不遇職を輝かせたい!!   作:尼ヶ坂

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尼ヶ坂です。GWでシャンフロを一から読み直したら書きたい衝動にかられたので始めました。

見きり発車かつ処女作なので更新はかなり遅いと思いますがよろしくお願いします!

原作知識(作者)はEXPANSIONPASSや設定鍵インベントリアなどを読んでいるので大体はいいと思いますが間違っていることも多いと思うのでご指摘お願いします。



プロローグ

見えた!隙の糸!!フルダイブVRだからそんなの見えないけどw

 

 

「天誅!!」

 

「ぐはぁ!?」

 

 

やっぱりストレス発散するのに幕末はうってつけだわ。人気外道モデルの顔色窺ったり、上司の無茶振りに耐えたり、仕事先とのセッティング、お偉いさんの機嫌取り、そして謝罪…

 

マジでイカれてるわ!あの会社!

 

まぁ我が天使を支えれるポジションにいれるからあの上司も認めてはいるけどね。それでも許せんけど!!

 

 

次の幕末イベントと来る神ゲー《シャングリラ・フロンティア》に備えて今日も人を切りまくる。日本家屋の上を走るなんて前世じゃ想像してなかったなー…

 

おっ獲物見っけ!

 

たまには正面から勝負したいからそのまま屋根から降りる。刀は童子切でいいか。

 

「げっ! 『剣豪将軍』じゃねえか!!」

 

「あんた、関ヶ原の上位報酬の村正持ってるでしょ」

 

「今持ってねぇよ!『銭鳴り』、『轟車』の次にお前に出くわすとかついてないにもほどがあるだろ。何とかしてトンズラしねぇと」

 

「さっき振り回してるのをしっかり見たわよw、さてはリスキルをご所望か?」

 

「糞がぁ!」

 

 

冗談を言いながら刀を振り下ろす。

 

ムッ、躱されたか。だが甘い。左手のリボルバーを相手に向け、引き金を引く。

 

ドォン

 

敵の足が吹き飛んだ。

 

 

「足は貰ったよー」

 

「チッ、イベント武器使ってくんじゃねえ!」

 

 

やっぱり愛山護法は最高だわ。この撃ったときにズシンと来る感じが。石山御坊決戦イベント頑張った甲斐があるってもんだ。

禁じ手とも言えるレイドボスさんをトレインしながらのNPCとPCを殺りまくる戦術は間違ってなかった。

この禁じ手を敢行したことでボーナスボスの秀吉を天誅できた。お陰でイベント2位で終わったあのイベント。

 

ん?1位は誰かって?そんなのレイドボスさん以外いないじゃん。織田軍の4割を天誅した人だよ。結果発表の時に私との差がダブルスコアだったのには参加者全員ビビったわ。

 

コイツはチートとまではいかないけどなかなかの高火力…。リボルバーでこの威力はエグいな(汗)。射程がその分かなり短めだから近接時での奇襲の一手に使える。

 

私の最近のスタイルは右手に刀を持ち、左手はフリーにして今みたいにリボルバーを持つタイプや、刀をもう1本装備しての二刀流、短槍装備と様々なスタイルに変更できる感じにしている。

 

地味にこのスタイルが強くてランカー上位を天誅できるほど。特化型が多いランカー相手には有利なスタイルをぶつけれるからそこが強みだ。幼なじみの家に通っていた甲斐があるってもんだ。

 

ダメダメ、幕末はとどめ刺すまで気を抜いたらダメだから。

 

そう思ったので敵のもう片方の足もしっかりと切り落としてから無慈悲に告げる

 

 

「切腹か死か選びなさい」

 

「切腹で。イベント限定を3本譲るのでそれ以外は質屋トイチでお願いします」

 

 

そういいながらイベント限定を3本出してきた。えっ!?何気に虎徹あるじゃん!コイツ凄いな。

 

 

「あの『新撰狂い』から盗ったの?」

 

「3人がかりで盗りました」

 

「凄いじゃん!それなら虎徹と村正なら2本でいいよ~」

 

「ならそれで、正直『新撰狂い』からも最近襲われていたのでありがたいです」

 

「了解。それでは辞世の句を」

 

「選択肢 生き残れるの 欲しかった」

 

「う~ん、微妙だからやっぱりもう1本貰うね」

 

 

そう言い出しっぱなしのあと1本を盗る。

 

 

「ふざけるなー!!!!」

 

 

ザシュ

 

 

「いやー、介錯したあとは気分がいいねー」

 

 

そうして望みの刀を見繕い、あとは質屋に流す。やっぱり村正は格好いいな。虎徹も結構イケてるし。吹雪狩りを天誅したいけどなかなかエンカウントしないからちょうどよかった。

 

レイドボスさんにはエンカウントしたくないけど…。ダメだフラグっぽい。

 

今日はあと1人でログアウトしようかなー。

 

ん?誰かが走ってる音がするなーwくぉれは上空奇襲天誅かますしかないでしょ。

 

早速定位置に着いて獲物をが来るのを待つ。それにしても初心者かな?逃げるのが慣れてない感じだし。

 

そして屋根から飛び降り、奇襲を仕掛けて首を落とす…ことはせず足を切った。

 

何故そんなことをするのかって。殺ろうとした敵の顔が今1番殴りたいと思っていた外道鉛筆モデルに似た面をしていたからだ。前世の記憶からしてこれはご本人だろう。

 

 

「辞世の句を言いなさい」

 

「えっ!?ここってそんなルールあるの!?」

 

「5~,4~,3~,2~,1~」

 

「早くない!?OK、OK今から言うね。

このゲーム 誘った奴を 呪いたい」

 

「こっちが呪いたいわ!!大学時代に盗撮した写真使って人を揺する外道なんかに本来なら慈悲などないけど、わざわざ介錯までするんだから優しいでしょ!!自分を誉めたいわ!!」

 

「大学?写真?……鏡ちゃん?」

 

「そういうことだよ!!」

 

 

ザシュ

 

フゥー

 

正義は必ず勝つ。その言葉は正しかった……

 

晴れやかな気分になった私はその後、針千本に天誅されるまで片っ端から天誅しまくった。

 

次にログインしたら天誅してやる!

