ナランチャが、パッショーネの№2になってから、
数日が経った。
最初こそは、かなり、浮かれていたが、
次第に、ジョルノの次に次ぐ、№2であるもの、
バカだったら、ダメになるので、
夜間定時制の高校に入学することになった。
全日制だと、色々と都合が悪く、
到底、学力的に無理があったので、
ジョルノやミスタの、勧めもあってか、
夜間定時制の高校を選んだのだった。
毎日にように、日中に予定がある訳ではなく、
むしろ、暇だったので、
ラビットハウスでアルバイトをすることになった。
そして、ここで、ナランチャは、
ココアに出会うのだった。
頭をクルクル回転させながらも、
数学の問題を解いていた。
これは…小学五年生レベルの算数である。
それを、ココアと一緒に解いていた。
「あ!ナランチャくん!ここは、こう解くんだよ!
聞いているの?」
「ごめん!ごめん!どう、解くんだっけ?」
「もーう!」
ココアは、いつも明るく、優しい。
ココアは、物覚えの悪い俺に優しく接してくれるし、
励ましてくれる。
こういう、気の使えるところや、
勉強を教えてくれる時の説明の仕方などから、
ココアは、頭が良いと、ナランチャは、
そう感じるのだった。
「ここの、方式はね、
こうやって、解くんだよ!」
「おー!ココア!スゲー、本当に算数や数学が、
得意なんだよな…」
「それしか、得意じゃないから、
でも、算数や数学で、わからないところがあったら、
お姉ちゃんに、言ってね!」
「俺、ココアより、年上だけど…」
「そうなの?」
「俺、17歳だよ?」
「私は16歳だよ!でも、学年は同じ、
高校一年生だよね?」
「まぁ…それも、そうだな…」
一つ下のココアに、数学や算数を教えてもらうことは、
別に悪い気がしない、むしろ、良い気がする。
それでも、多少、情けないと、思う部分はあるけど、
でも、そうじゃなきゃ、ココアに、
こんな、感情を持つ事は無かった。
ココアは私学の女子校、
ナランチャは公立の夜間定時制の高校に、
通っており、
二人の通っている、学校の環境とカリキュラムは、
全く違うが、
それでも、時間が合えば、
ココアはナランチャに数学や算数、計算問題を教えているのだ。
「よーし!やる気出た!」
「うんっ!うんっ!頑張って!ナランチャくんっ!」
ナランチャは、小学五年生の算数問題を、
解いていくのでだった。
「よーし!できた!」
「じゃあ、私が、採点するね!」
ココアはナランチャが解いた、算数問題を、
採点するのであった。
「すごい!満点だよ!」
「よーし!絶好調だ!」
ナランチャは、満点の喜びを、
気持ちで表すのだった。