「えっと、ここだよな…」
俺は黒服さんに頼まれてここまで来たのはいいが……
「うわぁ…緊張する」
俺は覚悟を決めて一歩踏み出し花咲川女子学園へと入った。その瞬間警報が鳴り響いた。でしょうね!!
「止まりなさい!!そこの人!!」
俺はそこにいた教師らしき人に取り押さえられた。しかも警報が鳴ったもんだから周りの生徒の目がまぁ怖い。とりあえず敵意はないことを伝えないと…
「ええと、私は有栖川条。この度弦巻こころ様の新しい執事として着任したものでして…」
「そうなのですか?」
「ええ、こころ様の教室はどこに」
「ここですが…まだ怪しいので職員室でお待ちください。弦巻こころさんを呼びますので。」
そう言われて俺は入校許可証を受け取って周りから冷たい目を向けられた状態で職員室まで向かった。こんなことになるなら女装でもするべきか?そんなことを考えながら俺はしばらく待機していた。
「ねぇねぇあの人?弦巻さんの新しい執事って」
「髪が白いのは白髪なのかな?」
「眼鏡がいい味出してるわ~」
ねえ何か怖いんだけど!!周りの先生たちの会話聞こえてきたけど…いい味って何!?そんなこんなで俺はこころちゃんと出会い、お弁当を渡した。
「えっと、君たちは?」
「私は戸山香澄!!ポピパってバンドをやってるんだ!!」
「おい、香澄!!流石に急すぎるだろ!!」
元気だな~この子
「えっと、市ヶ谷有咲です。」
「おたえだよ」
「牛込りみです…」
「山吹沙綾です。」
「君たちは、こころちゃんのお友達かい?」
「うん!!こころんとは友達だよ!!」
良かった、美咲ちゃんたち以外にも友達がいて安心した。
「条!!早く食べましょ!!」
「分かったよ」
そう言って俺達は昼ご飯を済ました後すぐに帰ろうとしたが…
「ねえ、条。このまま帰っちゃうの?」
「まあね。流石に女子高に男が一人ここにいるのはまずいよ。下手したら捕まっちゃうからさ。」
そう言って俺は帰ろうとしたが、こころちゃんの悲しそうな顔を見てしまい無理やり学校に残すとかいうことになった。その間俺は校内を探索していた。
「ここが屋上か。少し休むか…」
俺は屋上に行き少し休もうかと考えていると水色髪の女の子が入ってきた。
「貴方ですね、弦巻さんの執事という理由でこの学校にいるのは」
「そうですね、俺は有栖川条。」
「氷川紗夜です。風紀委員をしています。一応あなたを監視するために来ました。」
「成程、一人でうろつかせるより監視がいた方がいいってことだな。」
「その通りです。今はここで何を?」
「なーに、休憩中さ。職に就いたばっかりだしゆっくりしたくて…ここで休んでいるのさ。」
そう言って俺は寝っ転がった。その時風が吹いてしまい……
「あ」
「///この変態!!」
氷川さんのパンツが見えてしまいました。うん、いいもの見たけど悪いの俺じゃない…
「だからといってもビンタまでしなくても……」
「うるさいです!!」
何でこんなことに…その後チャイムが鳴り氷川さんは戻っていった。監視は?
「まあ、いいか…」
そうして俺はそのまま眠った。
「えっと、ここにあるかな?」
どうしよう、シャーペン落としちゃった…屋上で落としたのは覚えてるんだけど…
「あれ?あそこにいるのは…男の人?何で?」
寝ているのかな?その人に近づいて時に…
「あった!!シャーペン!!」
「誰だ?」
あ…目覚ましちゃった
「ご、ごめんなさい!!」
「えっと、君…丸山彩さん?」
「どうして私の名前を!!」
「どうしてって…テレビで一度見たことがありましてその時に顔を覚えていたので」
すると丸山さんは泣き出してしまった。
「ま、丸山さん?」
「嬉しい…私のこと知ってくれてる人がいて…」
(まあ、元お嬢がファンだったからってのもあるが丸山さんは努力家な気がするんだ。)
そんなことを考えていると丸山さんは泣き止んでいた。
「俺の名前を言っていませんでしたね。俺の名前は有栖川条。今は弦巻こころちゃんの執事をしてます。」
「条さん……ジョーカーさんって呼んでもいいですか?」
「…どうしてその名で?」
まて、ジョーカーはあいつしか知らないはずだが…
「いいですよ、丸山さん。」
「彩でいいですよ。ジョーカーさん。」
そうして俺と彩はチャイムが鳴るまでお互いのことを話し合った。
元お嬢は行動を始めていた。そのために必要な道具をそろえていく。
「さあ、待っていなさい、ジョーカー…貴方をこの手で私のものにしますわ…そのためにはまだまだ必要ですわね…」
そこに敷き詰められた道具には睡眠薬、縄、手錠、鞭という完全に拷問用の道具をそろえていた。
以上第四話でした。今回は学校編ですのでもう少し話が続きます。
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それではまた次回お会いしよう