では、どうぞ!!
俺の朝は早い。昨日こころちゃんのお父さんと話をして部屋を借りて即寝た。そして時間は午前五時。いつもならこれでも早いぐらいだが…ここではどうなのか。気になり俺はリビングに行く。
「おはようございます。」
「おはようございます、条さん。まあ、及第点といったところでしょうか。」
何だ、いきなり採点されたが一体?
「えっと、今の採点って何ですか?」
「貴方はここに来て一日しかたっていないので、どの時間に起きるのか分からなかったので。」
「成程。業務開始は何時からで?」
それによって俺の生活リズムの半分は決まるぞ。さぁどうなんだ…
「弦巻家では朝四時に起床。そこから二時間雑務を行い、六時半には朝食となり、そこから各自のお仕事になります。」
「各自のお仕事だと…俺の場合はこころちゃんの所についてお仕事ってことですね。」
「そうです。それと、こころちゃんではなくしっかりとこころ様と呼ぶように!!」
「は、はい!!」
「ですがこころ様がかしこまらなくてもよいと言われたら大丈夫です」
成程、つまりは主次第という事か。臨機応変に対応しなきゃいけないという事か。
「では各自お仕事を開始してください。」
そう言って黒服の皆さんは仕事を始めた。
「俺はどうすれば?」
「条さんはこころ様を起こしてきてもらいます。」
「分かりました。」
そう言って俺はこころちゃんのいる部屋の地図をもらって部屋に向かった。着いた俺は部屋をノックした。
「こころ様、起きてください。朝ですよ。」
ノックをしてすぐにこころちゃんは出てきた。しっかりと制服に着替えている状態で。
「おはよう!!条!!」
「おはようございます、こころ様。」
俺はこころちゃんに挨拶をする。まあ執事なんだし言葉使いは変えないと…そう考えていると
「こころでいいわよ、条。執事になったのは聞いてるから昨日と同じように接してくれると嬉しいわ。」
「分かった。こころちゃん。」
そうして挨拶を済ませて食堂に連れていくときにはもう六時半になっていた。そして俺達は食事を済まして洗濯、こころちゃんたちの部屋の掃除をしていく。
「掃除の仕方はこれでいいのか?一応やり方を確認しておくか。郷に入っては郷に従えっていうし。」
そう思い黒服さんに確認すると特に決まりはないとのことであったので俺はいつも通りに掃除をこなした。そして俺は一度自分の部屋に戻って休んだ。
「ふぅ…久々の仕事も疲れるな…」
そう思っていると部屋がノックされ確認のために部屋を出た。
「はい。」
「条。今から1つ仕事を与えます。」
なんだ?凄く急なことだから焦りなのは分かるんだが……
「今からこころ様の学校に向かってもらいます。」
「こころ様の学校に?」
こころちゃんの学校だと……
「花咲川女子学園ですよね……」
「はい。」
「ちょっと待ってください。女子高ですよね?」
「はい。」
「犯罪にならないですよね?」
「……多分ですが。」
やめろ…俺を犯罪者にしないでくれ…
「分かりました。それで、何をしに向かえばいいのですか?」
「お弁当を届けてほしいのです。」
そう言われて俺はお弁当を持って花咲川女子学園へと向かう。捕まんないよね?
一方こころの方はというと
「こころん、お昼一緒に食べよ!!」
「ええ!!」
そうしてかばんを確認すると…
「あら、おかしいわね。」
「どうしたのこころん?」
「お弁当忘れちゃったみたい…」
「大丈夫なの、こころん」
そんな会話をしていると放送がかかった。
『弦巻こころさん、お客様がお待ちです。至急職員室まで来てください』
その放送でこころは職員室に向かった。
「失礼します…って条!!」
「やあ、こころちゃん。これ忘れもの。」
俺は弁当を渡した。これで言われた仕事は終わりだから帰ろうとするが…
「条も一緒に食べましょ!!」
「俺も!?」
「ええ!!」
そう言われた後引っ張られて俺は連れてかれた。
「皆~お弁当が届いたの!!」
「良かったねこころんって条君!?」
「やあ、はぐみちゃん…」
俺はこころちゃんに連れてかれるとそこにははぐみちゃん、美咲ちゃんに加えて俺の知らない五人の少女がそこにいた。
「えっと…初めまして。俺は有栖川条。今日からこころちゃんの執事をやらせてもらいます。」
俺は軽く自己紹介した。
「お嬢様!!条君の居場所の手がかりが見つかりました!!」
「ホントですの?」
いなくなったジョーカーが何処にいるのかしら……そう思いながら映像を見ると
「なんですのこれは……」
「お嬢様?」
「なんでジョーカーが、別の人の執事をしてますの!!しかも女なんて……」
許さないわ…私以外の女に仕えるなんて…
「奪い返してあげますわ…愛しのジョーカー……」
そのお嬢様の目には憎い条が写っているのと同時に、必ず取り返すという決心がついた。
「覚悟しておいてくださいね……」
その手には手錠と鞭が握られていた。
以上第三話でした。さて主人公は学校に向かいましたがその時何が合ったのかについては次回語らせていただきます
感想、評価、ご連絡ありがとうございます。
それではまた次回お会いできるのを楽しみにしております。