ナランチャ・ギルガは、
木組みの街にやって来た。
「ここが、木組みの街か…
えっと、ラビットハウスは、
地図だと、この辺だけどなー
地図、読めねーから、よくわかんねーしな…」
案の定、ナランチャは、
ラビットハウスに辿り着いた。
「ここが、ラビットハウスか」
ナランチャは、早速、中に入った
「あの!今日から、ここで、働くことになった、
ナランチャ・ギルガです!よろしくお願いします!」
と、お辞儀した。
「えっと…」
そこに、小さな女の子が、やって来た。
「貴方が、ナランチャさんですか?
父さんから聞いています、私はチノです」
「ココアだよ~よろしくね!ナランチャくんっ!」
「リゼだ、よろしくな!」
「よろしくお願いします!
それで、俺は何をしたら、いいんだ?」
「そうだな…じゃあ、まずは、仕事の体験を二日間しておく、
いわば、研修みたいな感じだ」
「よーし!覚えることが、たくさんあるけど、
頑張るぞー!」
「じゃあ、私が教えるね」
「ココアさんでは、頼りになりません」
「チノちゃん、ひどーい!」
「まぁ、とにかく、まずは、制服だな、
腰にかけるエプロンを探しに行かないとな!」
「そこからか…」
「エプロンがあったはず!
ちょっと、取って来るね!」
と、ココアが、ナランチャの為に、
エプロンを取りに行くのだった。
「あったよ!ナランチャくん!」
「ありがとう!ココア!」
ナランチャは自分の腰に、エプロンを巻くのだった。
「よーし!頑張るぞー!」
しかし、物覚えが悪いためか、
全く、覚えられなかった。
「あーやべー全然覚えられねー」
「大丈夫、ナランチャくん?」
「そのな、数字、値段が、覚えられなくて、
計算できねーんだよ。俺、頭悪いし…」
「計算や数学なら、任せて!」
「ホントか!?教えてくれるのか!?」
「うん!私が教えてあげるね!
コーヒーの値段から、計算のやり方とか!」
「おぉー!ありがとう!ココア!」
ココアはナランチャに、計算問題や、
コーヒーの値段を覚えてもらうように、
色々と工夫するのだった。
「この問題は、こんな感じに解くんだよ!」
「おぉ!ありがとう!ココア!
おかげで、覚えられそうだよ!」
「どういたしまして!
計算や数学、得意だから、わからない所があったら、
聞いてね!」
「うん!ありがとう!ココア!」
こうして、その日から、ナランチャは、
ココアから、計算問題や、数学を教わるのだった。
しかし、ココアは全日制の女子校
ナランチャは、夜間定時制の共学校の為、
なかなか、時間帯が、合わないのだった…
休みの日には、二人は、必ず会っているようだ。
その日に、数学の勉強をする事が多いのだった。