Traveler in Another world  ~夢と絆と音楽と~   作:世界一うるさいチンパン

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 ホントに申し訳ございません。バイトやらなんやらで、はや3か月間も投稿を休んでおりました。
 
 一応本職高校生なので、長い間休んだ時は忙しいんだなみたいな感じで思っておいてください。

 まさかの最終話からのスタート。最後に、玲の今後の物語に関する重要な伏線が張られているのでぜひ最後まで見てください。

 それでは、第0話どうぞ。


2人の少女と世界の旅人編
第0話


音楽というものは興味深いものである。どんなにつらい状況であろうが、その瞬間にどんなことを思っていようが、必ず懐に入り込み感情を操作する。

 

 音と共に生き、音を愛し、音がすべてを作る街、その町の名は『加音町(かおんちょう)』。まさに、音在りにして、この町有り…。そういう言葉が丁度いい町である。

 

 その日加音町は、これでもかと言いたげな程に、静寂で包まれていた。いつもはそんな静寂すらかき消す至る所から流れる音楽も、常日頃から活気にあふれたこの町の住人の声も聞こえない。

 

 いや、よく耳を澄ますと聞こえてくる音がある。何かと何かがぶつかり合う激しい戦闘音である。

 

 その音は段々とこちらに近づいて来ており…

 

 

《ドォォォン!!!》

 

 

 突如、とある建物の壁に何かが突っ込んだ。なにかが突っ込んだ建物の壁には大穴が開いており、支えを失った細かな瓦礫が重力に逆らうことなく落ちていく。

 

 建物の中を見せまいとするように、モクモクと上がる煙。

 

「ハアァァァ!!」

 

 その煙を搔っ切るように、一人の少年が飛び出した。少年は未だに戦闘が継続している場所へと向かう。

 

「ダラァァ!!」

 

 少年は目の前の標的に向かって拳を繰り出すも軽くあしらわれ、すぐにカウンターを受ける。今加音町に聞こえるのは先ほど言った戦闘音である。

 

 通常戦闘音といえば、人同士が殴り合う口でも説明が容易なものであるが、この戦闘音に紛れて聞こえるのは何かが猛スピードで飛ぶ風を切る音。なぜこんな音が聞こえるのか…。答えは簡単である。

 

 彼が、いや。彼らが戦っているのは、人ではないからである。

 

 ここで少し時を止め、相手を観察するとしよう。

 

 上空からおよそ数十メートル離れた橋に浮かんでいるその敵は、一見普通の人である。2本足で歩き、背筋は敵ながらも律儀にピンと伸び、腕も生えている。しかし外見をよく見てみると、いくつか人間の体と異なった点がある。

 

 顔は普通の人間なら即座に病院を呼びたくなるほどの色白具合。その顔には、鳥の口を限界以上にこじ開けたような仮面。そこから見える赤く染まった瞳は、もはやラスボスの代名詞ともいえる。

 

 その髪の毛から伸びる赤く長い髪の毛。そして何より注目すべき点は、足である。彼の足は、付け根でしっかりと2方向に分かれており、細く、長い。その2本しかない指の先には、かぎ爪が。そう、彼の足は鳥その者である。

 

 これらの特徴をまとめ、今戦っている敵に名前を付けるとするのなら、間違いなくこの名前が当てはまるだろう…。

 

『鳥型の超人・ノイズ』

 

 時は再び進み、戦闘が再開される。少年は軽くあしらわれた直後、ほぼゼロ距離でノイズの放った光弾を受け、建物に向かって吹き飛ぶ。

 

 建物に再び突っ込もうとする直前、彼の背後に光の速さで何者かが通過し、彼を助けた。

 

「大丈夫玲!?」

 

 少年を助けたのは、ピンクの髪色をした少女だった。少年-『霧島玲』を助けた少女は彼に問う。

 

「ありがとう。メロディ」

 

「お礼なんていいって」

  

 玲を助けた少女『キュアメロディ』は、玲の感謝の言葉に対し笑顔でそう返す。そしてそのメロディの周りに現れたのは、3人の少女。

 

「玲、無理しないでね」

 

 玲を心配気味に忠告するポニーテールの白髪の少女『キュアリズム』。

 

「あいつ…やっぱり強いわね。慎重に行きましょう」

 

 ほかの4人に対してそう警告を促すオレンジ色の髪の少女『キュアミューズ』。

 

「玲。私たちが一緒だから。何があっても絶対に守るから」

 

 玲の手を握り、そう語りかける紫の髪の少女『キュアビート』。

 

「りょーかい」

 

 玲はビートの言葉に返答をし、彼女たちの少し上空に浮かんでいるノイズを見据える。

 

「いくらあがこうとしたところで無駄だ!」

 

 ノイズは彼らの目つきが気に入らなかったのかそう吐き捨て、両手から赤黒い光弾を出現させる。

 

「みんな…行くぞ!!」

 

 玲の号令で5人が一斉にノイズの元へと突っ込んだ。

 

 そもそも何故彼は、少女たちと共に戦っているのか…。

 

 彼はどのようにして、今に至るのか…。

 

 その全てを知るには、少しばかり時間を巻き戻す必要がある。

 

 彼と4人の少女達、『スイートプリキュア♪』とが出会った、あの日まで。

 

 そして、その時彼はまだ知らなかったであろう。

 

 この戦いが彼の物語の序章にも過ぎない、前座だったということを…。

 




 次回から本編通りの時間軸で行きます。もう一つ付け足すと、本編通りの時間軸の間は全てオリ主視点になります。
 
 モチベーションが上がるので、感想などを書いて頂けると幸いです。

 それではまた次回。今回もこんな駄文を読んでくださりありがとうございます。

 

彼の今後の物語を書く上で主要となる物語を、もう一つ裏で書くつもりなのですがどちら小説が先の方がいいですか?

  • 暗殺教室
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