前略ロデニウス大陸に足が生えた。
ロウリア王国が攻めて来たので返り討ちにしイタリア領ロウリアに。
フェン王国が生意気に騙してきたので、戦艦ローマでパーパルディアを返り討ち後、慈悲心でパ皇に要求されていた森林地帯に進駐し飛行場を建設した。
「エチオピアやアルバニアが消えたのが痛いが、この世界の国家のレベルが低すぎるな…これはローマ帝国以来の大帝国が…いやはや全く…おもしろき世界よ!手始めにフィルアデス大陸とやらを手中に収めてくれよう」
ムッソリーニは喜々として仕事に取り掛かった。
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中央暦1639年10月5日
パーパルディア皇国第3外務局
「なに…?フェンに再三要求していた土地に基地が作られているだと?フェンの奴らめ…何違う?イタリア?確かロウリアを植民地化した…えっ!飛行機械が!?分かった…うむ、では。」
カイオスが魔信を切るとタールが話しかけてきた。
「何やら面倒くさそうな案件が来たらしいですな」
「ああ、かなり厄介だ…如何やらフェンにイタリアが進駐したらしい」
「それがどうしたんです?ロウリアを植民地化したとて所詮蛮族。脅威にすらなりませんよ」
カイオスは無言で魔写を取り出した。そこにはフェンに進駐している戦車部隊や航空機、戦艦ローマが写っていた。
「これは…?」
「御覧の通りイタリア軍の飛行機械と装甲車だ。ムーに匹敵する戦艦すらある。つい先日もアルタラスがイタリアが掲げる『新生ローマ帝国』という陣営に加盟したそうだ」
「ふざけている。こんな国、少し前まで聞いた事もなかった国がそんな装備…」
「無理もない。彼らは『異世界から転移した』と言っているのだから」
「そんな、ふざけた事を信じるのですか!」
「ムーだって別の世界から転移したと言われている」
「…!!それは…神話の話でしょう!そんな荒唐無稽な!」
「ならなぜ、それこそ神話の様な古の魔法帝国を信じ恐れるのだろうな…」
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第3外務局窓口
「おう、お疲れさん。俺はもう帰るぜ」
その日の受付時間が終了し同僚が帰る中、ライタはイタリア大使から受け取った一つの書類を見て悩んでいた。
『我がイタリア王国はパーパルディア皇国に対し宣戦布告する。これは皇国の度重なる侵略戦争に対する新生ローマ帝国の防衛戦争である』
しかしライタはこれをデスクに押し込んだ。調子に乗った文明圏外が度胸試し同然に文明圏or列強に宣戦布告することはよくある事ではある。
ライタも何回か蛮族に宣戦布告文書を渡された事がある。ほとんどの国が政変か戦争で消滅したが。
(今回も勝手に自滅するだろうし、いちいち報告することでもないだろ…)
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イタリア ヴェネツィア宮殿
ピエトロ・バドリオ元帥がムッソリーニに作戦の説明を行っていた。
「それでは作戦の説明をいたします。開戦時刻と同時にアルタラスとフェンの飛行場から航空隊が皇都エストシラント、工業都市デュロに向け発進、爆撃を行い無力化します。その後エストシラントに艦砲射撃の後上陸し、占領します。」
「皇都が落ちれば奴らの士気はがた落ち、更に皇帝を捕えれば万々歳だな。」
「おまけに属領の抵抗組織の焚き付けにも成功しました。攪乱になりますし目立った抵抗組織は、戦後統治の邪魔になる様であれば始末してしまえば宜しい」
「言う事なしだな、宜しい!存分にやってきたまえ!」
中央暦1639年10月6日7:00
パーパルディア皇国上層部は宣戦布告を知らないままイタリア王国と開戦したのであった。