私、天音響花は今年で高校2年生♪な4月の終わり、Y×2shの新曲のCDを受け取りに行ったらその帰りにご本人遭遇!からの床に吸われてって…何がどうなってるの〜!
とりあえず、一旦同刻の違う場所から‥もう一人の語り部の場所から今回は始まるよ。
地球時間同日17:00とある時空の狭間
「大人しく投降しなさい!」
『そう言って過去に投降した犯罪者でも居るの? 、どっちにしろまだ捕まるわけにはいかないのよ!』
私は____と自己紹介をする間もないから状況を説明すると今、私はエヴォルスコアというテロリスト集団を追って、ちょうど船で別の世界へ逃亡を図っている所を棚からぼた餅的に発見し、追っている……
ふぇ? 私が乗っているその大きい鳥がなんだって? それもまたおいおい説明するね。
そして私はその組織を追って決まり文句を投げかける。
「降参した方が身のためだと思いますよ?」
『なら、私たちよりももっと追うべき組織がいるんじゃないの?』
耳にタコが出来るほど聞いた返しだ。
「どの人もそれ言いますね、優先順位なんか発見した後じゃ関係ないですし……あと、貴方たちが持ち出した“それ”関連の話は全部私の担当ですから」
届きそうな位置まで近づけた……私はワイヤーのついた矢をつがえて甲板に突き刺し、私を運んでいたその鳥の背中からワイヤーの巻き取り機を用いて飛び移る、艦橋は目と鼻の先だ。
数々の砲門から放たれる弾を的確に交わし、視力と反応速度だけは舐めないでもらいたい……そして艦橋の窓を破り……
ここで油断した私がバカだった。
『今更登ってきてもムダ……もう着いちゃったから』
「なっ? ……」
背中のほうを見るともう時空の扉が開き、夕暮れ空が顔を覗かせている。
そのまま船ごとその世界へ入っていく、戦艦内部はそうでもないけど、戦艦の外は突入時に大きく揺れが生じる、これにより私は甲板の上から振り落とされて、一緒に私が取り戻す為に追っていた“それ、の一部が散らばっていくのも見えた。
そして、穴の先のとある廃墟の敷地内にある芝生へと落ちた。
「もういっかいっ……!?」
すかさず私はもう一度弓を構えるけれど……火花が散ったのが見えてよからぬことを一瞬で悟った
「そんなぁ……」
しばらくメンテナンスに割く時間がなかったり連続使用が多かったが故のガタがこの揺れや衝撃をきっかけに一気に現れて、私の装備は一気に機能停止している。オマケにこの世界に“魔法”が日常的に根付いているかわからないから、”奥の手“を使っていいかもわからない。
「ゲームオーバー……か」
悔しいけど、その戦艦が飛び去っていくのを見ているしかなかった。
その戦艦が見えなくなった頃、私を乗せていた鳥が戻ってきた。
「ありがとう、休んでて、“ラープリューム”……おつかれさま」
ラープリュームというのはこの子……いやこの鳥? ……どっちでもいいや、とりあえずラープリュームというのはこの子の名前、和訳すると“幸せを運ぶ羽根”……まあそんな話も今はいいんだった。
とりあえず、ここがどこかとこれからどうするか……と考えるまもなくここが何処かわかりそうだった。
「……日本語? ……中文ではなさそうだし……いや日本語であって、お願い……」と独り言をぶつぶつと言いながらもハッキリした事実は一つ掴めた、”ここは地球だと“、”私は今、地球に来てしまった”と言う事実だ。
ここから少し前、響花が落ちていった穴の先
「─────カナじゃ……ない、似てるけど、違う……どうやって入ったの? なんでここにいるの?」
再び私響花に語り手戻りましてっと……私は彼に警戒されたままだ、でもどうやってって聞かれたって私はただ携帯を返しに行ったら突然だし……
「だんまり?」
「違う、私だってなんでここに来たかなんでわかんないんだって……」
「濁すなら問答無用!」
私は正直に全ての事情を説明すると彼は……なんと私に飛びかかりボディチェックを始めた。
「ちょっなにするの! 、ヘンタイ! スケベ! いいからやめっ……ってあそぉこはらめぇぇ……ッ! 首が締まっ、ク、クビィィィ!」
「やっぱりあった、なんでこれ持ってるの? 、どこで手に入れたの?」
どうやら彼の探し物は母さんの笛だったみたいだ。
「カナに変装して僕に近づこうだとか思っても引っかからないぞ、僕の知能はそこまで低くないから、そこまで見くびられてたとはね……ねぇ! その化けの皮剥いであげようか? 正直にした方が楽だと思うけどなぁ……」
彼は言うだけ言った後、私を馬乗りにしたまま頬を抓ってくる、これが地味に痛い。
「
やっと彼は手を離してくれた、馬乗りにされて身動きは取れないけど。てかこの子重ッ!