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

幕末をログアウトして起き上がるとスマホから呼び出し音が流れてくる。

 

正直誰がかけてきているのか解るから出たくないけど、もしかしたら仕事に関わることかもしれないからね。

 

そう思い名前を見ると…

 

 

|天音 永遠|

 

 

いやー、ぶっちゃけ幕末やってるときからご本人から連絡きてるのは知ってたけどさー(諦め)。highになってたからしょうがないというかなんというか……。出ないと明日殺されるからしぶしぶでる。

 

 

「はい。芦名で「鏡ちゃん何言いたいか解る?」誠に申し訳ございませんでしたーーーーー!!!」

 

 

次の日めちゃくちゃパシらされた。

 

財布が軽いよー(泣)。

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

私こと芦名 鏡は所詮転生者というものである。前世の死因はマンションの階段を踏み外しだと思う。そっから記憶無いし。

 

ようやく前世と同じ年齢に戻った今世。ぶっちゃけ最初は未来にきたのかなー何てのほほんと思っていたのだがとあるゲームの動画を見た瞬間、この世界がどこの世界なのか薄れかかっていた前世の記憶がよみがえった。

 

今まで従兄弟の名前が『陽務 楽郎』だったり、幼なじみの名前が『斉賀 百』だったり。色々気づくポイントはあったが、何故か思い出したきっかけは友人に見せられたゲーム動画。

 

《マスタースカイ伝説 その軌跡》という切り抜き動画

 

そもそもマスタースカイ伝説とは《Justice Versus》というゲームで『Master Sky』が生み出した複合必殺技がヤバイというのと勝率が開幕10割という偉業からきた伝説。

あの動画は一度見たら忘れることは難しいだろう。従兄弟が原作で大舞台での再現にこだわった理由も何となくわかる。それほどまでに衝撃を与えられた。

 

そこから《シャングリラ・フロンティア》のゲーム制作に関わったあの3人のことも調べ確信を得た。この世界があの物語の世界なのだと。

 

そこからは原作主人公である陽務 楽郎が好んで遊んでいたクソゲーをやるようになった。だって物語の中で楽しく描かれていたゲーム達を実際に遊んでみたくない?そういった理由でここ数年は仕事とゲームを両立させて生きている。

 

基本的にプレイヤーネームを今のフルネームである芦名 鏡を略し、カタカナにした『アシカガ』で遊んでいる。

 

幕末こと《辻斬・狂想曲:オンライン》ではそのプレイヤーネームから『剣豪将軍』という二つ名がつけられた。

 

一回悪ふざけで義輝公のようにイベント名刀を畳に5,6本刺して切りまくったのが決定打になったのだとか。60人ぐらいまでは殺れたのだがその後、唯一剣と俺達の勇者のふたりがかりで天誅された。

 

いつか必ず天誅してやる…

 

最近のランキングは14位。金魚鉢の鮫にはなかなか成れないのが現状だ。

 

もうサービス終了になってしまったが、《サバイバルガンマン》でもかなり暴れまくった。あの時はξサーバでドリルツインテール狩りに明け暮れていた。

 

理由?あの髪型がイラついたからだよ!!仕事先で何故か私がお偉いさんの娘さんの世話をすることになり一日中奴隷のように遊ばれてからあの髪型がトラウマになった。

 

その子がコッテコテのお嬢様で最初はかわいいなと思ってたけど、どこぞの外道と同じで中身がやばく、精神的に死にかけた。その日はライオットブラッドを2本飲んで現実逃避した。

 

それ以降ドリルツインテールを見ると殺意が湧くようになった私がξサーバにいたらそうなるのもしょうがないってもんでしょ!

 

あまりにも狩りすぎたせいでhigh飛車が主体のドリルツインテール連合に追われることになり、たまにηの奴らに擦り付けしたりもした。

 

他にも『サバイバアル』や『アトバード』、『サンラク』達とはサーバを越えて凌ぎを削りあってきた。大体は横からモンスターのタックルをくらってドローになっていたけど。

 

他にもスペクリ、風雲プレジデント、オトギニアなど様々なゲームをやりまくった。

 

そんな感じで回想するのもここまで!いよいよ明日は神ゲーと後に言われる《シャングリラ・フロンティア》略してシャンフロのゲームスタート日。昨日の内に仕事の引き継ぎや緊急時の対応の仕方などを後輩の天使に託し、一週間の有給をとった。準備万端!!

 

未来知識を利用して事前に制作会社の株をバカみたいに買ったおかげで株主特権ということで貰えた。

 

少しやましい気持ちになるけど…

 

今そんなこと気にしても意味ないか!あとは明日に備えて寝るかー。

 

食料ヨシ!、戸締まりヨシ!、寝るぞ!!

 

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