浅倉がプロデューサーに彼女面するだけの話です。

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浅倉彼女面ムーブ

○月×日 天気 晴れ

今日はレッスンをした。調子は…うん、まあまあかな。最近出たコンビニのお菓子が気になるから、買ってよ、プロデューサー。

 

透「お疲れ、プロデューサー。日記、見てくれた?」

P「透か、お疲れ様。ああ、さっき見たよ。レッスンで気になるところはなかったか?」

透「え。うーん、特に?そっちじゃなくてさ、ほら、お菓子の方。」

P「あぁ…うーん。でもなんか透を贔屓してるみたいだしなぁ…」

透「いいじゃん、贔屓。もっと贔屓しろー。」

P「透のことはちゃんと見てるつもりなんだけどな…。確かに最近、レッスンも頑張ってるみたいだしな。後で買っておくよ。」

透「いえーい。ふふっ、ありがと。」

透「そしたらさ、今から行こうよ、コンビニ。」

P「え、今からか?」

透「うん。プロデューサーもさ、頑張ってるみたいだから。」

透「コーヒー、私の奢りで。」

P「ははっ、そういうことか。よし、じゃあ行くか!」

 

 よーし、お菓子ゲット。私もお返しにコーヒー、買ったげる。…あれ。ふふ、ごめん、財布ないわ。

 コンビニからの帰り道、雛菜達に見つかって、プロデューサーは雛菜達にもお菓子を買ってあげてた。

 樋口にはなんか凄い目で見られた。うける。

 …でも、プロデューサーには私のこと、最後まで贔屓して欲しかったな。残念。

 

 

 

○月○日 天気 晴れ

今日はオフの日だった。樋口達と合流して、新しくできたカフェで勉強会をした。おすすめはガトーショコラ。コーヒーとも合うから、今度一緒に行こうよ、プロデューサー。

 

P「透、よく円香達とカフェ行ってるみたいだな。ガトーショコラか…あんまり甘すぎるのはちょっとなあ…」

P「えっと…まずは今度…1人で行ってみるよ…透も…オフは色々したいことあるだろ?…っと。」

 

 プロデューサー、一緒には来てくれないんだ…

 やりたいこと、書いたつもりだったんだけどな。 

 ま、しゃーない。次行った時は、キッシュ食べてみようかな。プロデューサー、甘くない奴なら一緒に食べてくれるかもしれないし。

 

 

 

○月△日 天気 曇り

今日もレッスンをした。調子はまあまあ。事務所に寄ったけど、プロデューサー、いなかったね。仕事、忙しい?

 

透「プロデューサー、今日はいないんだ…」

透「日記、ここに置いとくね。」

透「プロデューサーのデスク、ついでに座っちゃえ。」

透「ふふ、よきにはからえ。今日は私がプロデューサーだー」

透「…」

透「あ、プロデューサーがいつも飲んでるやつ…」

透「まだ残ってるけど、もう飲まないのかな、プロデューサー。」

透「んっ…にが。」

透「いつも飲んでるけど、これ、美味しいの?」

透「ふふっ、分からん。」

透「…早く戻ってきてよ、プロデューサー。」

透「こうやって会えたこと、嬉しいけど…もっと知って欲しいな、プロデューサーに。私のこと。」

 

 

 

○月□日 天気 曇りのち雨

今日は雑誌の撮影だった。よく分かんないけど、カメラマンさんはオッケーだって。

プロデューサーは、雑誌の女記者さんと楽しそうにしてたね。私のこと、ちゃんと見てくれてた?

 

P「透、もしかして怒ってるか?」

透「え。何でそう思うの。」

P「何となくだけど、日記読んだらそうなのかなって。」

透「んー、それはプロデューサー次第かな。」

P「???…どういうことだ?」

透「これは宿題です。次の日記までに解答を考えておくよーに。」

P「解答って…間違えたら、どうなるんだ?」

透「え。うーん…」

透「じゃあ、その時は補講ってことで。」

 

○月◇日 天気 雨

今日は関係者の人に挨拶回り。プロデューサーは途中でいなくなっちゃったね。

私じゃ、駄目なのかな。

 

