ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル 光の巨人   作:妖怪

1 / 1
第一話 僕が僕じゃなくなった日

 

 

 

 

それは・・・

 

深い・・・

 

深い闇だった・・・

 

苦しい・・・辛い・・・

 

自分が自分じゃなくなっていく・・・

 

・・・何故・・・どうして僕が?

 

苦しい

 

苦しい

 

苦しい

 

それはあの時からだった

 

 

 

第一話 僕が僕じゃなくなった日

 

 

 

・・・よくある事だった。

 

新人の僕達を連れた任務だった。

 

訓練部隊・・・アークスになるための一歩だ。大切な人が作ってくれた武器を携え思いをはせながら緊張してたけどそれは僕だけじゃなかった。

 

目の前の二人組・一人はヒューマンもう一人はニューマン。ニューマンが気さくにヒューマンに話しかけているのを見ていると何故か緊張が解れていった。

 

そして惑星ナベリウス

 

見渡す限りの大自然・・・危険度は少なそうだった。

 

新人たちの腕を鳴らすのならもってこいの惑星だと思った。

 

新人たちが自分たちの腕前を見せびらかすように立ち振る舞う。僕は食らいついていくのでやっとだった。

 

だけど

 

突然何かが変わった。

 

周囲から異形の生物が次々と現れた。

 

ダーカーだった。

 

何故ナベリウスにダーカーが現れた?

 

戸惑いをよそにダーカー達は次々と僕達に襲い掛かってきた。教官は死に訓練部隊の仲間達も命を落としていった。

 

僕は一体・・・二体・・・数えるくらいしか倒せない。

 

生き残っているのは僕とさっきのヒューマンとニューマンだった。恐怖のあまり僕は物陰に隠れてしまった。

 

 

そしてさっきのヒューマンとニューマンがこの場から撤退した。

 

今ここには自分一人しかいない。

 

完全に囲まれてしまった・・・逃げ場はない

 

脳裏に大切な人の姿が浮かび

 

 

死を覚悟した

 

 

けど僕は自分を奮い立たせた。

 

何故アークスになることを選んだのか

 

何かを成し遂げたかったから?

 

強くなりたかったから?

 

様々な思いが浮かんだが答えは決まっていた。

 

 

大切な人を守りたかったから

 

 

僕は立ち上がり大切な人が創り上げた武器を構えた。

 

どうせ死ぬのなら僕は二人のしんがりになると決めた。

 

目の前のダーカー達を一体・・・また一体と倒すが所詮は一人、ダーカーは次々と現れる。少しばかりの時間は稼げたが大量に浴びてしまったダーカーの因子が僕を蝕んでいくのがわかる。

 

数え切れないほど斬った・・・けど僕の体力は限界だった。

 

意識が朦朧とし始めたその時ダーカー達が一斉に引いたのだった。

 

何かの光のような物が降りてきたような気がしたが目が霞んで捉えることが出来ない。

 

残された僕はただ意識を手放すことしか出来なかった。

 

 

だが身体は感じていた。

 

 

禍々しい何か

 

凶暴になっていく理性

 

どうする事も出来ない

 

 

 

そして・・・僕は僕じゃなくなってしまったのだった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定