イタリア王国召喚   作:イブ_ib

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詳細な描写という物を知らない男


3話

中央暦1639年10月6日10時

パールネウス

命からがら逃げ伸びた宰相達は

ルディアスへ報告に来た。

 

「何!?エストシラントが攻撃を受けているだと!何故魔信を使わん!」

 

「申し訳ございません、敵の攻撃に伴う属領の反乱で混乱しており…」

 

「言い訳はいい!どこの国が攻撃してきたのだ!」

 

「…現状イタリアという事は分かったのですが、かの国は文明圏外国という事もあり、攻撃の際に確認された飛行機械を持っているはずもなく…」

 

「飛行機械‥‥ムーが裏で操っているのか!」

 

「い、いえ…それが避難もされていないムー国民居住区に対して攻撃を行っていたとの事です」

 

「…所詮は蛮族、列強から兵器を与えられて増長しているのかもしれん。

まぁこれでムーも弾薬を送る事もないだろう、どれだけ強かろうと弾が尽きれば烏合の衆ぞ。

属領鎮圧後早急に軍を送り皇都を取り戻せ」

 

「はっ」

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

中央暦1639年10月10日

 

南フィルアデス帝国建国の報は直ちにルディアスへ伝わった。

皇帝を卑劣物と批判する反徒集団は属領を占領し、皇国軍とも交戦しているようだが勝利の報告はまだない。

 

『世界のニュースの時間です。衝撃のニュースが入ってきました…現在パーパルディア皇国の皇都エストシラントが南フィルアデス帝国を名乗る武装勢力によって占領されているとのこと。列強国の間では現在は静観し、介入の予定は無いとの…』

 

「…もうよい魔導通信を切れ」

 

最早、世界は一属領の反乱ではなく内戦と捉えている。

現在エルトをミリシアルに遣して支援をもらえないか交渉を行っているがムーは正直信用ならん。

 

 

ガシャン!

 

皿の割れる音とメイドの嗚咽が聞こえてくる。おおかたレミールが癇癪をおこしているのだろう。

 

「一刻も早くこの状況を切り抜けたいものだ…」

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

一方ミリシアル側も割とパーパルディアの派兵に乗り気であった。

というのも、レイフォルがグラ・バルカスに滅ぼされた時に様子見をしていたのだが

 世論は『列強のリーダーともあろう帝国が同じ列強の危機に何をしり込みしているのか、しかも相手は文明圏外国だぞ!』という声が強かった。

今回のパーパルディアの件も静観を決め込んだらそれこそ次の選挙に影響しかねない。

 

「第一魔導艦隊を寄こしてエストシラントを攻撃しよう、敵に打撃を与えられるし何より国民に良いパフォーマンスにもなる」

 

首相のヨッブ・トリュニトロンは第三文明圏のクーデター勢力の制圧など容易いと考えていた。

こうして第一魔導艦隊を派遣することを決定したのであった。

 

 

 

 




ミリシアルの首相枠出してみました。
元ネタ知ってたらどんなやつか知ってると思うけど。

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