選抜レースを終えたマヤノペトリュースとトレーナーのお話。
「3着……か」
選抜レースを終えたマヤノペトリュースは今日のレースを振り返っていた。
「ボーガンの大逃げにはしてやられたけどもう少し仕掛けるのを早めていれば2着は入れた。反省点ばかり思いついちゃうな……」
「この結果じゃスカウトは厳しいかな……。次の選抜レースは1着を取らないと……!」
そう意気込むマヤノペトリュースの元に見覚えのある顔が近づいてくる。
「選抜レースお疲れ様。良いレースだったね」
そう声をかけてきたのはカフェテリアに案内した新人トレーナーだった。
「先程のトレーナーさん、見にきていたんですね」
「そう言ってくれるのはありがたいのですが、良いレースだったでしょうか? 結果は3着でしたし……」
そうマヤノペトリュースが答えると、
「最後の末脚は凄かった! 結果は3着だったけどトップスピードは君が一番だったしもう少し距離が長ければ1着を取れていたと思うよ」
トレーナーは熱を持ってそう答える。
「ミホノブルボンとかニシノフラワーのレースも見てきたけど、君のトップスピードも決して引けを取らないと思う。重賞やGⅠを取るのも夢じゃないよ!」
「そんな大声で言わないでください! 嬉しいですけどなんか恥ずかしくなりますから!」
自分が思っていたより熱くなっていたのか、トレーナーはふと我にかえり、照れくさそうにしながらもマヤノペトリュースを真っ直ぐと見つめて言う。
「良ければなんだけど、君をスカウトしたいんだ」
「本当……ですか? 選抜レースで良い結果を残している娘は他にも沢山いますよね?……あっ、もしかして他の娘に断られて私の所へ来たのでは……?」
そんな疑問ばかりをトレーナーにぶつける。
「声をかけるのは君が最初だよ。最初はレースの労いというか、その為に声にかけにきたんだけど、君の末脚に惹かれたのも本当! 君が、マヤノペトリュースがGⅠウマ娘になるお手伝いをさせて欲しい!」
そうきっぱり告げるトレーナー。
「……才能で勝る娘は幾らでもいますよ? 私は脚も特別丈夫じゃないですし、こうやって変に思い悩んでばかりで……それでもGⅠを取りたいって思ってる面倒くさいウマ娘ですよ?」
スカウトされた嬉しさと不安と。色々な感情でつい本音をこぼすマヤノペトリュース。断られてしまうかもと思い下を向く。
「才能の差は確かにあるかもしれない」
その言葉にマヤノペトリュースはさらに俯く。
「でも……沢山の努力や勝ちたいって想いは時に才能を超えると思う」
「どれだけ才能があっても、努力を怠ったり闘志が無ければ持ち腐れになってしまうし、逆も然りだと思う」
「一緒に努力は報われるって証明しよう。
……なんてちょっと調子乗りすぎかな?」
そう先程より照れくさそうに言うトレーナー。
「そこまで言われて恥ずかしがられると困りますよ逆に…
これからよろしくお願いします。トレーナーさん」
ここから新人トレーナーと真面目で少し面倒臭い?ウマ娘、マヤノペトリュースとのGⅠの大舞台を目指す日々が始まる……
トレーナー
・マヤノペトリュースに熱く語って後々恥ずかしくなってくる。でも本音なので仕方がなかった。
マヤノペトリュース
・ちょっと自己肯定感が低い。トレーナーに熱く語られて恥ずかしかったものの気持ちは嬉しかった。
今更ですが、アプリのみプレイでアニメは内容を調べたものの視聴はできていません。設定等食い違いがあったら申し訳ないです。