ナランチャの奇妙な青春   作:アッシュクフォルダー

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第五部 第七話 ナランチャの座学

ナランチャが、パッショーネの№2になってから、

数日が経った。

 

最初こそは、かなり、浮かれていたが、

次第に、ジョルノの次に次ぐ、№2であるもの、

バカだったら、ダメになるので、

夜間定時制の高校に入学することになった。

 

全日制だと、色々と都合が悪く、

到底、学力的に無理があったので、

ジョルノやミスタの、勧めもあってか、

夜間定時制の高校を選んだのだった。

 

毎日にように、日中に予定がある訳ではなく、

むしろ、暇だったので、

ラビットハウスでアルバイトをすることになった。

 

そして、ここで、ナランチャは、

ココアに出会うのだった。

 

頭をクルクル回転させながらも、

数学の問題を解いていた。

 

これは…小学五年生レベルの算数である。

それを、ココアと一緒に解いていた。

 

「あ!ナランチャくん!ここは、こう解くんだよ!

聞いているの?」

 

「ごめん!ごめん!どう、解くんだっけ?」

 

「もーう!」

 

ココアは、いつも明るく、優しい。

ココアは、物覚えの悪い俺に優しく接してくれるし、

励ましてくれる。

 

こういう、気の使えるところや、

勉強を教えてくれる時の説明の仕方などから、

ココアは、頭が良いと、ナランチャは、

そう感じるのだった。

 

「ここの、方式はね、

こうやって、解くんだよ!」

 

「おー!ココア!スゲー、本当に算数や数学が、

得意なんだよな…」

 

「それしか、得意じゃないから、

でも、算数や数学で、わからないところがあったら、

お姉ちゃんに、言ってね!」

 

「俺、ココアより、年上だけど…」

 

「そうなの?」

 

「俺、17歳だよ?」

 

「私は16歳だよ!でも、学年は同じ、

高校一年生だよね?」

 

「まぁ…それも、そうだな…」

 

一つ下のココアに、数学や算数を教えてもらうことは、

別に悪い気がしない、むしろ、良い気がする。

それでも、多少、情けないと、思う部分はあるけど、

でも、そうじゃなきゃ、ココアに、

こんな、感情を持つ事は無かった。

 

 

ココアは私学の女子校、

ナランチャは公立の夜間定時制の高校に、

通っており、

 

二人の通っている、学校の環境とカリキュラムは、

全く違うが、

 

それでも、時間が合えば、

ココアはナランチャに数学や算数、計算問題を教えているのだ。

 

「よーし!やる気出た!」

 

「うんっ!うんっ!頑張って!ナランチャくんっ!」

 

ナランチャは、小学五年生の算数問題を、

解いていくのでだった。

 

「よーし!できた!」

 

「じゃあ、私が、採点するね!」

 

ココアはナランチャが解いた、算数問題を、

採点するのであった。

 

「すごい!満点だよ!」

 

「よーし!絶好調だ!」

 

ナランチャは、満点の喜びを、

気持ちで表すのだった。

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