加、クエストの場所可視化、敵情報の可視化、目を閉じても眼前がわかる視覚補助、TPS視点、メニュー開閉の自動化等。
まだわからないことがあるけれど、それはおいおい確認して行こう。
さてフォーカスを付けて、探索を開始するとしようか。
しばらく探索していくと、最奥部と呼ばれそうな場所に到達した。
そこは機械獣生産拠点の終端のような場所で、それ以上先はいけないようだ。
フォーカスは、とある一点へ誘導しようとしている。
其処へ赴いて、オーバーライドを行う。
・『オーバーライドの更新』
・『管理者権限:ユーザー登録された機械獣の生産』
???
このフォーカスは、お偉いさんが持つものだったらしい。
なんか作れるみたいだ。
ただそれに必要なのは、設計図・心臓・鉄の花・シャード等結構収集が必要なものが多かった。
設計図自体は、この場所で入手できた。
またアクセス権限もあるらしく、この場所以外にも3カ所あった。
とりあえず、崩壊度が低いところを自分だけが通れるようにしておこう!
他は旧人類だけが通れるようにする。
これで攻略できると思う。
用事も終わったので帰ろうとしたら、敵とかした機械獣に襲われたけれど鉄の花・設計図・心臓を落としていきやがった。
つまり、作れと。
機械のコアは使うのに、心臓は使えないという謎の仕様に驚いていたけれど、作る際に多数ひつようになるならそりゃいるようなぁと。
で、この機械炉SIGMAで作ろうとしたんだけど、全く作れなかったので近くにある設計図と心臓を使って、移動手段とも攻撃手段ともなるソゥトゥースを作ることにした。
ただポケモンのように種族名で呼ぶのも何なので、名前を付けることにするよ。
その名前は、ソース。
そのままなんけど赦して。
とにかくこの虎型機械獣と共に、外を駆け走ってくることにするよ。
やってきた。
めっちゃ強い。なんやこの子、超強いわ。
基本的に肉弾戦の接近戦なんだけど、虎が原型とあってかその疾駆と巨躯から繰り出される手足の攻撃は相手を悉く破壊したんだ。
しかもオーバーライドとは違う仕様なのか、金色のフォーカスを通じて細かく指示できるようだ。
そういえば、最近迷宮という話をきくようになった。
こことは違う北の方の山脈方面に、巨大な塔がある。
そこに迷宮があって、フロアボスがいるらしい。
フロアボスを倒すと、次の階層に行けるんだとか。
俺はフロアボスに挑むために、山脈付近をめぐるためのクエストを受けに受けまくった。太陽の街とかサン王国の首都であるメリディアンとか。
他にも山賊の砦とか行って、ついでにゼロ・ドーン施設も観光した。
まあ観光とか思ってないと、この世界の真実は悲しすぎて正気を保ってられない。
効率の先に絶滅があるとかやってらんねーぞ。
これまでにプレイヤー数人と出会って、フレンド登録をした。
だが全員が全員オーバーライドを持っている訳じゃなかった。
機械炉で機械獣を持つ人はいたけれど、素材に設計図と鉄の花はなかったようだ。
俺はこれらを聞いた後、設計図と鉄の花の詳細を探りに行った。
鉄の花は記録と共に、花や樹木の種・花粉が入っているタイムカプセル。
その種類は多岐にわたり、一つで数百種類の植物を開花できるようになっているんだとか。
設計図はAIとして進化してしまった挙句の大量絶滅があった。
そのため、最後は人の手で止められるマニュアル操作が加えられ、それと同時に無駄である高度なAIを排除して戦闘等専門道具としての方面に開花させる青写真なんだと。
ファロの災禍はひどかったな。
ストーンヘンジにさえ射角がついているんだ。最後は人の手でなくっちゃな。
それとハデスのクラッキング対策のアップデートで、禍ツ機にならないようにするというものもある。
禍ツ機になると狂暴になるのと同時に、直すことができない症状でもあるからだ。
とにかく設計図や周辺の残ったプログラムを使って、こいつらのAIを初期化することに成功した。
初期化もそうだが、現在の進行状況についても日本語でできるので、普通に報告。
するとAIがちゃんと対応してくれて、ハデスも再生の逆である必然的破壊をになってくれるようになった。
だけどAIはカオス的論理思考もあるし、フレーム問題っていう矛盾を抱えた場合の無限思考を諦めることもある。これで変な方向に突飛しやすい。
またハデスが変なことにならなければいいんだけど。
まあこの根本的な原因が、サイレンスのハッキングなんだからさもありなん。
だから、消そう。エクリプスごと。
最初に行うのは、機械獣を量産することだ。
こいつを量産すれば、数の暴力で制圧できる。
SAO要素がないって?
