個性『タイムブースター』   作:スネーカー

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祝!原作キャラ登場!



修行したり、ロリコンに会ったりする。

 

 大体4歳位で個性が発現した、僕。

 その個性は1秒を1000秒にするという、強い個性だった。

 だけど、強力な能力には往々にしてそれ相応のデメリットがあるのは常だ。

 そのデメリット対策に、母が提案したのが個性を使いまくり、体力と筋力をつける者だった。

 

 

 はい、回想終わり。

 お母さんに、小型酸素ボンベとなんか凄い味がするらしい超高カロリーのタブレット状の食品を渡された。頑なにお母さんは食品とは言わなかったけど、どんな味かちょっと気になる。空腹時以外絶対に食べないで下さいって注意書きが有るからこれは後にしよう。

 小型酸素ボンベを見る、前世では別にダイビングをしていた訳では無いから特段詳しくは無いのだけどそれでも、掌サイズの酸素ボンベって言うのは破格のサイズではないのだろうか?しかも、12時間も酸素が持続するって、この世界って技術レベルは前世より上なのかな?

 

 さて、酸素ボンベを装着して、ちゃんと酸素は送られているか確認して……個性発動!

 

 前回と違い呼吸は全然苦しくないけど、前回同様、ガンガンと疲れが溜まって来るしお腹もドンドン空いてくる。動き回るのも通常空間より大変でそれでも疲労が溜まり、この加速された空間で10秒程でギブアップ。

 

 通常空間で、例のタブレット状の食品を口にしてみる。

 

 うん……うん……これは、食べ物ではござらん。

 人が食していい味では無いね、なんというか手触り自体はフ〇スクやミンテ〇アみたいな感じなのに、口に含んだ瞬間こう重い油の舌触りがするんだよ、実際に口にした事は無いんだけど重油とかガソリンを飲んだらこんな感じじゃないのかな~という感じで、その上に味がゲ〇って言う地獄なんだよ。

 

 これと、今後付き合わないといけないのかぁ~辛いわ。

 

 でも、仕方ないから、暇な幼稚園児の間に使い込んでいきます。

 使う→疲れる→休憩を最初の頃は1日に3回3セットしてそれを一年通してやりました。

 その結果、10秒から30秒に持続時間が延び、3回3セットもすればヘトヘトだったのに今では5回3セットしても少し余裕があるくらいです。

 動き回るのはまだまだしんどい、例えるなら全身が水中で活動している感じなのかな?ダイビングとか多分こんな感じなのだと思う、慣れるしかないね。

 あと、不味いアレは飲み込んでいます。あんまり、口の中に入れておきたくないからね……

 

 小学生になりました。

 それでも、生活に大きな変化は無いので暇を見て個性を使い込んでいきます。

 この個性と付き合い始めて、2、3年程経ちふと、疑問に思ってお母さんに聞いてみました。

 

 「え?雨や雪の日は、個性使う時どうしてるって?あー、確かに天候が悪いと私達の個性は弱体化するよね。って、あれ?使えるのか?ってどうしてそう思ったの」

 

 と笑うお母さん。 

 あれ?

 え?使えるの!?

 

「いや、でもお母さん。個性を発動してから水に触るとコンクリートか何かの金属かと思う位堅いんだけど!それなのに、雨とか雪の日なんかに使ったら、ミンチになっちゃうんじゃなないの?」

 

 「あー、そりゃ超加速だったらそうなるかもだけど、私達の個性は対外的には超加速って事になっているけど。賢いちーちゃんにしては珍しくお忘れのようだから、教えてあげると、私達の個性は超加速じゃなくて時間の加速なんだよ。雨の日や雪の日は身動き取りずらいだけで発動することじたいはできるんだよ」

 

 「……身体が雨でミンチになったりしない?」

 

 「ならない、ならない。私だと動くのしんどい位で、ちーちゃんだと身体が動かなくなるんじゃないのかな」

 

 「でも、動けないんなら使わない方が良いよね。燃費悪いし……」

 

 「発想が貧弱だね。例え身動きが出来なくても、個性は発動できるし有効に活用できるよ。まぁ、この辺りは実戦経験が無いちーちゃんだから仕方ないかもね。まぁ、その場合は個性抜きの戦闘技能は必須になるんだけど、その辺は身体が成長してからだね」

 

 そう、お母さんに煽られたので……

 実際に、雨の日に使ってみた!

 

 休日の日に、土砂降りでも小雨でも無い丁度いい塩梅の雨が降ってきたので、個性を試すために公園にやって来ました。

 雨が降っているからか、人っ子一人いない僕の貸し切りだ!

 早速、個性を発動する。

 個性を発動する。

 先程から地面を叩いていた、雨音が嘘のように無くなり静寂が包み込む、この静かな世界が広がった。

 傘からゆっくりと手を離すと、ふんわりと浮かんでいるようで面白い。

 数えきれない程の水滴が、空中に固定されている。

 その水滴が一つ一つが、強固に固定されていて傘の外に出ようとする僕を阻んでいる。

 傘が無ければ、この途轍もなく強固な存在になった水に纏われて身動き出来ないのだと思うのだけど、何をどうしたら有効に活用できるのだろう?

 

 と、あーでもない、こーでもないと頭を悩ませていると……

 

 「やぁ、お嬢さん。こんな雨の日に一人で何をしているのかな?よかったら、オジサンに教えてくれないかな?」

 

 突如として現れた背広を着た大柄な男は、なにが面白いのか口に弧をつくり嗤っていた。

 そんな大男を見て、僕は思った……これ事案ってやつだ!!と……




某スーパー敵の呼称
母「ストーカー」
その娘「ロリコン」new!
某スーパー敵「……」
その宿敵「……」
歴代宿敵達「……」
初代「色々な意味で涙を禁じ得ないよ……」

次回は慢心はいけないよ!って感じのお話です(誰に対してかは秘密)
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