もしも剣姫と兎の立場が入れ替わって年齢も変わって少しだけ性格が違っていたら…? 作:坂木みさき
追記、活動報告書きました。あんま内容ないですが目を通していただければと思います
私、アイズ・ヴァレンシュタインは死にかけていた。
肉体的にも精神的にも。
今も精神的にボロボロになりながらも頑張っている。
自分で頼んだベルさんとの戦闘訓練、リヴェ·····お母さんとのお勉強。
だって両方とも私のためになるから。私は強くなりたい。おばあちゃんを殺したっていう魔物に勝つ為に。私が物心着く前に亡くなったお父さんとお母さんの仇を打つために。
「·····よし、アイズ。明日からダンジョン解禁だ。今のアイズなら12階層まではソロでも大丈夫だろう·····が、心配だから明日は私が着いていく。いいな?·····そして頭を出せ」
「·····え?いいの?お母さん、まだわかんないとこいっぱいあるけど·····?」
「·····(なでなでなでなで)·····構わん。ベルとの訓練によるステータスの増加、私との勉強によるダンジョンへのことの理解。その2つが及第点を超えたと私が考えたからな」
「·····ありがとう·····お母さん」
「あぁ、気にするな。·····そうだ、今日はベル以外と訓練出来るようにしてある。昼ご飯を食べたらいつもの所に迎えば誰かはわなる」
「·····ベルさんじゃないんだ·····でもわかった、ご飯行ってくるね」
お母さんに撫でられると、おばあちゃんが生きていた頃を思い出す。普通のおばあちゃんではなかったけど私を愛してくれてたおばあちゃん。魔物に殺されたって聞いた時、私は暴走?しかけていたらしい。緑色の魔力のような、風の様なものを纏って家を壊しかけたらしい·····覚えないし今は使えないけど·····
それにしても、今日に限ってベルさんとの訓練じゃないのはなんでだろ?忙しいのかな·····?··········もしかして私との訓練·····嫌になった·····?
みっちり2週間·····(2年くらいあった気もする)ベルさんとの訓練をしていた私は最終日がベルさんじゃないことに胸がチクってした気がしたけど·····
「あ、アイズ〜!こっち来なよ!」
「あら、アイズじゃない。今日の勉強は終わり?」
「あ·····うん、ありがとう、ティオナさん。うん。今日は終わりって言われたんだティオネさん」
いつも間にか食堂についてたから気持ちを切り替えてご飯を食べることにした。·····あんまり食べすぎると訓練の時辛いけど·····でも食べないともっと辛い。··········ベルさんとのじゃないからもっともっと辛い·····ベルさんきっと私のこときらいに·········ベルさ·····
「あ、ちなみにベルさんはダンジョンに出かけたよ〜ギルドからどーしても外せない依頼来ちゃって3日くらい帰れないんだって〜ベルさん怒ってたなーまーでも怒りたくもなるよね〜「僕の可愛い(弟子の(ここは聞こえていない))晴れ姿が見れないじゃないか!」って」
「そうそう、今日は最後だからってアイズとの訓練の後に出かけるんだ〜って2日くらい前から言ってたのに。依頼については極秘依頼だからロキとベルさんしか聞いてないみたいだけど·····だからアイズそんな暗い顔しなくても大丈夫よ、ベルさんはアイズのこと·····というか家族を嫌うことは絶対ないから」
2人のその声を聞いて心のモヤモヤが晴れたアイズは手を止めていたご飯を再開した。
少しして食堂の入口からフィンとベートが入ってきてアイズたちを見つけると声をかけてきた
「アァ·····ここにいやがったのか、アイズ。ベルから伝言だ。「依頼から帰ってきたら2人でじゃが丸くんを食べに行こう!絶対だよ!だから頑張ること!」だとよ·····ったく、なんで俺が伝言なんかしなくちゃなんねえーんだ」
「まあまあベート、ベルからの頼みなんだしいいじゃないか。まあそういうことだからアイズ、明日からのダンジョンアタック、頑張るんだよ」
「アーそれと、ベルがいねぇから今日の戦闘訓練は俺とフィンが相手だ。飯食ったらしっかり用意しとけよ·····チッ!いくぞフィン」
「はぁ·····ベートは仕方ないな·····アイズ、午後は僕とだからそのつもりでね·····」
凶狼ベート、勇者フィンの2名との戦闘訓練が決まりアイズは軽く高揚感が湧いてきていた。2人ともこのロキファミリアの強者であり、ベルとの訓練の成果を出すのにこれ以上ない相手だと思えたからだ。
しかもベルさんが私の事「僕の」!「可愛い」「アイズ」!?!?(ベルとしては弟子として)「僕の可愛いアイズ」
ああ·····なんて甘美な言葉·····アイズは天に登る気持ちだった。
イヤンイヤンと体をくねらせながら結局ご飯は半分も食べれずに食器を片付け食堂から出ていった。
「ティオナ·····あれアイズ勘違いしてない?」
「そうだねぇ〜まあ、いいんじゃない?昔の私達もあんな感じだったし·····」
「まあ·····そうなんだけど」
「うん。ベルさんかっこいいから仕方ないね」
結局同じベルという魔性の白兎に恋した物なのだ。アイズを暖かい目で見守りつつ、「ライバルは(私達含めて)多いゾ」と思う2人なのであった。
おまたせしました。誰も待ってないかも知れません。
はい、今回はヤンデレの片鱗が見え隠れしてます(隠れてない)
6話掛けてようやくアイズが2度目(飲み会後からダンジョンに潜ってなかった)のダンジョンアタックになります。ここからどうなるのか誰にも分かりません。
次回、一方そのころベルは·····
※あとがき次回予告は変わる可能性があります。感想評価よろしくです!