個性『タイムブースター』   作:スネーカー

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今週はこれだけです。
オールマイトファンの方、AFOファンの方ごめんなさい。


いや、どうしろって言うんだ……この状況

 

 筋肉モリモリマッチョマンは、膝を付いているが何とか初老位のオジサンとサラリーマンのような人に支えられて何とか立ち上がる。

 

 「もう大丈夫!」

 

 「何故って?」

 

 「私 が 来 た ! !」

 

 何だか、テイク2が始まっているのだけど、コントを見ている暇は無い。

 お母さんが、割とガチで変態を殺しにかかっている。

 

 「お母さん、それ以上はその変態さんが死んじゃう!いくら、触手ロリコンストーカー変態オジサンだからって殺すのは不味いんじゃ……」

 

 あの速度で、殴る蹴るの暴行はそれだけで脅威だ。

 下手をしたら死んでしまうだろう、敵をうっかり殺した場合の罪状がどうなのかは知らないけど、母親がお縄に付くのは防ぎたい。

 

 「おい、ナイトアイ……俺の耳が歳のせいでイカレっちまったのか……あの嬢ちゃん、AFOをなんて言った?」

 

 「いえ、グラントリノ……その私の口からはなんとも……ただ、耳は健康そのものだとしか言えません」

 

 「変態!?その上、触手でロリコンにストーカー!?あのAFOが……私や歴代のOFA(ワン・フォー・オール)継承者達が命懸けで戦ってきた宿敵が……」

 

 「歴代の継承者達が浮かばれねぇわ……」

 

 「どうすればいい、流石にこんな未来は視えなかった……どう言葉を掛ければいいのかがわからない……」

 

 まだ、コントを続けているよこの人達……

 危ないから、事情を説明して早く避難してもらわないと。

 話の通じそうな、サラリーマンっぽいマネージャーさんかな?に話をしよう。

 

 「えっと、そこのマネージャーさん!ここにやたら強い変態敵が居ます、今は元ヒーローの母が戦っていますが手数が多い敵で何をしてくるかわかりません。早急にそこの芸人の人達に、コントを止めて避難をしてください!」

 

 「は?え?マネージャー?芸人?」

 

 それだけを伝えると、戦いの場の様子を見る為に、個性で様子を伺う。

 変態はやたらとタフなようで、未だに立っている。

 その周囲には、霧のようなものが漂っている。

 不味い、何度も言うが水分は我々の大敵だ、それによって行動が大きく制限されてしまう。

 幸い、お母さんの所にはまだ届いていないが、どうするのだろうか。

 何故か、母は未だに距離があるのに大きくそして私視点でもかなり早い速度で蹴り上げ動作をしていた。

 個性を停止させると、変態の腕が吹き飛んでいた。

 

 「くっそー!霧のせいで狙いが外れちゃった!」

 

 そう言って、笑顔で敵の腕を持ってこちらに来るお母さんの姿は完全にホラーだ。

 

 「お母さん!あの変態は?それに、腕を捥ぐって大丈夫なの?その過剰な攻撃云々で、怒られたりしない?」

 

 「大丈夫、大丈夫。あのストーカー、あれで日本最悪の敵だとか言われてて公式に公表こそされて無いけど、Dead or Alive(生死問わず)の敵だから」

 

 へぇ、そんな大物敵だったんだあの変態。

 ……え?そんな敵から、僕追われてたの!?

 

 「あ、オールマイト一行じゃん!はい、戦利品だけどあげる」

 

 そう言って、未だに血が滴るスーツの袖付きの腕を筋肉モリモリマッチョマンに手渡す姿を見て僕は思った、やっぱりこの人〇イコ〇スだ!

 

 「いや……えぇ……」

 

 ほら、手渡されて困ってるじゃないか。

 

 「それよりも、お母さん。あの敵は?」

 

 「いや、それが霧の個性と同時に転移系の個性を発動させてたみたいで、逃げられちゃった」

 

 「ちょっと、お母さん、そんなスプラッタな物を芸人さんに渡したらダメでしょ!困っているでしょ!もう、早く警察に行ってお話しないと、あんな状態だから大丈夫だと思うけど。あんな異常性癖の変質者で無駄に強い敵放っておいたらヤバいよ、全国の少年少女の為にもキチンと指名手配なりしてもらわないと!」

 

 「え……芸人……」

 

 何やら筋肉さんが、ショックを受けているかのようなリアクションを受けているようだけど……

 

 「あれ?何か違っていましたか?」

 

 「き、君は№1ヒーロー・オールマイトを知らないのか!?」

 

 マネージャーさん?がかなり食い気味でそう聞いてきた。

 

 「え?確か、男の子たちでオールマイトごっこが流行っている位しか……」

 

 「oh……」

 

 え、このスプラッタな物を持って、何故かショックを受けているオジサンが№1ヒーロー?マジ?

 

 「そんな事より、お母さん早く警察に行かないと…………ってお母さん!?」

 

 お母さんは、膝を地面に着きコンクリートを叩き割りながら爆笑している母の姿が有った。

 

 「ッッッアハハハハ!げ・い・に・んッッッハハ!?ちーちゃんがナンバーワンだよ!」

 

 №1ヒーローは、敵の腕をほっぽり出して、地面にのの字を書いているし、初老位のオジサンとサラリーマンのお兄さんは顔を突き合わせて、話し合いをしていた。

 

 お母さんは、何が面白いのか相変わらず無表情で大声で笑っていた。

 

 ダメだ、この大人達頼りにならない……僕がしっかりしないと!

 そんな訳で、使えるようになったスマホで話がスムーズに済む現役警察官の伯父さんにテレフォンだ!

 

 「千尋、無事か!?」

 

 ワンコールもするかしないかの速度で、繋がった、ちょっと早くない?

 

 「うん、疲れた事を除いたら五体満足だけど……ちょっと、どうして僕が危ない目に会っているって知っている風なの」

 

 「ああ、それはな千尋の端末にGPSのような機能が仕掛けがしてあって、明らかに突然居場所が不明になったら俺や親父、刹那に異常が知らされるようになっているんだ」

 

 ちょっと不愉快だけど、こんな世界じゃ子供を守るためにそこまでしないとだめなのか……

 

 「それで、敵はどうした?連絡を寄こすくらいだ逃げ切ったんだろ?」

 

 「うん、あの敵はお母さんに腕を捥がれて、転移して逃げたよ」

 

 「何?刹那の奴、腕を捥いだのか!いくら何でもやり過ぎだ、マスコミに嗅ぎつけられたら面倒だぞ……」

 

 「ああ、何でもDead or Aliveだから大丈夫って言ってたよ」

 

 「……は?ちょっと待て、もうすぐそっちに着くからいったん電話を切るぞ」

 

 あ、切れた。

 

 「千尋!?」

 

 はやーい、説明不要。

 

 「千尋……」

 

 「伯父さん来るの早いね」

 

 「ああ、偶々お前の家に用があってな、近くまで来ていたんだ。それより、後ろのアレは何だ?」

 

 「それは、僕が聞きたいよ……」




次こそ話を進めたい。
次話の脳内プロットを確認する。
無理そうです。
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