「これは私の母さんが失踪する前に私に預けたんだ……だから、この笛がなんなのか詳しいことは、知らないんだって……」
そう言うと彼は少し顔を顰めた、記憶を探ってるのかな?
「イヤ、チガウヨネ……もしかして君……ひか……」
「そっちじゃなぁぁぁい!
でもこれで頭の中で何かが繋がった。
「でもお兄ちゃんの名前知ってるって事は……もしかしてキミがずっと言ってる”カナ“って”
「カナのこと、知ってるんだ……でもカナに娘って居たっけ……」
「失礼な、私は
彼は私の名前を聞くとハッとした顔になった直後、頭に? を浮かべてる。
「……カナがキョウって呼んでた子と、今の君とが合致しないんだけど……てかあの子、女の子……だったんだ」
確かにちっちゃい頃よく男の子と間違われたよ……掘り返されたくないけど。
「母さんが君に私たちの話してた事とかあったの?」
「写真を僕に見せながらね‥でも一回連れて来た気もするんだけど……」
すると彼は私を馬乗りにするのをやめて解放した。
てか、大事なこと聞き忘れてた!
「そう言う君の名前聞いてないんだけど……あと母さんとはどう言う関係だったの?」
そう聞くと、彼はすんなり答えた、答えたんだけども!
「僕はカナの
よくわからないけど聞き覚えのある単語の羅列だった。
「……えーっと何処からが名前?」
「個体コードよりあと……だから“rising=angel”が僕の個体名」
それを言い終わると、身の丈の半分ほど大きさの翼をバサッと背中から広げた、そう言えばここまでずっと馬乗りにされてたから気がつかなかったけれど、彼の背中には翼があり、エンジェルの部分は納得だが、一つ気になった。
「そのライジングってどっちの意味?」
「どっちって?」
「“飛び上がる”なの? それとも”成長する、させる、もしくは成長途中や過程“の意味?」
「後者、だね」
「とりあえず、君がカナの娘かはまだ疑ってるけど」
「えぇ〜……」
「この笛は本物だし、カナから託されたって部分はキミの様子から嘘ではなさそうだから、敵ではないってところは信じる。
まあ、ここにいてもアレだし、案内するよ」
「あ、ありがと……あっあのね?」
「なに?」
「ライジング=エンジェルだと長いし、ライジングって呼ぶのもエンジェルって呼ぶのも違和感あるし……君のこと、なんて呼べば良いかなって」
「基本的には個体コードで呼ばれてたけど、カナたちからは、“ライ”とか“1号”とかそう言うニックネームだったかなぁ‥」
「ライとか1号とか? ‥じゃあ、ライトって呼んでいい?」
「ライト? ……」
「なんか、”ライ“とかって言った時にライよりライトの方がなんか響きがいいかなぁ‥って」
彼は少し悩んでから、ニッと笑って「嫌いじゃない、じゃあライトでいいよ」と了承してくれた、てか子供のような顔立と身長も相まって笑顔が似合うなぁ。
それからさっき居た廊下を抜けると、さっきまで見えていた格納庫のような空間は想像よりも遥かに広かった、でも所々に家具等が配置されていて意外にも殺風景ではない、むしろ秘密基地の様な感じもする、そしてその家具のひとつひとつもよく見た覚えのあるものばかりで、ここの整理整頓は天音奏叶の手によって施されたと言う事を言わずともわかるほどに言葉なく物語っている。
そして突き当たりの壁際には、母さんが乗ってた機体である、1号機がカタパルトにセットされている。
「うわぁ……」
「カナはあのあとここに“アレ”と、僕を残してどこかに行っちゃったんだ」
私は母さんの乗っていた機体に初めて自分の指紋をつける、だけどこれ以上触るのはやめとこうかな。
「じゃあ君も、ここから先の足取りは……」
「うん、知らない、“来るべき時の為にライ、貴方が必要なの、その時に迎えにくる“って言ってどこかに行っちゃったんだ、実際に君が入って来るまで僕はここで
となると、母さんはここにはずっと居なくて、感じてた気配はライトだったんだ。
って冷凍保存!?
