ゼロのウイルスがゼEROウイルスだった。 作:みかん
エックスは黄色い液状の敵性体が現れて動揺した、マライト博士は新たな機能を授けると青い装置に入れと言われたが…また自分がわからなくなるのではと恐怖心が満たしそのまま戦闘に入った。
黄色い液状の存在に攻撃しているが、弱点を狙い撃たなければ倒せない事を理解した。目のように赤い部位を狙おうとすると庇う動作をすることからすぐにわかった…だが狙っていたのは自分ではなくマライト博士の方だと戦闘中にわかった。だからこそ、庇うように立ち位置での戦闘を強いられ肉体に損傷を作っていく…‥
『SEエックス!ワシを守る必要はない逃げるんだ!』
そんなことできない!…防戦に徹している中、遂に相手の攻撃が自分を捉える、その勢いのまま青い装置に入ってしまう…‥
『SEエックス、お前の気持ちを理解できなくてすまない…だが今は』
力が流れ込んでくる…‥そして過去の記憶、いや、違うこれは…マライト博士の…‥
『すまない
・・・・・あれは僕?違う…似てる、まるで子供のような僕だ…‥
『大丈夫ですよ博士!ボクが必ず人類もロボットも助けますから!』
…‥なんて勇気ある子だ…僕と大違いじゃないか…‥
『…ありがとうロック、いや違うな正義の味方
断片的であるが博士の視点で彼、ロックマンの活躍を見た…ヒーローだった。数々の敵対するロボットを倒し、人を助け、時には同じロボットすら助けて…‥自分がどれだけ彼と違うか改めて見せられ…いいや
もっと見ていたいと感じながらも、記憶はまた別の物に変化する。
『ロックマンお前には助けられてばかりだ…だが人はロボットを完全に受け入れてくれない』
悲しそうにマライト博士は何かの設計図を描いている、設計図の端を見て気づいたあれは…‥
『人類とロボットがともに生きるには、相手を思い理解し愛し合うこと…私はその為に性欲が必要だと考え、君にその名を授けたんだよSEエックス』
景色がまた別なところになる
『ワイリー、見ててくれ!』
『マライト!お前が呼ぶから新しいロボットかと思えば滝しかないじゃないか!』
若い頃のマライト博士…そしてワイリー…‥戦闘用ロボットを作り世界征服を目論んだ『アルバート・W・ワイリー』か!
『昇・竜・拳」
…龍の幻影が見えたと思えば滝が割れた…‥ありえない…‥
目が覚めた…何だあの記憶は…自分の腕を見る、自身の武器バスターがやや形が変化し、通常よりエネルギー効率が上がったことがわかった。
『SEエックス、探すんだお前のパーツを…また会おう』
「待って!ッ」
黄色い腕が青い装置目掛けて振り下ろされた…できる気がする僕にもあれが
振り下ろされた拳に重なるように腰を下げイメージする己の拳を…‥
「昇竜拳!」
拳は炎を吹き出しながら敵の腕を蒸発させ相手の弱点まで突き進む、だが
「駄目か!」
完全に会得したわけではなかった、しかし敵は動揺したように後方に下がった…戦闘音を聞きつけゼロもエックスの元に敵を挟むようにしてたどり着いた。
「エックス!同時にやるぞ」
「ゼロ!」
互いに息を合わせ攻撃をする、エックスの射撃により防がせ、ゼロが後方から弱点を切り裂いた!だが完全じゃない、新たな力によりバスターの再チャージ時間が減少したからこそ間に合った。
エックスバスター!