しょうがないだろ、剣じゃ射程が短いんだ。
そういうわけなんだ。しばらくはHorizon zero dawnをやってくから。
一応この世界でも発表されているんだけど、コロナがないまま2042年まで来てる。
極地的戦闘ばかりで、紛争もほぼ収まってきた時代。
更にフルダイブ型のVRMMOが主流となり、興隆を誇っている時代だ。
おかげで、PS6以前のものは忘れ去られていった。
他のゲーム会社も、VRに移行しようという考えも強い。
だからこのような作品が出てきた場合、皆わからないんだと思う。
20年以上前だからわからないんだろうなぁ。
2020年のスイッチが、2000年では64位のものだったから。
それとネット依存型社会にもなってきているし、その影響で昔のゲームは
任天堂等のゲーム会社がバーチャルコンソールで人気作を出すくらい。
マイナーな良作は存在感がなくなってしまったんだよな。
このゲームもそうで、続編は2025年に出ているけれど次の月に人気ゲームが一気に台頭してしまったせいで、存在感が希薄になってしまった。一応ラストオブアス2よりも、高評価が多かった。
「あのさ、そのオーバーライドってどこでもらえるんだ?」
「ただで教えるのは嫌だな」
「くっ、どれだけシャードを積めばいい」
「そうだな……」
此処は太陽の町。
オーバーライドを教えてもらいたいって人がうようよいる。
その中で、黒ずくめの少年がいたので、彼だけ話を聞いてみた。
彼はSAOの主人公であるキリト君。
彼も弓矢と槍を担いで、戦場に出ている狩人だ。
「情報屋にはいうんじゃないぞ。オーバーライドは、コラプターというサソリ型の機械獣を倒せばいい。
コラプターは、自然に居ない。だから依頼を受けた最後の敵として出てくる。
そいつを倒して部品を探せば、システムが導いてくれるよ」
「まじか!? でもなぁ、俺、手持ち少なくて」
「じゃあ、このフロアボスの心臓くれたらいいよ」
「なんでわかるんだ?」
「何となく。フロアボスは、そのフロアの代表的な奴がいるんじゃないかってな」
「なるほど?」
ついでにフレンド登録して、一緒にコラプターを探してあげた。
勿論ソースとストームバードのトードを連れて、だ。
こいつらを連れていくと、いい感じに連携してくれるから助かる。
この連携機能は、霊峰にある特殊な機械炉にあった。
これは最高責任者が持っていたらしい、最高のシステムが入っているフォーカスだ。
種類はクリスタルエッジというらしい。
金や通常とは違って、スタイリッシュな感じだ。
こいつは金色と一緒に、もう片方のこめかみにつけている。
これを使えば、オーバーライドの連結機能で周囲の機械獣全てをオーバーライドできる。
他にも便利機能があるんだけど、それ以上に考えるべきなのは禍ツ機やデーモン化した機械獣が出現
しやすくなったことかな。
変に強いから相手しにくい。
さて、キリトも機械獣を手に入れたし、俺は別のところに向かうかなぁ。
「どこ行くんだよ?」
「悲願を達成しに行くんだよ」
「どういうことだ? ま、元気でな」
「おう、心臓頼むぜ!」
「任せろ!」
しばらくして迷宮攻略のめどがたったらしい。
ゲーム開始して1か月だ。
オーバーライド人数は、390人。
攻略組は、千人ちょっと。
死者は300人。
一度死んだのは3400人。
二度以上死んだのは29人。
38回死んだのは俺。
いやー、データの隙間におっこちたり、元RTA走者やTAS動画作成者による走り方を学んで、遊びまくってたら死にまくったわ。
フォーカスの録画機能で、彼らに動画を送りつけてやったらドン引きしてた。
「痛くないのか?」
「HP全損前に、腕とか噛まれてなかったら、全身が痛いだけだぞ。
骨折とかの痛みはなかった(嘘)」
俺、痛覚ないから(笑)。
そ、そうかと彼らは納得してた。
俺はあれから設計図を大量に入手した。
最後に入手したのは、デスブリンガーと熊さんだ。
あの多脚機械獣のものは入手できなかったが。
それとバグを使って、裏マップに行き雪山に挑戦してデーモン化した機械獣に殺されまくった。
強すぎなんだよなぁ。
バグを使ったから、仲間の機械獣これないし。
