ゼロのウイルスがゼEROウイルスだった。 作:みかん
「よいのかシグマ…ハッキリ言って愚鈍な選択をしているぞ」
ドップラー博士は手術台に寝かされているシグマを見ながら、呆れたように問いかける。
「私は可能性を感じた。エックスだけの、いや…エックスと私のみが感じることができた可能性…私はもっと感じたいのだ...」
「…ゼロはどうなんだ」
「あいつは、あの女がいるだろう」
「エックスにもいr」
「あれは違う、依存しているだけだ」
シグマは悩みというレプリロイドには必要じゃない感情を得た、過程は問題じゃない…性欲という未知の感情をその身に宿し、生命という価値を人と同様な意味を理解したのだ。故に彼は悩んだ、ロボットも生命を創れるのに…何故人は否定する?何が悪い?…‥彼は悩んだ末に同じ考えを持つ者を求め、人間と同様に仲間を作り考えを共有していった。
だが…所詮は自分の考えを
…‥野望に満ちる眼…その先に写るのは…‥
「僕はイレギュラーハンターです!ッ…疑心に囚われている人類の方々に対して言わせて頂きます、レプリフォースは決して人類に反逆なんてしません!質疑応答がある方はハンター本部にいらっしゃってください!」
人間たち、中には民間レプリロイドの姿もあったが…そして記者達を引き連れハンター本部に乗り込んだ…レプリフォースの隊員達は様子見に徹しているようだ…ゼロが集団の中にいるのを確認しながら…‥そこには…‥
「ようこそいらっしゃいました、皆様方のご到着をお待ちしておりました」
笑顔で対応する女性型レプリロイド…エックスは見慣れない人物からの挨拶に戸惑いながらも、イレギュラーハンターとして質疑応答の必要性を説いた。…この状態では拒否できないだろうが、証拠を消す時間稼ぎぐらいはされると考えていたが予想外な事に今すぐにでも行うと発言された。
エックスは疑問だらけだったが…まずは目の前の人物は誰か知りたかった…‥彼女の自分を見る目が何故か気になった
「私は今回の責任担当の
「…シグマ?え、えっと」
「どうしましたエックス」
シグマとは…シグマ隊長?いや違う、こんな可憐な女性じゃない。どんな時でも迅速に対応し問題を解決して、自分の悩みについて相談できる頼ってばっかりだった男性型レプリロイド…それがシグマ隊長…‥あれ?
「フフ…会見をしたいんですがよろしいですか、勿論エックス…貴方も
「え、ええ勿論」
これは…ある意味では計画通りだ。計画の邪魔をする自分たちを排除したいと考えるはず…可能な限りハンター本部に拘束し、袋叩きにしたいだろうと考えてゼロとは別行動をとっていた。…予定通りなのだが、嫌な予感がする、ゼロは上手く忍び込めただろうか…‥
会見をするにあたって、ハンターベース…指令室が丁度良い広さの為、デモ参加者や取材班が通された。…‥そして絶句した…隠していない
悲鳴に近い声が響く…完全にハンター本部はイレギュラーだと他の者達に知らせることはできた。…‥今の状況を見て、別な意味で間違いだったかもしれないと考えながらも困惑が更に深まった。
「では…会見を始めさせて頂きます、エックスは私の隣に」
こんな状態で会見を進めようというのか…僕もハンターとして来ているため彼女の隣で問題はないが、言い方は悪いが馴れ馴れしい気がする…‥そんな事を考えながら座り、自分の隣に同僚…だった者達が座っていく…TNTN or Ninshin
…‥ああ…視線が痛いなんて初めての経験だよゼロ…‥
そして、シグマを名乗る少女の会見が始まった。記者達やデモ参加者も徐々に落ち着きを取り戻してから行われた、それまでに…‥卑猥な物を…、イレギュラーじゃ…など色んな方面から罵倒が相次いだが、少女は怖気づくことなく発言していく様にエックスは自分にない度胸に感心した…逆に何故この状態で平然としていられるのか疑問でもあった。
「人類の皆さん、まず第一に知ってほしいことはレプリロイドの感情についてです」
内容はまともな…今までにも人間社会とレプリロイド社会において話し合われる内容から始まった。
レプリロイドにも感情はある、人間同様に話し合い、考え、友を作る・・・・・当然の事と受け止められるが、それまでだ。人で言う
「レプリロイドはロボットです。ですがともに生きる生命体として…人類には認めて欲しいのです、だからこそ!…‥」
参加者たちは息を呑む、少女から発せられる一語一語に魅入られる…‥エックスも彼女の言葉に魅入られていた。敵の言葉に惑わされてはならないのは理解しているが…彼女の語る内容は普段からレプリロイド内で暗黙の了解のように受け入れられてきた事を公にしているだけなのだ。
人類とロボットの共存…‥真の意味での可能性を今、自分が見ているのだと思いながら聞くことに夢中になってしまった。
会見をしている最中、ゼロはユーミアを探していた、ハンター達の見回りを搔い潜り、遂に見つけたのだが…絶句した。