「でも、”来るべき時“に誰が来るとは言ってなかったから、それが君って可能性もあるけど……あぁ、掛けていいよ、立ちっぱなしじゃ疲れるだろうし」
彼は私を気遣ってソファーに座るよう促し、私は言葉に甘えて腰を下ろす、かなりふかふかとしていて、横になったらすぐにでも眠りに落ちてしまえそうな感じがする。
そしてソファーに腰掛けて背の低いテーブルの上を見ると、今では滅多に見かけない記録メディアが並べてある。
「───でも今がその時じゃなかったら僕はそれまでここで……って聞いてる?」
「────────懐かし〜♪ 8cmCDに
「そんなにこれ珍しいものかな?」
「いや、珍しいとかって言うより……この字やラインナップは間違いなく母さんのだって思っただけ」
私の母、天音奏叶にはわざわざMDに音源を焼き直す習慣があった、私が小さい頃の自家用車のカーステレオがMDしか使えなかったり、小さくて持ち運びが便利だからって理由だけで。だから焼き直しした名残でラベルは全て手書きなのだ。
8cmCDの数々はただの趣味で持ってた品々だった気がする。
「これとか結構聴かせてもらったなぁ……これは知らない……へぇ、って母さんそんな趣味あったの!? ……」
気がつくと私は夢中でそのMDの入ったケースを宝箱から目当ての品を探すように漁っていた。
「
「アッ、イヤ……ごめんなさい、懐かしくてつい……」
「でも、どうやったら確かめれるのか……今がその時であるのかと君がホントに……「ッ!?」」
時計が17:00を刺した頃、強い揺れと共に何かがこの上を轟音をたてて横切った。
それに呼応する様に室内にブザーが鳴り響き、外の様子がテーブルから投影され、真っ黒なイージス艦のようなものが細かな光を散らしながら空を飛んでいる様子が映っている。
「なにこれ……」
「明らかに“
「こっちの?」
「君はパラレルワールドとか、平行世界って信じる? まあ信じる信じない聞く前に結論言うとあるんだよ、異世界は。
空飛ぶ戦艦なんてここの技術じゃない、って事はカナが予測していた”来るべき時“ってこれのことかもしれない」
時刻同じくして、とある場所では……
『ゲート開いたぞ』
「やはり、やな予感は当たるもんだな」
『俺たちが出た方がいいか?』
「いや、現地で待機しろ……新しい戦力の出番には丁度いいからな」
『って言って3機中まともに飛べるのは1機だけだろ?』
「その3機がダメだった時がお前らの出番だ」
『あいよ了解、頼りにしてるぞ、海堂司令』
「俺じゃなくアイツを頼ってやれ」
彼が
「────────スクランブルシークエンス発令、シュミレーション通り、04レイジング=ドラグーンと06フレア=フリューゲルはバッテリー駆動+AI操縦で発進させろ、05の準備はどうだ?」
『────────こちら05ミラージュ=エルフ、パイロット、
「────────こちら司令室、了解……期待してるぞ」
『言われずとも頑張ります……』
その戦闘機に乗った少女が通信を切ると、コックピットの奥からも声がする。
『緊張してない? 、大丈夫?』
「全然、何のために訓練してきたと思ってるの……さ、いきましょ」
そう言って通信を切ると整備班が彼女に声をかける、それに答えたあとに彼女は私が母さんにもらった笛とよく似た笛から鍵を出して差し込んだ。
「セーフティリリース……ユニゾン、ゴー! ……」
鍵を回すと一気に動力が流れ込み、様々な装置が動き出す。
「……コアとの接続、異常なし……出力安定、コネクトレールにドライブウェポン確認、接続異常なし……ランディングギアの格納……正常に完了。
カタパルトレールへの接続をお願いします」
彼女がそう言うと機体が載っている床がそのまま移動して二本のレールの間にさっき何かを取り付けたレールの上側がかみ合わさった。
そしてそのレールの先端にあるハッチが開き、レールが通電して磁力を帯びた。
『滑走進路、角度ともに問題なし、
「MB-05ミラージュ=エルフ、
リニアモーターカーの様な機構で高速で機体が発射され空中に投げ出されてから推進装置が起動しさらに速度を上げる、そしてその後ろに遅れてバッテリー駆動で発進した2機が付いてきて3機編隊で現場へと飛んで行った。
「目標を補足、無線の周波数探れましたか?」
『こちら司令室、現在解析中……』
「了解、警戒を続けます」
宙を舞う戦艦にピッタリと付いて警戒飛行を行い、領空内への侵入経緯を確認を図ろうとする。当然その戦艦への無線周波数は探れるはずがない、だが、その戦艦側には無線の内容は筒抜けだった。