ゼロは驚きながらもエックスの無事を確認し安堵した、そしてエックスに近づくと雰囲気が少し違ったように感じた。
「エックス何があったんだ?」
「ゼロ僕は…」
エックスは言葉を発しながら青い装置の方に近づくが…何も起きない
「…パーツを貰うとエネルギーが」
「まあいい、お前が無事でよかった。それに今のお前の方が頼りになりそうだ」
「やっぱり普段は頼りないかい?」
「普段より頼りになるってことだ、その悲観的な考えは直ってないようだな」
互いに笑いながらVAVAの情報を共有した。そして…レプリフォース・イレギュラーハンター・第三勢力・独自で動くかを選択を迫られた…そして…‥
「レプリフォースに行こう」
「いいのか…ユーミアが捕まったままだぞ」
「今すぐ助けに行きたいさ!でも…もしVAVAの情報が本当なら取り返しのつかないことになってしまう」
「…悪い、無責任な発言だった」
「いや!僕がッごめん」
互いに謝りながらカーネルに連絡した、レプリフォースに決めた理由にはカーネルを助けたハンターについても聞きたい気持ちがあったからだ。
『よく選んだ、ハッキリ言ってエックスはハンター本部に戻ろうとすると思っていたぞ』
「僕も考えたんだ現状で優先すべきことを」
『そうか…良い変化をしたようだな』
カーネルにも雰囲気について言われた、やはり自分にとって
『レプリフォースに向かう前にケイン博士の救助をともに行ってもらう、博士は
ゼロとエックスはケイン博士からの通信の事もあり、急いで救援に向かった。
黄色い液状な存在…イエローデビル、その視点から彼らを見ていたサーゲスは驚きと落胆が同時に襲っていた。
「マライトの奴なんてものを教えるんじゃ!…ゼロの性能が
怒りを覚えながら作り出したサイバーエルフを見る
「…シグマとの戦いで本来の性能が低下、そしてエックスという存在との繋がりによる性欲の低下」
…‥お前を本来のゼロに戻してやろう…全ての性欲を力に変えるゼロにな…‥
ドッペルタウン…ドップラー博士が人類とレプリロイドがともに共存できるように地区開発を進めている場所…まだ建設予定地であり、住民は既に住み始めているが娯楽施設は十分といえないながらも笑顔が絶えない町になりつつある。
ウイルスが流行ってきているのもあり、人もレプリロイドも疎らだ…そんな中でも親から注意をされてはいるが、遊びたい子供達にはドッペルタウンは魅力的だ、遊び相手のロボットや遊園地…多くの者を楽しませる製作者の思いが詰まった町を遊び倒す。
「ねえねえ象さん、遊んで!」
「…うるさい、踏み潰すぞ」
子ども達が彼の周りに集まると足を上げ、地面に下ろす…すると小さな振動を子ども達は感じた…大人であれば危険と感じて離れようとするかもしれない、だが純粋な子どもには更に魅力的に映ったのだろう笑顔で催促してきた…‥そんな様子を見て彼は、
そんな時、カーネルが話しかけてきた…カーネルの顔か、軍人としての雰囲気か、子どもの感性から怖い人物として思われて徐々に自分から離れていく…‥それを
「…
「ッオレは子どもは好きじゃねぇ!…それに住民に聞こうにもオレと
「…‥そうだな地道に捜索を続けるとしよう」
象型のレプリロイド、ナウマンダー…第4陸上部隊隊長であり、砂漠など過酷な地域を主として活動する。彼はシグマの計画に
だが、計画の基礎であるウイルスに感染してから…自分の考え方に変化が生じた。所詮は性欲に興味を持つだけと考えていた彼は驚愕した、自分より弱いと思っていた弱者が
「カーネルお前がうろつくと情報が相手に漏れやすい…いや、もうバレてるな」
カーネルも気づいていたが、戦闘に入れば住民まで巻き込まれかねないと考え、警戒しながら移動していた…互いに目線だけ合わせて人気のない建設中の鉄骨が立ち並ぶ地区まで移動すると、相手が現れた。
「ようこそ、ドッペルタウンへ…ここは人類とレプリロイドの共存を夢見た場所」
道化じみた物言いのヴァジュリーラにナウマンダーが溜まっていた鬱憤も込めて言い放った。
「うるせぇんだよ!踏み潰す!パオォー!!」
その言葉を合図に戦闘を開始した…ヴァジュリーラはカーネルが、マンダレーラはナウマンダーが相手となり戦い始める、ペンギーゴが近くにいるはずだと警戒しながら戦闘が激化していった…‥