「アイリス!…フゥフゥ、何故アイリスが可愛い、妊娠させたいSEX花嫁がここにいる」
アイリスが花嫁のような姿でカプセルに入れられていた。その横にユーミアがいたが…‥
「ばぶぅーああう?」
幼児退行…レプリロイドなら記憶メモリーの大半を消去された状態で放置されていた。
「ッなんてことを…どうすれば」
「相応の肉体を与えてはどうかなゼロ?」
「ドップラー!お前がッ」
カプセルの様子を確認していたのだろう、ユーミアの新しいボディー案を見せてきた。
「ふむ、成長を考慮して6歳児程の肉体でも…」
「ドップラーお前何をしたのかわかっているのか!」
「私ではない、シグマがやったことだ」
「何の意味がある!人質としてか!そこまでしてエックスを苦しめたいのか!!!」
怒りのままビームサーベルを突きつける…だがそれをどこか呆れたよう、疲れたように発言した。
「
困惑、ゼロは言葉の意味が理解できなかった。シグマ隊長がエックスの思い人を愛故に廃人化させた…‥どうゆうことだ
「シグマ自身が感じていた痛みをエックスだけが理解できるとの事だ…いやはや、愛というのは時に人格すら変貌させる、恐ろしい物だなゼロよ」
そう言いながらアイリスのカプセルが開いた
…‥君もシグマもな…‥
少女の会見は一括り終了した…‥レプリロイドと人間…改めて考えさせられる内容だった…‥そして次の事が本題だ、TNTN or Ninshin それをどうするんだ…‥本来、敵であるはずの存在をエックスは信頼に似た感覚を感じていた、こんなに人類とロボットについて考える子がイレギュラーのはずがない…ハンター本部に、しかも責任担当になっている時点でイレギュラーの仲間という考えは最早存在していなかった。
「人類の男性の皆様…」
エックスは違和感を覚えた…‥何故男性だけ?
「TNTNは付いていますよね?」
は?…参加者は突然の発言に何を言っているんだと思考が停止した、それに畳みかけるように発言は続く。
「女性にはおっぱいと穴があります…何故でしょう?そこの貴方」
指名された人間のインタビュアーは困惑しながらも答えた。今まで彼女が語ってきた人類とレプリロイドの考えから…‥
「え…せ、生命体だから?」
「そうです!そしてここに座る者達を見てください!人類方々と確かに過程は違えど確かに生命体として存在しているのです!」
参加者は座っている者達を見る、謎の納得感がある。が、一早く正気に戻った一部の者から疑問があった
「急なことで理解に苦しんでおりますが、生命体については私共も考えさせられました…そのレプリフォースに関しては」
エックス自身が反逆しないと発言した。そしてハンター本部側もそのことに今まで触れずエックスを受け入れたことから、今までレプリフォースが危険と言ってきたことは何だったのか、その回答を彼らは知りたかった。
「…レプリフォースは生命体になりたいと思うレプリロイド達に否定的でした、レプリロイドは命令されたことを忠実に実行するだけの機械で良いとして、今この場にいる者達と同じ考えのレプリロイドを傷つけたのです…危険と判断したのはその為であり、それが噂を呼びこのような事態に本当に申し訳ありません!」
なんだそれは…ふざけるな!デモ参加者による罵倒…‥自分たちが行ってきたことは何だったんだ!…エックスは困惑の中にあった、全ては勘違いだったとこの少女は言ったのだ。それこそ嘘だ、いや本当なのか?VAVAやカーネルそしてオクトパルド…‥全ては勘違いによるものだったのか…‥わからない!
そもそもお前達レプリロイドが生命体になりたいと思うから!
怒りのあまりにこの場で言うべきセリフじゃないのを理解したんだろう、辺りは静かになった…‥そして僕は泣いた、ただ静かに泣いた…何故だろう悲しいのかな?わからない
「エックス…大丈夫、私も
彼女も泣いていた、自分以外のレプリロイドが何故…そんな考えにはもう至れなかった。彼女は優しく抱きしめてくれる…それを僕は受け入れた。そして僕は自分の思いで彼らに言った…‥
僕らは生きている!…人と同じで生きているだ!
「
「
「ふふ、どうせ青き英雄についてでしょ」
「バレたか…俺もなってみたいなぁ平和を作った英雄に」
はるか未来。世界のほとんどは大海原に覆われ、その中に点在する島々で、人々は平和に暮らしていた。そんな彼らはある歴史を子供の時から学ぶのだ、昔に存在していた人類とロボットがともに過ごした平和な歴史について…‥
・幸福な終わり。
変だな?綺麗に終わってしまった…感想にあった会見を書いていた筈なのに?
・シグマが女体化してるじゃねえか→漫画版でエックスを女の姿で誘惑してます(マジ)
・エックス何で好きなの?→原作でも悩むという可能性を気にして、エックスの肉体を求めた。
何も設定に問題ない。…ユーミア?ゼロがアイリスと育てたよ。