Traveler in Another world ~夢と絆と音楽と~ 作:世界一うるさいチンパン
…生きるということは、単純作業である。
当たり前のように寝て、ご飯を食べ、学生は学校に、社会人は自身の
向かう。
だが、それはこの小説を読んでいる貴方の世界での話である。
とまあこんな冒頭にメタ発言をぶっこむのはなんだが、よくよく考えれば筆者である自分の言いたいことも分かるであろう。
この世界には当然のことながら、正義のヒーローも某悪の秘密結社もいない。あるとするのなら、強盗、殺人、交通事故といったよくニュースで見かけるようなものだ。
そう、あなたの世界でなら…。
貴方は門矢士という人物を知っているだろうか。例とも知れずいろいろな世界を渡り歩き、仲間とともに様々な景色をその眼に焼き付けた者の存在を。
彼は戦った。
己の死に場所を探すために。
そして彼は辿り着いた。
己の死に場所を。
彼の通り名は
『
世界を渡り歩いたものの歴史は、十年という長い歴史の末にその幕を下ろした。
本来、世界を旅するということは、素人では到底不可能な修羅の道である。ましてや子供が門矢士のような道を行くなど到底無理な話だ。
そう少し前まではそう思っていた自分がいた。
もしそのような人間がもう一人いるとしたら?
もしその人間が、門矢士とは全く違う景色をその眼に焼き付けていたとしたら?
もしその人間の心に、深い闇が宿っていたとしたなら?
◇◇◇数年前、東京都内アパートの一室◇◇◇
痛い…
痛い…
苦しい…
深夜、その部屋の中から鳴り響くのは、うるさいほどの怒声、罵声、そして何かを殴打する音…。
〈ドカッ!バキッ!!〉
「うぜーなお前はァァ!!」
「うぅ…。グフッ!!」
その幼児の体には見たものが思わず顔をしかめるほどの大量のアザ。そして
「俺に歯向かいやがって!!ここまで育ててやったのはいったい誰だと思ってやがんだ!?ああ!?」
罵声の主はその幼児の親、皆は分かったであろう。俗にいう幼児虐待というものである。
「ご、ごめ…グゥッ!!」
「あ!?聞こえねえんだよ!!〈ドスッ!!〉」
父は幼児を蹴る、殴る、罵倒する。幼児はそれを受け入れる。なんの抵抗もせず…。ただひたすらに…。
暴力という名の愛の
幼児は考えた。
どうにかしてあの地獄から抜け出せないものなのかと。
幼児は悩んだ…
悩んだ…
悩み続けた…
そうだ…
殺してしまおう…
その日の夜、真っ赤な液体を薄汚い部屋着に浴びたその幼児の口元には生まれて初めての笑みが浮かんだ。ただその笑みは、
復讐を終えた達成感のある、幸福に満ちた邪悪な笑みであった。
そしてわずか9歳にして
しかし、人生で一度は出会うだろう恩師に心を救われた彼は、その世界で仲間を守るために戦った。
出会いと別れを繰り返し、世界を渡り歩き15歳となった彼はいつしか分かれた世界の住民からこう呼ばれるようになった。
『
と…
彼は様々な世界で時に戦い、学び、恋をして、苦しみを乗り越えて強くなった。そして自分の運命にも打ち勝ち、また違う世界へと歩き出す。
その者の名は『霧島玲』。後世にメサイアと名を遺した、
これは、彼が如何にしてメサイアとして名を残したのかを記した壮絶なる人生の物語だ。
『Traveler in Another world 』
いかがだったでしょうか。まず前提として頭に入れておいてほしいのは、
・玲はこの世界以前にも、たくさんの世界を旅している。
・玲は世界を移動するたびにその世界に適切な年齢になる。
ぐらいですね
次回は主人公に関する詳細をサクッとまとめてから本編に入りたいと思います。
本日はこんな駄文を読んでくれてありがとうございます。
彼の今後の物語を書く上で主要となる物語を、もう一つ裏で書くつもりなのですがどちら小説が先の方がいいですか?
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