海上都市はオクトパルド、そして彼の部隊に
「ハンターが何でこんな!」
「貴方のような愚かな人類に消えてもらう為ですよ」
問いかけた人物の声が聞こえなくなった後、その場に誘拐されたはずの研究生…ゲイトが報告しにやってきた。
「ボクの
ゲイトはVAVAに誘拐されたことになっているが、本当は自らの意思でオクトパルドについて行ったのだ。
「そうですね…華麗に行きましょう。侵入者、特にハンター達を中心に相手取る事になるでしょうから、皆様方にわかってもらわなければなりません」
「監視システムも兼ねたメカ二ロイドの作成を中心でいいかな、ボクの部隊を増やしても構わないね?」
「…ええ、構いませんよ。ただし、物資に見合った量で作成をお願いします、ゲイト君の技術は正に芸術と思いますが後々の事を考えれば余力は残しておきたいのですよ」
「わかっているともオクトパルド、まだウイルスを完全に研究できていないからね…あれは実に素晴らしい性質だ!いらない部分があるがレプリロイドの性能を高めてくれるなんて!」
人型レプリロイド、ゲイトは天才だった。研究生でありながらレプリロイド開発で驚異的な成果を上げていた、彼の作ったレプリロイドは他のレプリロイドより驚異的な力・思考を持って生まれてくる…自分だけしか理解できないレベルの高度なプログラムを使用することによって。
彼は孤独だった、どんなに優れたレプリロイド・プログラムを開発して相手に理解されない…唯一
『ゲイト君、君の技術は素晴らしい!是非とももっと貴方の作品を見せて頂けませんか?』
自分を認めてくれる人物との出会い、それは彼が心のどこかで求めていた者だったのかもしれない…‥
カーネルとナウマンダーは互いに距離をとりつつ相手取る敵をお互いに向かわせないように立ち回る、コンビネーションを駆使されると不利なのはこちらだ…そもそもナウマンダーは自分の力だけしか信用していなかった為、今まで他者とのコンビネーションをしたことがない。
「ケイン博士の邪魔をするな象!」
「ナウマンダーだ!必ず踏み潰す!」
マンダレーラとの戦闘はナウマンダーにとってやりやすい相手だった。相手が発射する自身を吸い寄せる地雷のような何かを壁に発射後に突撃して力により捻り潰す戦法をとる…ナウマンダーは像をモデルにしていることからレプリロイドの中では大型、そしてマンダレーラと同じくパワー型であった。自信を吸い寄せる力もその巨体を動かすほどでなく、力勝負もほぼ互角…何よりも
「燃えちまえ!」
ナウマンダーは炎を作り出す球を体内に貯蔵している、そしてオイルも象の鼻のような箇所から出すことができ相手を更に追い込むことができた。
「ガァァァ!?」
あまりの熱量に耐え切れずマンダレーラは勢いのまま建設中のビルに突撃していった、ビルを支える鉄骨の一部がひしゃげたが…流石に様子見はできなかったペンギーゴが冷凍ガスで炎を消した。
「…来たかペンギーゴ」
「ナウマンダー!この裏切り者クワッ!」
「は!知るかよ!」
マンダレーラとペンギーゴとの戦闘をカーネルはヴァジュリーラと戦いながら加勢できるタイミングを見計らっていた、奇襲を仕掛けていたヴァジュリーラだが…カーネルの実力が一対一では勝てない可能性が高いことを戦闘中で理解しだしていた。
元々ヴァジュリーラは奇襲で攻めるスタイルに対し、カーネルは一撃で仕留めるカウンタースタイル…時間が経つにつれ不利なのを自覚していたが、マンダレーラとの連携も期待できず、奇襲の為に潜ませていたペンギーゴも出て来てしまった。
「どうした?」
カーネルが馬鹿にしたように聞いてくるのに、心を乱されながらも冷静に状況を見直した。そして気づいてしまった…ナウマンダーに話しかけていた子どもが戦闘音に気づいて近づいて来ているのを…‥
「さーて、イベントにはサプライズゲストが必要だ…そう思わないか?」
「…何を言っている」
「こういう事だよ!」
ビームの刃を腕から出し、カーネルに急接近してきたのをカウンター気味に切り裂いた…だがヴァジュリーラの目的はカーネルじゃない、左腕を切り裂かれながら子どもの方に走っていく、カーネルも目的に気づいて急いで向かうが遅かった。
きゅああああ!
