if後日談   作:おたふみ

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ハーレム編

呼鈴が鳴りドアを開ける。

 

「やあやあ、シンジ」

 

「いらっしゃい、マリ」

 

世界が再構築されてから、マリと一緒に居る時間が増えた。

 

「ん~♪いい匂い」

 

「もうすぐ、ご飯出来るから待ってて」

 

「了解~♪」

 

マリが冷蔵庫からビールを出して飲んでいる。まるで、ミサトさんみたいだ。

 

そんなことを考えていると呼鈴がなった。

 

「誰か来たよ」

 

「誰だろう?通販も頼んでないんだけど…」

 

不思議に思いながら、扉を開けた。

 

「はい、どちら様で…」

 

「やっと見つけたわよ、バカシンジ!」

 

「人違いです!!」

 

猛スピードで扉を閉めた。

 

「どうしたの?」

 

マリが聞いてきた。

 

「あ、あ、アスカが…」

 

「えぇっ!!」

 

凄い呼鈴の連打とノック。

 

「開けなさいよ、バカシンジ!!」

 

マリがため息をついた。

 

「観念して開けてあげなよ」

 

「仕方ない…」

 

扉をあけると、腰に手をあてて仁王立ちのアスカ。

 

「私を中に入れないなんて、いい度胸じゃない」

 

「と、とりあえず、入ってよ」

 

アスカがズカズカと部屋に入ってくる。

 

「やあ、姫。久しぶり」

 

「アンタをツケて正解だったわ」

 

「ありゃ、私がツケられてたんだ」

 

「それで、シンジはマリとはどういう関係なの?」

 

アスカがこちらを睨んできた。

 

「ま、マリとは付き合ってるんだ…」

 

「ふ~ん、私のこと好きって言ったクセに」

 

視線が痛い。

 

「アスカ、ひとつ聞いていいかい?」

 

「なによ」

 

「アスカはエヴァに乗ったり、使徒と戦ったり、と、父さんと戦った記憶は…」

 

「あぁ、アンタ達が仲睦まじく手をあてて繋いでる姿をみたら思い出したのよ」

 

「あちゃ~。姫の恋心を甘くみてたよ」

 

「アンタに美味しいところだけ持っていかれる訳にはいかないからね、コネメガネ」

 

「久しぶりに聞いたにゃ」

 

「アスカ、とりあえず座って」

 

「私にもビールちょうだい」

 

「それぐらい、自分でやってよ」

 

「早くしなさい、バカシンジ」

 

「はいはい」

 

アスカにビールを出してから、冷蔵庫を覗く。

 

「材料足りるかなぁ…」

 

「私、買い出し行こうか?」

 

マリが嬉しいことを言ってくれた。

 

「ごめん、お願い」

 

「了解だにゃ」

 

マリが買い出しに出かけて僕は料理の続きを始めた。

 

「ねぇ、シンジ…」

 

僕の後ろに来たアスカに声をかけられた。

 

「もう少し待ってね。ツマミぐらいなら先に…」

 

振り向いたら、アスカにキスをされた。

 

「あ、アスカ!!」

 

アスカは僕の胸に寄りかかってきた。

 

「…会いたかった」

 

「うん、僕もだよ」

 

すると、また呼鈴がなった。

 

「なによ!いい時に!」

 

嫌な予感がする。アスカと離れて玄関へ。扉を開けるとそこには…。

 

「…碇君」

 

綾波…。

 

「あの人を追ってきた」

 

綾波がアスカを指指した。

 

「アスカ~」

 

「な、なによ。私がいけないの?」

 

「いいよ、別に。綾波、上がって」

 

「お邪魔します」

 

「ちょっとバカシンジ!私の時と対応が違うじゃない!」

 

「もう諦めただけだよ。たぶん、綾波を入れなかったら、一晩中玄関先に居るよ」

 

「うん。そうしようと思った」

 

「綾波も座って」

 

「ありがとう、碇君」

 

「綾波レイ、アンタもビール飲む?」

 

「飲む。私のことは『レイ』でいい。すべての『綾波レイ』が私だから」

 

「私もそうよ」

 

ヤバいな、材料の追加をマリに連絡しないと。

 

「ただいま」

 

「おかえり。ごめん、もう一回…」

 

「心配無用!たぶん、こうなると思って多めに買ってきた」

 

さすがマリ。

 

マリがリビングに行くと、アスカがつっかかった。

 

「アンタ、私にバレないと思ったの?」

 

「いやぁ、姫が記憶を取り戻すと思ってなくて」

 

マリとアスカが騒いでいる。

 

すると、綾波がこちらにきた。

 

「綾波?」

 

「会いたかった…」

 

いきなり抱きついてきた。

 

「ちょっと、なにやってるのよ!」

 

「レイ!離れなさい!」

 

「イヤ。マリは碇君ともっと凄いことしてるはずだし、アスカもキスぐらいはしたはず」

 

「うっ!」

 

「バレてる…」

 

「姫!シンジにキスをしたの!」

 

「悪い?」

 

「悪いよ!今は私の彼氏だよ!」

 

「碇君、私にも…」

 

綾波が目を閉じてせまってくる。

 

「ダメ!」

「ダメ!」

 

「何故?」

 

「ダメに決まってるでしょ!」

 

「嬉しそうな顔するな!バカシンジ!」

 

二人もキッチンに来た。

 

ああ、もう!!

 

「みんな、離れて!ご飯ヌキにするよ!!」

 

「それは卑怯だにゃ」

 

「うぅ、久しぶりのシンジのご飯…」

 

「ごめんなさい、碇君」

 

あ、強く言い過ぎたかな…。

 

「ほら、座って。もうすぐ出来るから」

 

笑顔で話しかける。

 

「相変わらず、その笑顔は…」

 

「うっ!シンジのクセに…」

 

「碇君…」

 

みんな顔が真っ赤けど、もう酔ってるの?

 

 

料理が終わり、テーブルに並べる。

 

「じゃあ、食べようか」

 

「まずは乾杯かな?」

 

「もう飲んでるけどね」

 

「でも、必要」

 

「じゃあ、再会っていうのも変だけど、乾杯!!」

 

「乾杯」

「乾杯」

「乾杯」

 

みんな、記憶を取り戻してしまったけど、それはそれでいいのかもしれない。エヴァもない、使徒も来ない。平和な世界なら…。

 

「言っときますけど、シンジは私の彼氏だから」

 

「バカシンジは私のことが好きなの!私が正妻」

 

「碇君は私の…」

 

夜は更けていく…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

ピンポ~ン

 

「また誰か来た」

 

「私が出てくるにゃ」

 

「は~い、どちら様ですか」

 

「やぁ、シンジ君の家は…」

 

「違います!!」

 

バタンッ!!

 

「マリ、誰だったの?」

 

「ん?宗教の勧誘だったから、追い返した」

 

「ふ~ん」

 

誰か忘れてる気がする…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ハーレムというかシンジ君争奪戦の入り口になってしまいました。
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