もしも剣姫と兎の立場が入れ替わって年齢も変わって少しだけ性格が違っていたら…? 作:坂木みさき
携帯投稿だし仕事中に浮かんだアイデアを書いてるだけなので更新ペースは遅くなってます。すいません。
ではどうぞ〜
地獄の宴会から3日後、ロキ・ファミリアのホームでは別の地獄が始まろうとしていた
「僕に闘い方を教えて欲しいって?」
「はい。私…強くなりたいので…そ、そのベルさんに教えてもらいたいなって…」
「まあ構わないけど……」
「じゃ、じゃあお願いしてもいいですか……」
「うん…「まて(ぇ)!アイズ(たん)!早まったら(アカン)(ダメだ)!」…ロキに母さん?どうしたの?」
「ベルたんに教わるのはダメや!!」
「あぁ…アイズ、悪いことは言わん…ベルに教わるのはやめておけ」
アイズがベルから闘い方を教わろうと話をしているところに、焦った声を挟んだロキとリヴェリアが居た。
「闘い方を知りたいならベートやティオナに頼んだ方がいい…ベルはその…あまり駆け出しに教えるのが上手くないのでな」
「せ、せやでぇー!ベルたんだけはやめといた方がええ!」
「2人とも失礼じゃない?僕だって教えることくらい出来るけど…」
「でも…私はベルさんに教えてもらいたいなって…」
あまりの言い草に少し拗ねつつも、二人の必死の説得によりベルが教えることを辞めようとした矢先……褐色の少女がベルに突っ込み抱き着いてきた。
「お〜いベル〜抱きつくね〜……くんくん…いい匂い…落ち着く…ほぁああ…」
「危ないですよ、ティオナさん。そして母さんが凄い目で見てるんで一旦離れてもらっていいですか?」
「やだ〜…たまには私だって抱きつきたい〜…ってアレ?リヴェリアにアイズにロキも。みんな集まってど〜したの〜?」
ベルの胸元やら首元やらに顔をグリグリ押し付け、ベルの腕を絡め取り自分の胸に這わせているこの褐色の少女はティオナ・ヒュリテ。ベルの事が大好きであるLv5の冒険者である。ちなみに慎ましやかな胸である。
「まあいいですけど…それで集まっていたのはですね…」
理由を説明したベルの言葉を聞き、閃いた!と言いながらティオナは
「なら私とベルが一緒に教えてあげればいいよ!」
と、ティオナの一言で何も解決していないというか結局ベルが教えることになったのである。
ベルに教えて貰えることになり顔をパァっと明るくさせたアイズが喜んでいる中、ロキとリヴェリアは2人苦い顔をしていた。
「リヴェリア……あんま否定すんのはベルたんもアイズたんも可哀想やから…」
「ああ……あまりにもブレーキが効いていなさそうならフィンに…いや…この際猛者に頼んだ方がいいかもしれないな…」
「せやね…フレイヤに相談しとくわ……」
アイズにとって王子様に教われる天国のような地獄のような訓練が始まる…
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場所をロキ・ファミリアのホーム内にある戦闘訓練用の中庭に移し、アイズとベルは片や剣を、片や何も持たずに向き合っていた。
「じゃあ今日はアイズ!模擬戦闘ってことにしよっか!大丈夫だよ!ベルと戦うだけで強くなれるから!私が保証するね!!」
「分かりました…けどベルさんは武器持たないんですか…?」
ちなみにティオナはベルが大好きなのでベルが言うことや、やることに何も思わず全部信じてしまうのだ。駆け出しの頃ティオナもベルとの模擬戦闘を行っており、それにより自分が強くなった経験を覚えており、散々な目にあったはずなのだがそれを駆け出しのアイズにもやらせようとしていた。
「僕のことは気にしなくても大丈夫だよ…ああそうだ、アイズ。君は遠慮無く本気で打ち込んできてくれて構わないからね……さあ…始めようか」
ベルの一言により一気にホーム内の緊張感が増し、中庭内にいた鳥たちは飛び去って言った。
アイズは体を強ばらせており、先程までニコニコしていたティオナも上級冒険者として感じたベルの殺気を感じており、ほんの少しだけ震えていた。