人質を取られた!…カーネルは己の失態を感じながら打開策を考える中、ナウマンダーも悲鳴で気づいたがその瞬間にペンギーゴが冷凍ガスを足元に吐きかけた。普段であれば数秒で抜け出せる程度の足止め、だがマンダレーラがその瞬間を見逃さず渾身の力で地雷目掛けてナウマンダー事タックルで押し込んだ。強烈な爆風が二人を襲う、ペンギーゴも爆風で吹き飛ばされるが体の小ささ故にそこまで爆風を受けなかった。
「グ、ギ、ゴォ」
ナウマンダーの背中は地雷の直撃により内部の機械が見え、損傷も激しく活動限界が近いことを己で自覚できるほどであった。マンダレーラも爆心地から近かったこともあり右足、左手の損傷、炎による肉体の溶解なども合わさり重傷を負っていた。
それを確認したヴァジュリーラは子どもを盾にしながらカーネルに問いかけた。
「どうするよ!相方もやられて、人質も取られて何もできないマヌケが!」
カーネルは現状まずいことを理解した、ナウマンダーがやられたのも爆風で察したが問題はペンギーゴが実質無傷でいること…こちらに来られればまずい---人質ごと切るしかない
普段の彼は不利な状況であろうとも人類を見捨てるような考えには至らない、至ったにしても反撃の瞬間を作る為にワザと相手に合わせるように立ち回るだろう…‥
「ッほらよ!」
ヴァジュリーラは急にカーネルが人質の事を考慮しなくなったのを理解し、大きく子どもを投げた…悲鳴をあげながら投げ飛ばされたのを確認して正気に戻ったカーネルはすぐさま助けようと動くが、その瞬間を見逃さないように奇襲を仕掛けられ動けなかった。
子どもは地面に叩きつけられ息をしているようだが気絶したようだ、落下した場所は丁度マンダレーラがぶつかったビルの下…爆風も合わさり崩壊が始まっていたのも災いし大量のビル片が子どもに降り注ぐ…‥
「ケインよ…レプリロイドの可能性をどう思う?」
「ドップラー…あれは可能性と言えない」
「何故だ、ロボットが新たなる生命を産んだのだ!何故それを認めない!」
「ドップラー、お前が言っていたことだろ、急な変化に人はついていけないと…私も祝福したい気持ちもあるが、共存の観点から見れば話が急すぎる」
ケイン博士はエックスとの通信をダブルにより妨害された後、ドップラーの研究所まで運ばれていた。そして友の変化に深く悲しんだ、ドップラーの肉体は…
「ケインよ、貴様もTNTNとTAMATAMAは付いているだろう!我々レプリロイドにも付いただけだ」
そう言いながら見せつけてくるのを表現できない感情を抱きながら言葉を発した。
「正直に言おうドップラー…そのTNTNなどは私は問題にしていないんだ、それ自体は時が経てば受け入れる人々も出てくるだろう」
「ではなぜだ!」
「品位の問題だ!言わなくてもわかるだろう!普通は今のお前のようなことはしない!」
「レプリロイドは今まで性欲は理解してもできなかった!人類が生まれてから行ってきた性表現の自由が今なされただけだ!」
「お前達が退行する必要が無いだろうが!」
「人類が生まれて初めてオナニーをした時の感動が今!我々レプリロイドが感じている感情だと何故わからない!」
互いに平行線の問答を続けながらモニターが表示された、ヴァジュリーラからの通信だった。
『ドップラー博士、申し訳ありません!侵入者の排除に失敗しました、状況は不利と考えペンギーゴと撤退中です』
ボロボロになった人物をドップラーは使えない…と感じながら一度戻るように指示を出した、マンダレーラに関してはどうでもいいと発言したのを聞いたケインは…‥最早ドップラーは昔と違うのだな…‥友が変貌したのを改めて自覚させられた…‥
ゼロとエックスがドッペルタウンに着いた時には多くの市民が爆発音などに気づいてパニック状態だった。カーネルたちと合流も大事だが第一に民間人の避難を優先した、そんな時に一人の母親が子どもがいないことで探し回っているのを気づいた。
「あ、ああどうすれば」
「僕たちが探します!貴方は非難を」
何とか落ち着かせ捜索に向かう、爆発音の方向を中心に探しているとカーネルがいた。そして泣いている子どもを抱きかかえていた、多分探していた子だろうとゼロと安心しながら近づくとこちらに気づいた様子で顔を向けた…彼には珍しく何故か酷く落ち込んでいるようだった
「カーネル無事でよかった、子どもを助けてくれたんだね」
「…違う、助けたのはナウマンダーだ」
「冗談だろ、あいつが」
「ゼロ…それ以上、彼の事を言うな」
ゼロが茶化すように発言したのを、怒ったようにカーネルが止めた。…どうしたというのか、気まずいと感じた時、子どもが象さん…と呟き暴れ出した。カーネルは地面に下ろすと子どもは一目散に走って行った。
すぐさま後を追いかけていくと…‥
…‥少女が泣きながらすり寄っているのをただ受け入れ、何かを持ち上げていた一人のハンターの勇士が残るのみだった…‥
ゼero要素薄いね、そのうち末期状態になるから待ってね。
・ナウマンダーの性格の変化→ゼeroにおいて性格が反転、ロリコンになっている。また、見ヌキ専門らしく…MAD内では大半、子どもが何か危険な事になると「踏み潰す!」と助けに入る勇敢なレプリロイドになっている。
・ヴァジュリーラ→「メぇぇぇ〜〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!」漫画版の性格に近づけただけ、そもそもゼeroMADにいないからどうしましょう?
その他キャラ、漫画版と原作基準に…まあそのうちゼeroウイルスに感染させるから大丈夫。