笑顔の君は俺を導く   作:ネク

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 懐かしの出会いとは誰なのか?

 では、どうぞ!!


はぐれ執事懐かしの出会い

 昨日は色々な出来事が一気に起こったせいで俺自身も疲れていた。とにかく決まったことは俺と契約を交わしていた元当主……グウラ・ハービットは病気により亡くなり、今はフェリシアが引き継いでいる。ハービット家は元々弦巻家とは犬猿の仲らしい……その理由は商売敵というやつかな。だからこその”全面戦争”なのかもね。

 

「条!! 今日はcircleに行くわよ!! 」

「さ、circle? そこには何があるんだ? 」

「そこで今日は練習するの!! 」

 

 成程、練習スタジオというわけか。ならそこに行けば大丈夫だろうな。

 

「分かった、行こうか。」

「ええ!! 」

 

 そうして俺達はcircleへと向かった。するともう花音ちゃん達はついていて彼女たちはスタジオに入っていった。

 

「さて、終わるまで待つか。」

 

 そう思っていると……見たことのある人が入ってきた。

 

「氷川さん? 」

「あら、条さん。どうしてここに? 」

「こころちゃん達の保護者役ってこと。そういう氷川さんこそ、どうしてここに? 」

「私たちもこれから練習なので」

「私”達”? 」

 

 達ってことはもう何人か来るってことか。

「紗夜、この人は? 」

「湊さん。この人は……」

「成程、Roseliaか。」

「あら、知ってくれているのは光栄ね。」

「これはどうも、湊 友希那様。俺は有栖川条。弦巻こころの執事さ。」

 

 俺は軽く自己紹介した。その後はお互いに軽い自己紹介を終えて氷川さん達はスタジオに入っていった。

 

「まじでブームなのか? まあ有名なRoseliaに会えたのはラッキーかな? 」

 

 そう思っているとフロントで困っている女性がいた。

 

「あの……大丈夫ですか? 」

「ご、ごめん、手伝ってもらえるかな? 」

 

 なんて人だ……なんて考えながら俺はその人の手伝いをした。

 

「ありがとう~手伝ってくれ……」

「いえいえ、これぐら……」

 

 俺達は言葉を失った。だって……そこにいたのは

 

「月島先輩!? 」

「条君!? 」

 

 俺の大学に在籍していた時の先輩で……俺の初恋の人だった。

 

「どうしてここに先輩が!?」

「それはこっちのセリフだよ……大学急に辞めちゃうんだから」

「ごめんなさい……その時には執事業の関りで辞めてしまって……」

「でも元気そうでよかったよ。」

 

 まさかこんなところで再会するなんてな……

 

**

「なんか条君楽しそうだね。」

「ああ。何て儚いんだ」

「でも、まりなさんと大学の先輩後輩だとは思わなかったよ……こんなことってあるんだね」

「こころ? 」

「どうしてかしら……何だか胸のあたりが苦しいの……二人を見てると」

「え」

 

 まさかとは思うけど……それって

「”恋”じゃないか? 」

「恋? 」

「異性のことを好きになるってことだよ」

 

 こころに説明したけどこれでいいのかな……

 

 

**

「まさか、条さんとまりなさんがそんな関係だったとは……」

「でもでも、紗夜が気にしてるってことは……条に興味があるんじゃない? 」

「い……今井さん!! 」

「紗夜さん顔赤いですよ!! 大丈夫ですか!? 」

「え…ええ。」

「全く……皆練習を再開するわよ!!」

 

 一番湊さんが気にしているんじゃ……でもどうして湊さんが? 

 

「どうして、思い出してくれないのよ……先輩。」

 

 

**

 俺と先輩はそのまま色々な話をしていた。今まで話せなかったことや大学での思い出……そして、俺が今ここにいる理由も

 

「そう言えば条君はどうしてこころちゃんの執事に? 」

「それはですね……フェリシアの執事をやめまして」

「やめた!? 」

「ええ。その後にこころちゃんの執事になりまして」

「そう……」

 

 なぜか先輩は悲しそうな表情をしていた。どうしてだろうと考えていると……

 

「条~練習終わったわよ!!」

「分かった、こころちゃん。そうだな……少し休憩してから帰ろうか。」

「ええ!!」

「先輩もどうですか? 」

「そうね……そうしようかしら? 」

「私たちもいいでしょうか?」

 

 そう言って氷川さん達もやってきた。そして12人分の飲み物を買い席についた。

 

「しかし……凄いな。皆バンドやってるなんて……」

「そうでしょうか? 」

「俺の周りではそんなこと無かったからね。」

 

 俺は昔のことを思い出してもやっぱりあいつが邪魔をする。クソ……

 

「俺さ……どうしても気になることがあるんだ。」

「気になることですか? 」

「ああ。なあ、湊さん。俺達ってどこかで会ったことあるか? 」

 

 先ほど思い出した記憶の中からなぜか彼女の名前が出てきたのを思い出した。気のせいならいいんだが……

 

「思い出したのね、先輩。」

「先輩……え……まさか……友希那ちゃん!! 」

「思い出すのが遅いのよ。」

 

 まさかと思ったけど、また会えるとはな……

 

「二人は知り合いなんですか?」

「ああ。中学の時に少しね……」

「知り合い多くないですか? 」

「うん。俺も驚いてる」

 

 まさか会えるなんてな。

 

「先輩、約束を覚えているかしら?」

「約束? 」

「ええ、もう一度会えたら私と付き合うって……」

「え……」

「「ええええええええええええええええええええええええええ!!!! 」」

 

 まさかの発言で周り修羅場ですよ!! 何してくれてるんだ友希那ちゃんは……ほら、今井さんなんて驚いて泡吹きそうになってるし……

 

「条。」

「こころちゃん? 」

「あとで説明してくれるかしら? 」

 

 ヤベェ……目が笑ってないよ……

 

「分かった。先輩との出会いと友希那ちゃんとの出会いについて話すよ……」

 

 そうして俺は話し始めた

 




 以上第八話でした。今回の話は一度であったことのあるというテーマです。元々まりなさんとは先輩後輩関係にしたかったのでこれでいいんですか......友希那に関しては書いている途中にこうなりました。次回は、友希那との出会いにしようかなと考えています


 それではまた次回会いましよう!!
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