「…行きます!」
アイズは体を無理やり動かしてベルに向かって走り、ベルの体を真っ二つにするかのように斬り掛かり剣がベルの肌に触れる直前…
(…不味い…!このまま切ったら「剣」が折られる…!一旦離れ……)
直感的にこのまま斬りかかっても意味が無いことを気づいたアイズはバックステップで距離を取ろうとした瞬間…
「アイズ、甘いよ?…そこで後ろに飛ぶのはとても考えが甘い…けど、僕に、圧倒的格上に斬りかかっても意味がないってことに気づいたのは正解かな?……アイズ、君はセンスがあるよ……ただこれで1本目だ」
そう言いながら「1歩も動いていない」ベルが後ろに飛ぼうとしたアイズの「剣」をそのまま鷲掴みにし、「握力だけ」でへし折った。
「ティオナ、ホームの武器庫からアイズの身長に合ってる剣を持ってきてくれ。数は…なるべく多くがいい…けど「今日」はとりあえず10本でいいや。頼めるかい?」
「…ん。わかった!すぐ取ってくるね!」
「あぁ…助かるよ。…さてアイズ。次からも僕はここから動かないからどんどん斬りかかってくるんだ。今日は10本剣が折れたら終わりにしよう」
「…分かりました」
「あぁ、圧倒的格上にどうやって攻撃を与えるか、力をどう使うか、それだけを今日は考えてみるんだ。……甘い動きをするなよ?」
普段敬語のベルの高圧的な態度にティオナが顔を真っ赤にしながら頼まれた剣を取りに行き、アイズにベルはそう話しかける。
(…これがベルさんの実力の一端…やっぱりベルさんに教えて貰って正解だったかも…)
「そうだね…ロキに言って折ってもいい剣を大量に用意して貰おう。目標は僕に「一太刀」与えることにしようか、分かった?」
「はい…!」
「ちなみに僕はあくまでも「避ける」だけにするから、僕から攻撃をしたり反撃をしたりすることはないから安心してくれ。今のまま反撃しちゃうと危ないからね」
このベルに「一太刀」を与えるということは当てるだけならいつか出来るかもしれないとアイズは少し…ほんの少しだけ甘く見ていた…
……そして、ベルから「ヘファイストス・ファミリアに頼んで駆け出し用の直剣を大量な用意してもらいたい。本数はそうだね……とりあえず500本は欲しいかな。代金は全部僕が払うから」という難題を申し付けられたロキとその話をされたヘファイストスは頭を抱えていたという。
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美の女神貯蔵のベルの極秘データその2 (美の女神の一言付き)
・時と場合によって性格が変わる
・普段は穏やかであり、丁寧に話すことの方が多いが戦闘時には豹変し、口が悪くなる (かっこいいのよね…戦闘してる時のベルは…)
・疲れが溜まると甘えやすくなる (これは今の所ロキにだけらしいわね……過去の事が関係しているとは分かっているけれど…どうなのかしら)
・2つ名は正式には「英雄兎(アルゴ・ラビット)」裏では「戦闘機兎(バーサクラビット)」 (可愛い見た目なのにオッタルと遊んでいる時は割と獰猛な顔をするのよね……うふふふふ)
こ ん な ん で い い の か
あれ?!宴会の様子は!?シルというなの某美の女神とベル君のイチャイチャはどこに行ったんですか…!?
という感じかもしれませんがそのうち宴会の話は読みたいって人が多ければ描きます。
ここまで書いてきてあまりにもファミリアメンバーが話してる人が少ないので(ベル、ロキ、リヴェリア、アイズくらい)今回はティオナさんにでてもらいました
僕はティオナさん大好きなので実は原作なぞりつつベル強い系ティオナルートも書く予定が少しあったりしました。
UA6000感想も7件も頂いたりと嬉しい限りです。
もっと評価やら感想やらお待ちしてます。
次回!地獄の訓練をくぐり抜けたアイズに待ち構えていたのは色々渦巻く怪物祭!