P「なあ透…いい加減機嫌直してくれよ。」

透「…だってさ。」

P「あの記者さんには今後もお世話になるだろうしってことで、立ち話もなんだし、打ち合わせがてら近くのおすすめのカフェでお茶でも飲みましょうって言われただけなんだって…」

透「でも、一緒に行ったんだ。」

P「その、仕事柄、付き合いのある人からのお誘いだし、断るのも失礼かなって思って…」

透「担当アイドルをほったらかしにして?」

P「う…そこに関しては、申し訳ない。透もちゃんと挨拶回り出来てたし、あとは1人で任せても問題ないかと思ったんだ。」

透「私とは、あのカフェ、行ってくれなかったよね。」

P「あのカフェ?ああ、前に日記で書いてくれた所か…。オフの日まで付き合わせるのも悪いと思ったんだ。透も、俺なんかより円香や他の友達と行った方が楽しいだろ?」

透「…そんなことないし。私、そういう風に言ったっけ。」

P「…もしかして、あの時一緒に行ってくれなかったから拗ねてたのか?」

透「…」

P「なあ、とおー」

透「…シー。」

P「ん、んぅっ……!!ぶはぁっ!な、なんで手で口を塞ぐんだ!?」

透「…だってさ。恥ずかしいじゃん。聞くの。」

透「それにさ、私じゃない女の人と行ったからって、そんなの…」

 

 そんなの、まるで面倒くさい彼女のやきもちみたい。

 でも、やっと気づいてくれたね。

 

透「んー…とりあえず、宿題はギリギリ、かな?」

P「…宿題は合格、か?」

透「うん、ギリギリアウト。」

P「んなっ…!」

透「ふふっ、ダメでーす。提出期限、切れちゃったから。」

透「だからさ、補講、決定ね。」

 

 

×月○日 天気 雨のち晴れ

今日のオフはプロデューサーと補講をした。今日はしっかり見ててね、私のこと。

 

P「なあ透、本当にここで良かったのか?」

透「え、何で?」

P「だってここ、俺ん家の近くの定食屋だし…ツイスタ映えするようなものもないと思うぞ?」

透「あー…うん。ここがいい。ここにプロデューサー、よく来てるんでしょ?」

P「まあ、マンションの目の前だからなあ…あと、疲れた時は無性にここのご飯が食べたくなるんだ。…店構えはご覧の通り、少し古臭いけどな。」

透「でも、いいんじゃない?なんかさ、古き良き下町って感じで。」

P「ははっ…物はいいようだな。っと、メニューは決まったか?」

透「え、まだ。…プロデューサー、なんかおすすめ、ある?」

P「え?そうだな…チキン南蛮は美味しいぞ。俺もよく食べるんだ。」

透「じゃ、それで。」

P「いいのか?透が食べたい奴があるなら、そっちにした方が…」

透「ううん、これがいい。私が食べたかったの、これだから。」

P「そうなのか?ははっ、奇遇だな…!じゃあ俺もチキン南蛮にしようかな…すいませーん!チキン南蛮定食2つ!」

 

 うん、私が知りたかったの、ちゃんと知れたよ。私が知らなかった、プロデューサーのこと。

 あと、プロデューサーの家の場所も分かったし。

 ここ、事務所の人は私以外知らないよね?次は家の中も見せて欲しいな。私以外には、教えないでね?ふふっ、なんか本当に彼女みたい。うける。

 

 うわ、プロデューサーのやつ、結構量多い。おんなじだけ、食べ切れるかな?

 あれ、私のやつ、メニューは同じだけど少ないね。

 あ、注文の時、店主さんに少なめで伝えてくれたんだ。プロデューサーが、余裕あるならデザートも食べていいぞ、だって。

 ふふ、ちゃんと見てくれてるじゃん、私のこと。くるしゅうない。

 あ、ごめん、やっぱりお腹いっぱいだわ。デザートは、また次のお楽しみにしとくね。

 

 え?お会計は出さなくていい、って?

 ちゃんと今日は持ってきたんだけどな、財布。

 まあでも、今日は補講だから、講師料ってことでここは一つ、甘えちゃおうかな。

 

 今日はありがと、プロデューサー。

 これからも私のこと、ちゃんと見ててね。


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