ラビットハウスで、
ナランチャがアルバイトしていたら、
ある客が、ナランチャの前に現れた。
その人は、よく知っているような人だった。
そう、パンナコッタ・フーゴという、青年だった。
「ナ、ナランチャ!」
「フ、フーゴ…」
「キミは…ここで、アルバイトをしているのか?」
「おっ、おう…」
「ちゃんと、しているのか?」
「しているさ!ココアから
数学や算数や計算を教わっているんだぜ?」
「それは…よかったね…」
「にしても、気まずいな…
仕事が終わったら、ゆっくり話そうぜ?」
「うん、いいと思います」
こうして、久々に再会した、ナランチャとフーゴだったが、
何かと、気まずい感じになっていた。
とある広場にて。
フーゴとナランチャは、ベンチに座っていた。
「まさか、こんなところで、フーゴと出会うなんてな…」
「ナランチャ、君は、一体、何をやっているんですか?」
「俺か?俺はな、あの後、ジョルノがボスを倒して、
ジョルノが、トップになって、
俺が№2で、ミスタが№3になったんだ!
それでな!俺はギャングの身分を隠しながらだけど…
学校に通い出したんだ、夜間学校だけどよ、
それで、ココアって、女の子が、
いつも、計算や数学や算数を教えてくれているんだ!」
「それは…よかったですね、ナランチャ、
学校に通っていること自体、驚きでしたけど」
「失礼だな!こんな、俺でも、夜間学校に受かったんだぞ!
そーゆーフーゴは、今は何してんだ?」
「…僕は本当に正しかったんだろうか?」
「えっ?」
「あの時だ、もう、思い返すと、二か月前の話だな、
僕がナランチャ達と別れた時、
心のどこかに、後悔という、二文字が横切ったんだ」
「じ、じゃあ…フーゴも?」
「僕も一緒に居たかった!
けど、無理なんだ…僕は…正しい馬鹿にはなれない!」
と、フーゴが泣き出した。
すると、同時にナランチャも泣き出した。
「フーゴ…!俺だって、本当はな、ずっと、会いたかったんだ…」
「僕もですよ…ナランチャ…!
でも、よかったです…生きていて…
そして、幸せに新しい人生を歩んでいて、
僕よりも、ずっと、立派ですよ!」
「そ、そんなぁ…言い過ぎだよ…フーゴ…
俺が学校に通い出すきっかけを作ったのは、
紛れもなく、フーゴなんだよ…!」
「そう言ってくれると、計算問題を教えた、
自分も…何とか、前を向けそうです…」
「フーゴは…これから、どうするつもりだ?」
「知りませんよ…そんなの…ナランチャ達を裏切った自分に、
未来なんて…あるはずが…」
「そんなことねぇよ!
俺も協力するよ!フーゴが新たな道を歩みだす、
きっかけを作るのに、手伝ってやるよ!
その…勉強を教えてくれた、恩義もあるからさ…」
「ナランチャ…君は、とても優しくなりましたね」
「そ、そうかな?フーゴに褒められるのって、
何だか、久しぶりだな…アハハ…」
「ちょっと、待ってください、
僕まで、笑いそうですよ…アハハ…」
こうして、フーゴは、
前を向くために、ナランチャと一緒に、
再び、道へと、一歩踏み出すのだった。