無事契約を結んだトレーナーとマヤノペトリュース。これからの方針を話し合うことにした。
「最初に聞きたいんだけど、これまでどういうトレーニングをしてきたの?」
「どういう……? えっと学園をひたすら走ったり、友達や同室の先輩と併走してるくらいでしょうか」
「身体作りとかは考えてる?」
「っ……正直そこまでは」
「じゃあまずは基礎トレとか栄養面とかからの身体作りが中心になると思う。負担をかけすぎない様に身体を作っていこうと思ってるけどどうかな?」
「問題ありません。そう言う部分はあまり考えるのが得意ではないので……」
マヤノペトリュースにとって最適な道を二人で決めていく。
「マヤノペトリュースはこのレースに勝ちたい! ……とかはあったりする?」
「GⅠは一つでも勝ちたいですが、その中でもやはりクラシック三冠は目標にしたいです。ずっと憧れのレースなので」
「あとマヤノペトリュースって言いにくいでしょうから、ペトと読んでください。友達にはそう呼ばれていますから」
「うん分かった。じゃあペトの目標はクラシック三冠のどれか。または全部を取ることだね!」
トレーナーは意気揚々と応える。
「ぜ、全部はちょっとハードルが高いんじゃ……?」
「目標は高く設定しておいた方がやる気がでると思ったんだけど……」
トレーナーの期待に嬉しさを感じながらも、高い目標にたじろぐマヤノペトリュース
「……期待全てに応えられるかはわかりませんが、三冠ウマ娘という高い目標があるに越した事ははないですよね、頑張ります」
「うん、頑張っていこう。……で実際に出るレースなんだけど一番早くて9月1週のメイクデビュー1800mが良いって思ってる」
「トレーニングを始めてみないとわからないけど、ペトの距離適性はマイルから中距離、2400までは走れると思う。それ以上はスタミナが持たない気がする」
「良くわかるんですね……確かにスタミナは同室の先輩や友達と比べても劣ってますから。……ってさっき三冠ウマ娘目指すって言ったばかりなのにそれだと菊花賞取れないじゃないですか!?」
感心しながらもツッコミを入れる。
「確かに今のままだとスタミナ切れを起こしちゃう。だからトレーニングはスタミナを増やせる様なメニュー多めで行くつもり」
「なるほど……了解しました」
「じゃあ実際これからやるトレーニングなんだけど……」
トレーナーとマヤノペトリュースとの話し合いはその後も続いた。
「……とりあえずこんなものかな。質問とかあったりする?」
「いえ、詳しく説明していただけたので今の所問題ありません」
「そっか。じゃあ少し休憩挟んでさっそくトレーニングに行こうか」
「わかりました」
そう言って二人は練習場に向かう事にした。
トレーナー
・新人ながらウマ娘を見る目は中々なもの。
マヤノペトリュース
・友達にはペトと呼ばれている。同室の先輩はスタミナお化けらしい。