「※|I heard that there is no such weapon in Japan in this world.《こっちの世界の日本と言う国にはこの様な兵器は持っていないと聞いてたけど》」
「※|But if we don't do it, they won't shoot.《でも彼らはなにもされなければ動けないとも聞いたことがある》」
その船に乗っていた彼女は不敵な笑みを浮かべた。
「※
「※oh,
すると面白半分なのか、銀色の卵の様な物がひとつ船の外に投げ出されて、それが割れると羽の付いた巨大な爬虫類のような生物が現れた。
『解析結果……TYPE-Un、金属生命体である事以外は、データベースの情報に合致する例が存在しません』
その巨獣は3機を襲い、その港の防波堤を抉る。
『デリート許可、今はそれしかない』
「了解、アタックフォーメーションC、いきます!」
3機が等間隔に並び正三角形の各頂点の位置関係をとり、弱点位置を探りつつ足止めする。
「ミオ、サイズはかなり大きいけど、恐らく“私”と同種ね」
「って事はひたすら削ってコアを露出させるしかないのね……骨が折れるわ」
そしてその状況は、無線こそ聞こえてないけれど、私の所からも確認できた。
「あのおっきいのなに? 」
「かなり大きいサイズのメタフルだね」
「メタフル?」
「特殊金属生命体、エネルギー源の塊であるコアを包む様に液体金属で体表を構成してる古代生物……でもこの時代にこんなサイズ……まさか」
ライトは何かに気がついた様な顔をして、その後すぐに机の下にある引き出しから紙の束を出した。
「……流石に違うか」
「どう言うこと?」
「過去の文献でみた気がしたんだけど……なんとかの武器と天秤を探して空からから成らず物と獣が……見たいな話」
「なにそれ?」
とその話をしている間にあちらでは‥
『フレア=フリューゲルおよびレイジング=ドラグーン、実用行動時間終了、帰投させます』
「了解、単機でやれるだけ……」
『お前も帰投しろ、優たちを向かわせる』
「────なっ……私はまだ飛べます! 飛ばせてください!」
命令を無視して彼女は果敢に接近し、機銃で攻め込む。
『どっかのバカにそっくりだ……その勇気に免じて単機戦闘を許可する、ただし後15分、もしくは機体損傷率30%を超えるまでの間だけだ』
司令官である海堂はこのように意外とチョロい。
って、そんな話もいらないんだった、彼女は許可を得てその獣に立ち向かうも、歯が立ちそうな気配がない。
「大丈夫かな……」
「これじゃ無理だね、カナがいれば、こんな時……」
私とライトはただその状況をモニター越しで見ることしかできずに立ち尽くす、すぐ後ろに母さんの翼があるのに。
「キミじゃ動かせないの?」
「僕一人じゃ……もう一人いればなんとか……」
「なら、私じゃ、だめ?」
提案したものの、彼は私を見て「正気か?」と言う目をしている。
そうしている間に、彼女の機体に怪物の前脚が迫りギリギリで交わす、けれどすでに疲れが目に見える、長くは持たなそうな上に流れ弾で街が少しずつ崩れていく。
待って! 、崩れていく街の映像の中に
「ちょっと!」
私は階段を駆け上がってキャノピーのハッチを開ける、それをライトは全力で止めにくるけどもう遅い。
「見てるだけなんて嫌だ、どうにか出来る可能性があるなら私はトライしたいんだ……」
「可能性って、操縦もできないってのに?」
「大丈夫……フライトシュミレーターなら何回もやらせてもらったもん!」
ライトは大きいため息の後「やれやれ」と言いながら私を止めるのをやめた。
「カナと一緒だ、やるって決めたらもう止めれないタイプか……」
「そりゃ後悔するって思うくらいならやれ‥でも「言った以上はやり通せ!」でしょ? カナの口癖……まあ疑ってたけどちょっと信じる気になった、キミがカナの子だって……その話、乗ってあげるよ。……君が戦少女に相応しいかどうか、見極めさせて貰うから」
To be continue
※:表記上は英語ですが設定上は異世界語で話しています。(これ以降も「※」の付いた英語は実際には異世界語になります)
次回予告
厄介ごとに首を突っ込むのは悪い癖ってよく言われるけど、大事な人たちがいる街をほっとける訳ないじゃん!
あの怪物をこれで退けれるんだよね?借りるよ、母さん!
次回、第3話「カナリア、飛び立つ」
ちょっと面白くなってきたでしょ。