今ではもういけないけど、楽しかった。
雪山の機械炉で熊さんを、地球再生計画の本拠地でデスブリンガーの設計図を手に入れた。後は心臓だけだ。
「ほら、心臓」
「あれ、もう討伐してきたんだ」
「意外だろ? これでも苦労したんだぜ?」
「ご苦労さん。じゃ、ちょいと付き合ってくれ」
「え?」
連れてきたのは、バグで切り開いた特殊な機械炉。
俺か俺が付随させた人だけが入れるように管理している。
今現在俺は、キリトとその仲間のアスナ・情報屋のアルゴを伴っている。
「というわけで、フロアボス君を復活させようか」
「「「はあ!?」」」
俺は事前に判明していたフロアボス用のデスブリンガーの設計図と心臓・鉄の花を生贄に捧げ、機械炉の中央にフロアボス用のデスブリンガー先輩が構築されていく。
ボスの時の特殊機構の他にも、ミサイルのような機能もある。
これで俺の仲間になるんだから最高だよな。
「明らかにボスより強いぞこれ」
「ミサイル装備。遠隔操作でOS強化。特殊アップデートで、思考回路がクリアされているからな。強いってもんじゃないぜ」
「いいもんみせてもらっタ。情報料としテ、次階層の情報をもってきてやるヨ」
「頼んだ。俺はこの階層のエクリプスを殺して、テラフォームを完成させる」
「え、そんなストーリーあるの?」
「ネタばれと感動を破壊してもいいのなら、ログあげるよ」
「時間無いから頂戴」
そういうわけで、キリトには一部、アスナとアルゴに全部渡した。
後で読んでみるってさ。
「それじゃあね」
「おう、またな」
「君も上に来なさいよ」
「情報待ってろよナ」
俺はこの後RTA、TAS、最初にフレンド登録した彼と一緒に、プログラムの隙間に挑むことにした。世界の果ての先とか、色んな機械炉とか。
テラフォームはどれだけ進んでいるのだろうか、とか。
ちなみに俺達にトラウマを植え付けたのが、海だ。
海は何もいない状態だから、ほとんどが透明で透き通って見えた。
そのおかげで、大量の死んだ機械獣が海底に積み重なっていた。
屈折もあるんだろうけれど、一面機械の残骸が沈んでいて気持ち悪かった。
なによりこいつらが稼働可能状態を維持していることに、いろんな意味で鳥肌が立ってしまう。
これらをハデスは蘇らせようとしたんだ。
本当に止めてよかったと思う。
「地中にもまだいるんだろ?」
「どうやって掃除すんの」
「作業用作るか」
「せやな」
取り合えず、ロックブレイカーでほってもらってスクラッパーに解体してもらうことにする。
ベアクローでもいいかもしれないけれど、あいつは基本禍ツ機化しているから心臓を
手に入れるだけでも相当きついんだ。
それと仲間たちと共に、プログラミングに造詣が深い人を探すことにした。
理由は簡単。
この未来において、知識が全く用いられず2000年代の生活をしていない。
ということは、知識の役割であるアポロが停止しているということだ。
そんなわけでまだ稼働できるPCがある制御室に、そういうものがあるので彼らに
アポロの停止解除ができるようにしてもらおうと思ってる。
この俺のフォーカスで、解除出来たらよかったんだけど……ファロのやつの方が、
権限が上だったみたいだ。
次に殺そうと思ったけど、自分からAIに成り下がったサイレンスは放っておいて、
ハデスの調整方法を捜そうと思う。
舞台設定的に、まだ北アメリカの一部でしか人類が発生していない。
なので今大量絶滅をされるのは困る。
そこで、AIのガイアに簡単に起動されないように複雑なコードを作成してもらうことにした。
うっかり起動されたら困るので、起動コードを停止させたコードを防御するコードを、
何層にも幾重にも重ね掛けすることにした。
ここらは俺のフォーカスで、ガイアに指示することができた。
また施設の再構築は、それ用の機械獣を生み出せるらしいので、資材と設計図と心臓を渡してやれば建築用の機械獣を発生させることができた。
この機械獣も汚染された土を浄化しながら、微生物を土に混ぜていくという機能が追加されているらしい。
「ゲーム的には、もう終わってるだろうけれど。この世界だと、まだまだありそうだ。
そういうわけで、再生を始めよう」
「「「応」」」